bikepit saito

自転車屋の日々

バイクがきれいに見える訳

2016-07-02 15:27:00 | 自転車
バイクを組み立てる時に、BPSでは当たり前に、当然当たり前だろう、と思いながら以下の点(その他)に注意しながら組み立てています。

正面から見た時のワイヤー4本の流れ。
短くても長くてもダメ。そして4本のバランスが大事。



バーテープのエンド処理。
左右同じ位置で。巻き終わりが太くならず、力を入れて握った時に緩まないように巻く方向に注意し、接着剤併用で留めています。



メーカーロゴの位置。
かっこよく見える位置に来るようにバランス良くカットして使用します。









インナーワイヤーの処理。
必要最低限を残して短めにカット。再利用する事はほとんど無いので最近はハンダ処理はしていません。



ヘッドパーツのロゴ。
ここも圧入の部分はもちろん、キャップ部分もセットする時に向きを合わせます。



今までこんな事をあまり詳しくUPした事は無いのですが、BPSでは当たり前だと思ってやっている事が、他店のバイクを見ると全く成されていない事があり、これはちゃんと宣伝しておいた方がいいなと思いました。

トレックのロードバイクのヘッドがロゴの位置をまったく無視した向きに圧入されていたり、デローザのインナーワイヤーがビローーーーンと10数センチも垂れ下がっていたり、アンカーのワイヤーのロゴが逆さまだったりロゴの途中でカットされていたり、バーテープが緩んでいたり…

こうした細部までキチッと処理されていないバイクは、なんだかどこかだらしない締まりのない雰囲気になりがちです。

他にも見えない部分に色々と手をいれて組み立てています。
ぜひあなたのバイクも気にして見てくださいね。