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東芝のフラッシュメモリ

2022年08月28日 | Weblog

現在あらゆる電気製品には記憶媒体、いわゆるフラッシュメモリが使用されている

例えば、携帯電話やパソコン、車・テレビにカードなどなど様々な物に使用されている

もし、このフラッシュメモリがなければ世界はどのようになっていたか?

 

フラッシュメモリ(半導体記憶媒体)は日本で生まれました

小さく・壊れない・軽い・一度記憶したデータは忘れない!という素晴らしい触媒

これを1985年東芝の社員 舛岡富士雄氏(当時42歳)が発明(思い付いた?)

そして完成発表をしたところ、日本では評価はされなかった

 

しかし、アメリカ・カリフォルニアにあるインテルが評価

以前よりインテルも記憶型半導体を開発中、そこでインテルは東芝が発明したフラッシュメモリをさらに改良し、量産・低価格で成功をおさめた

 

舛岡氏は1971年に東芝に入社・・そして1994年に退社し東北大学教授・・現在は外資系企業の最高技術責任者として今も活躍

ワンマンで身勝手で仕事中に居眠りなど部下からはあまりいい上司とは思われていなかった

 

退社後、2004年に舛岡氏は東芝に対して裁判を起こす

「相当対価の要求!」である

自分の特許、約500件を利用し莫大な利益を上げた事に対する対価

しかし2006年には和解

舛岡氏曰く「報酬の少ない技術者を元気付けたかった!報酬額など問題じゃない!」と

 

現在、舛岡氏に仕えた元部下達ほとんどが教授になったり、独立し企業を起こしたり、また他社の技術開発責任者として活躍されている

 

当時、東芝の利益のほとんどがフラッシュメモリ

しかしこの利益も舛岡さんがいなければなし得なかったと、元舛岡さんの部下達が口を揃えて言う

「舛岡氏の業績を正当に評価していれば、日本の半導体産業は勝利していた」

 

今、日本の特許出願数は横ばい、しかし中国やアメリカなど右肩あがりに特許を増やしている

これは国を挙げてのバックアップ(特にお金と設備)があるからで、今や日本のお家芸、技術開発は進歩せず先進国らから取り残されていくかも知れない

 

東芝は当時半導体事業では国内シェアNO1という業績を誇り、多い時で1日2億円の利益を出していたが、2017年に事業から撤退しフラッシュメモリのみ生産

 

 

 

 


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