国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

ヒップホップ事始め ジャズ・ヒップホップ学習会 第2回

2011年03月05日 | 他店訪問
今日は『いーぐる』で、第2回目のヒップホップ学習会があった。
今回は3時半から店が開店ということで、
着いたらすでに人の列ができている。
前回も大盛況だったから多くの人が来そうなのは予測が付いたが、
開店前に並ぶことになるとは思いもよらなかった。

しかも今回はあの『東京大学のアルバート・アイラー』や
『アフロ・ディズニー』などで共著として名を連ねている大谷能生氏と
中山康樹氏が解説を行う。
しかもお題が「ビバップとヒップホップの親和性」という
いよいよジャズとヒップホップとの繋がりへと入っていく。

講演については、これからじっくりとまとめていきたいと思うのだが、
約4時間近くの講演会となり、
ヒップホップのみならずビバップについてもじっくりと迫ることができた。
目の前でトラックを作っていくなどの実践的な様子も見られて内容はかなり濃かった。
何よりも今まで靄がかかったようによく分からなかったヒップホップの聴き方が
おぼろげながら見えてきたことが大きい。

音楽は何もしていなくても自然と耳に入ってくるため
「聴き方」などと大上段に構えると反発してしまうこともあるだろう。
中山康樹氏も『JAZZ 聴き方入門!』(宝島社新書)という本を出しているが
音楽というのは自然と耳に入ってくるからこそ難しい。
きちんとした「聴き方」をしているようで、
美味しいところまでしゃぶりつくしていないことが多いのだ。
「自然に耳に入る」から、「音が自然に身体に染みつく」という段階まで行くためには
やはり聴くポイントが大事になってくる。

今回の連続講演でヒップホップの聴くポイントがいくつか見えてきた。
それが大きな収穫だった。
それが「ビバップとヒップホップの親和性」という今回のテーマにもつながり
ふっと納得ができたこと何よりも嬉しい。