昨日に続きセレクトセールの当歳馬が行われました。
今回のセールでは近藤氏が往年の勢いが感じられないですね。
オルフェーヴルの牡馬リュシオル14を8000万でご購入していらっしゃるようですが、
億越えのディープ産には手が出なかったようです。
逆に野田氏は奥さんとあわせて合計13億1800万円のお買い上げですって
今日もディープの牝馬ウィーミスフランキー14に18,000万って
里見氏や金子氏、そして今日億買いの島川氏とほんと持ってる人は持ってるよね。
今日のセールで一番驚いたのが、
クロフネ産駒ディナシー15が金子氏によって1億円で落札されました
確かにディナシーは2006年のセレクトで6億円で落札されたほどの馬ですが、
自身の実績は未出走ですので当然ありませんし、
まだ走った産駒はそれほど目立った感じはないですからねぇ。
またキンカメの牡馬ギーニョ14が島川氏によって15,500万円で落札されましたが、
このお母さんもそんなに産駒的には目立ったのはまだいないと思うんだけど、
デキがいいんでしょうか。といってもまだ当歳ですからねぇ
最後のハービンジャーの牡馬ケアレスウィスパー14が12,500万もついたのも驚きでした。
番外としてはサセッティの妹アトアニのハーツクライの牡馬が3,000万で、
野田みづきさんに購入されてましたね。
サセッティに魅入られている身としてはちょっと注目しておきたい存在です
それにしても販売者の(資)ストックウェル・インターナショナルって何者?
そして今回のセールを眺めていて凄く気になったのが、
山本オーナーはまったく参戦していない様子なんですよねぇ
去年は10頭近く購入していたと思うんですが、
代理者(グローブエクワインマネージメント、多田等)とかそれらしい名前が見受けられません
東サラとしても落札なしですよね。
海外での積極的なセールの参加もなさそうですし、
繁殖をどんどん社台系預託から他の牧場に移したりと、
ここ1年ぐらいでなにかあったんでしょうか
昨日の東サラのコラムが意味深だという見方もあるようですが果たして
『とは言えサラブレッド売買はどこまで行ってもリスクだらけ、
買うも買わぬぬも最後は自己責任という大人の世界でしょう。
馬主さんたちが良いと信ずる馬をフェアに手に入れられる
サラブレッドマーケットの誕生から成長、発展の過程では
どの市場もそうであるように公正性や透明性、健全性にとって
一種のブラックボックスとして作用する存在が生まれます。
ブラックボックスが多ければ多いほど力を持てば持つほど、
マーケットの成長を阻害するのは歴史が示す通りでしょう。
繁栄の絶頂と思える今だからこそ心せねばならないでしょう。
今年のセレクトセールが、より公正で、より透明性が高く、
ホースマン誰にとっても健全であることを祈ります。』