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自転車屋の日々

シマノセミナー

2017-02-16 10:43:00 | 自転車
シマノのセミナーで【デュラエースR9100シリーズ】の取説を聴いてきました。



9000DAとの互換性や9100への買い替えの必要性の有無に重点を置いて考えてみました。


【FD-R9100】
FDはFC-9000に使えるようですが、諸々の案件を鑑みるに無理に使用するメリットはそれ程ないかな?と思ったり。
ロングアームをやめても引いた感じは9000と同じくらいらしい。
ケーブルアジャストが付いて9000の時のような無理やりな張り方はしなくて済むらしい。

フルアウター仕様のフレームに考慮して、フロントディレイラー本体にアウター受けが付きました。
昔のサンプレックスやユーレーを思い出しますね。思い出さない?

【RD-R9100】
9000シリーズと互換性があります。
ロー30T対応なのでツーリング志向な方はそこだけ交換してみても面白いかも。

セットの際は専用アウター《OT-RS900》を忘れずにね。

【FC-R9100】
アウターとインナーの間隔が広がり、フレームリヤエンド135~142mm等を見据えた設計になっています。
チェーンステー長410mm対応。

【FC-R9100-P】
ANT+サイコンに対応のパワーメータークランク。センサー、バッテリー、完全内蔵。


FDは又バタバタしてますね。
マイナーチェンジじゃない、フルモデルチェンジだ!って言ってましたが、まあ確かにそう言えなくもないくらい色々いじくり回していましたね。
タイヤとのクリアランスが大きくなったのは良かったですね。

RDはMTBみたいになっちゃったのがちょっと残念ですが、先入観を捨てれば良い物になったと思えます。
ショートとミドルに分けずロー30T対応一本に絞る割り切りは良いと思いました。
正しく作動させる為には新設計の専用アウターが必要です。

FCはハブOLDのワイド化を睨んでインナーを内側へ離しています。
って事はロードのディスクブレーキ化は益々加速し、スプロケ12速化も近いって事でしょうね。

FC-Pは私が興味が無いのでそんな店では売れないでしょうねぇ…。
でも今までのパワーメーター系の中では一番使い良さそう(セッティング含む)でしたよ。
外気温(金属の収縮)に合わせてリセット出来るってのも凄いですね。

そしてロードディスクブレーキはローターに注意。
基本的にMTB用との互換性は無いようです。


9100DAはロードバイクの進むべき未来を見据えた新設計のコンモネんですね。
新しいフレームには必須になるのかな。

新しいフレームを買ったら9000DAを使い続ける事は諦めて、素直に9100DAに交換するのが吉のようです。

ご注文お待ちしております。