bikepit saito

自転車屋の日々

極東プロエース

2018-09-07 18:50:00 | 自転車
自分で使う用に今は無き “極東ペダル” の “プロエース” をストック箱から引っ張り出しオーバーホール。回転は未だスムース。
黄ばみを落としベアリング周りを洗浄しグリスを新しく。



トークリップ&ストラップ時代の高級ペダルには内側ベアリングの横にスパイラル状の溝が彫られていましたね。
今は別の技術の発達で必要無くなったこの溝、さてなんでしょうか!?



最初、キャップを外すのに専用のスパナが見つからず、まあ中古傷ありという事でプライヤーを使って外しましたが、きれいなスペアーが欲しい今日この頃であります。
最後の玉あたり調整は非常にやりやすかったです。当時の日本の物造りの素晴らしさを改めて実感した次第。

思い出の雑誌たち

2018-09-04 12:16:00 | 日々のできごと
中学生の頃から買い集めていた思い出の雑誌たちを処分する事にしました。






(↑この3枚の写真でおよそ半分の量です。残りは昨年末に一度処分しています。)


最初に手にした "サイクルスメ[ツ" には本当に色々な刺激を受けました。
サイクリングの楽しさと基本的なメカの知識を教えてもらいました。





そして "ニューサイクリング"。
バックナンバーを買いあさり、そのマニアックな内容により深い深い自転車の沼へ引きずり込まれていきました。







整理している時に誤植を発見。



自転車界に久し振りに新風を送り込んだ新しい雑誌、"バイシクルクラブ"。
こちらは創刊号から買い始めました。



雑誌はすべて買い取り専門で自転車関係に強い "古書店 三月兎之杜" 様にお願いしました。

しかしバイシクルクラブだけはきれいな状態で創刊号から揃っているという事で、バイシクルクラブの "エイ出版社" 様へ直接寄贈させて頂ける事になりました。
生まれ故郷に戻ってまた活用されるなんて、自転車好き、自転車屋冥利に尽きます。ありがとうございました。



その他に古いオートバイの雑誌も少し出てきました。
これはすべて自分の乗っていた "CB400F" の特集や、少しでもCBに触れた記事のある物だけを集めていました。
1974年とか77年とかは発売直後のインプレ等が載っていてなかなか貴重な物だと思います。



後は資料として取っておいた "サンツアー" や "三信松本"、"栄" 等の今は無き自転車パーツメーカーのパンフレット等も買い取って頂きました。

雑誌、パンフレット、全ての中で "ワールドパーツ76" が一番買い取り価格が高かったです。



整理していて当時の事を思い出すとこの雑誌たちを手放すのが惜しくなるというか、大きな喪失感に襲われちょっと寂しい気持ちになりました…。
でも、たぶんもう見返す事も無いだろうしとにかく保管スペースに限界が来ていたので思い切って手放しました。
また誰か自転車好きな人達の手に渡って大事にされる事を願っています。

1990年前後からのMTB関連本は買取査定価格¥0-でした~(^^;