国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

東北関東大震災について

2011年03月14日 | マスターの独り言(日々色々なこと)
11日(金)の午後2時半過ぎに衝撃が走った。
今までそれ相応の地震体験をしているが、
実際に建物が左右に大きく揺れるほどの地震というのは初めてだった。
幸いなことに無事に避難ができて、
外を見てみればいつの間にか黒い雲がたなびいている。

僕の住む埼玉県は海に面しているわけでもないから
地震後津波に襲われる可能性は限りなく低い。
辺りでは火災が起きている様子もない。

地震から無事に逃げられてほっとしているのもつかの間、
付けたテレビでは震源地の様子が映されている。
大津波が街を呑み込み、
石油コンビナートが燃え上がっている。
しかも余震が収まる様子もない。

自分の生活範囲内では取り立てて変わった様子もないのだが、
テレビの向こう側ではおそろしいような光景が映し出されていた。

その後は仕事にもならず帰宅になったのだが、
車を走らせていると急に辺りが真っ暗になっている。
いつもなら明かりの灯っているはずの街灯は光らず、
街々の光もない。
24時間をうたうコンビニも暗く沈黙を守るかのように閉まっている。
ちょうど曇り空であったため広い田畑までが闇に飲まれたように暗い。

家に帰り着いてみればどうやら停電であった。
この日はこれまた幸いなことに車で出勤をしていたから
無事に帰ることができたが、
もし電車通勤をしていたならば帰宅も叶わなかっただろう。

部屋では物が散乱をしていたわけではないのだが、
スピーカーが傾き、CDもごちゃごちゃになっていた。

後になって気づくのだが、あの時体験した地震はただごとではなかったのだ。
現に今もその影響は広く及んでいる。
多くの人の命が一瞬で数字に変わってしまい、
生活をしていた街が一瞬で姿を消してしまう。
自然の猛威というのはかくもおそろしい物だと改めて思う。

計画停電ということで
僕たちにできることは僅かなことかもしれないが、
少ない電力を被災された方々に提供するのは当然のことだと思う。
そんなわけでこのブログの更新も滞るかもしれないが、
被災地の方々に1日も早く平穏で心休まる日々を送って頂きたいと思う。

今回被災された方々のご冥福とこれからの安全を拙にお祈りします。