goo blog サービス終了のお知らせ 

ゆるゆる馬主日記

Record of my favorite horses

レッドオーラム ホーストピックス3

2006年01月10日 | レッドオーラム
レッドオーラム、人気に応えて3勝目!


2015年9月13日 阪神 6R 3歳上500万下(牝) 芝1800m
17頭立て 1人気 小牧太 55.0 良 1:46.4(34.6) 480キロ

レッドオーラムが嬉しい3勝目を挙げ、
堅実な兄弟たちの中でも2番目の勝ち頭となりました。
一番の勝ち頭は5勝を挙げたタッチミーノット。
こちらは金杯も制していますから文句なしの賢兄といえますが、
オーラムもコンスタントに使われながら末脚に磨きがかかり、
まだまだ上を目指せそうな勢いを感じさせています。

着順に波があるようにも見えますが、実は1秒以上負けたのは、
距離の長かった忘れな草賞だけで、他はすべて1秒未満の差。
これは過去に挑んだ1000万条件での4戦にも該当しますから、
力をつけた今なら、再度挑むことになる次走以降の昇級戦でも
期待が持てますし、一度は跳ね返された条件打破の可能性も十分です。

先に名を挙げたタッチミーノットは未勝利戦を勝つことができず、
地方回りからの中央復帰、その後じわじわと力を付けながら
ついには重賞ウイナーの座を射止めた奥手の馬でした。
母の父はMr.Prospectorですが、血統の印象とは裏腹に
成長力も備えている牝系といえそうです。

オーラムが未勝利を圧勝した時、鞍上の小牧騎手は、
この馬で大きな舞台をと期待を寄せたそうです。
その夢は3歳時には叶わなかったものの、まだ若き4歳。
7歳で重賞を制した兄のように、更なる飛躍に期待しています。

レッドオーラム ホーストピックス2

2006年01月10日 | レッドオーラム
レッドオーラム、得意の距離で切れ味発揮!


2014年9月27日 阪神 12R 3歳上500万下 芝1600m
18頭立て 10人気 小牧太 53.0 良 1:33.6(33.2) 476キロ

ひと叩きされたレッドオーラムが
鮮やかな変わり身を見せ、牡馬混合戦を勝利!
10番人気という低評価ではありましたが、
春先にはチューリップ賞、忘れな草賞という
クラシック路線を歩み、鞍上からも、
「この馬でオークスを目指したい」と言わしめた器です。

その小牧騎手に再び手綱が戻り、
過去に最も強い競馬を披露したマイル戦に舞台が変われば、
今回の勝利もあながち大駆けといった意外性は感じられず、
ようやく真の力を発揮してくれた結果という思いです。

内目の追走から直線は最内をついての好騎乗が光ったとはいえ、
馬群に怯まず33.2秒の上がりを駆使したレース振りには
はっきりと進化の跡が見て取れました。

7歳にして中山金杯を制覇したタッチミーノット、
クラブ出身で未完の大器のままターフを去った
レッドブレイゾンらを兄に有する血筋。
小牧騎手が背中から感じた素質を開花させ、
偉大な兄らの遺志を継ぐ存在として更なる活躍が期待されます。

レッドオーラム ホーストピックス1

2006年01月10日 | レッドオーラム
オーラム、クラシックを睨む1勝!


2013年12月15日 中京 4R 2歳未勝利 芝1600m
15頭立て 2人気 小牧太 54.0 良 1:36.3(34.8) 466キロ

出走した仔のほとんどが勝ち鞍を挙げている
タッチフォーゴールドの産駒たち。
多分にもれずレッドオーラムも
3戦目での勝ち上がりとなりました。

デビューからの2戦も
しぶとく伸びて上位入線してみせましたが、
より広々としたコースに変わり
自分のペースを守ることができた今回は、
これまでとは末脚の威力が違いました。

その伸び脚はゴールに向けてグイグイと勢いを増し、
結局2着馬に3馬身半をつけての圧勝です。
これには鞍上の小牧騎手も大きな手応えを掴み、
「オークスまで進ませたい馬」と期待を寄せるコメント。

かつて同じく橋口厩舎に所属しながら
未完の大器のままターフを去ることとなった
兄レッドブレイゾンの意思を継ぎ、
さらには兄弟筆頭格の実績を誇るタッチミーノットに
追いつき追い越せの活躍に期待しています。

レッドオーラム 募集時情報

2006年01月10日 | レッドオーラム

○母&母系解説(Family Story)

加3冠馬、米クラシック馬がいる優秀な母系

 母タッチフォーゴールドは英で3戦1勝の成績を残し、4歳時に繁殖牝馬として日本に輸入されました。
母としては、オープン特別の紅梅Sなど3勝のタッチザピーク(父スペシャルウィーク)、2勝をあげたゴールデンプライズ(父ホワイトマズル)、七夕賞2着、新潟記念4着など中距離重賞で活躍中のタッチミーノット(父ダンスインザダーク)を産むなど、コンスタントな繁殖成績を残しています。
そして2011年に産まれた、ダイワメジャーを父とする牝駒がこのタッチフォーゴールド11です。
父がダイワメジャーということで、兄姉以上にスピード色が強い血統と言えます。
目標としては桜花賞、NHKマイルCといったマイルG1が予想されますが、それだけでは終わらない大物感も感じられる配合です。
 それを裏付けるかのように大物を輩出している母系にも注目です。
祖母ダイジンは加G1シリーンSの勝ち馬で、産駒に加古牝馬チャンピオンのセレネイディングがいます。
祖父母からは加3冠馬ウィズアプルーヴァル、米3歳クラシックのG1ベルモントSを勝ったタッチゴールドが出ています。
さらに4代母の一族には、加3冠馬イズヴェスチア、米G1サンタマルガリータH勝ちのヘルシーアディクションも名を連ねており、北米を代表する名門牝系のひとつと言えるでしょう。
中距離向きの持続力あるスピードと、ダートや力の要る馬場向きのパワーに期待が集まります。

○橋口調教師インタビュー(2013/4)

――見た目の印象、もしくは初めて見た時の印象はどうでしたか?

牝馬にしては重量感があり、背中からお尻にかけてのラインが良くて、全体的にバランスの良い馬というのが最初の印象です。

――現時点での兄レッドブレイゾン(父アグネスタキオン)との比較はいかがでしょうか。

牡馬と牝馬の違いはありますが、本馬はブレイゾンに負けないくらいの骨量があります。
お兄さんは長手の馬ですが、こちらは父がダイワメジャーということもあってドッシリ感がありますね。

――どのような路線を想定していますか?

育成場での仕上がり具合にもよりますが、早ければ夏には入厩させて、9月の秋競馬にはデビューさせたいですね。牝馬ですし、血統や体型などからも、距離はマイルあたりと考えています。

――この馬の現状でのセールスポイント、課題などが分かれば教えて下さい。

牝馬特有の線の細さは感じないし、いかにもパワーがありそうです。
血統の良さが馬体にも上手く出ているので、このままのイメージで成長していって欲しいと思っています。

――本馬への期待、抱負の程をお願いします。

血統的な背景や馬体、そして柔軟性のある歩様からして、もちろん来年のクラシックを睨んだ使い方をしたいと考えています。ポテンシャルの高い母系ですから、期待も楽しみも大きいですね。

○配合診断

2代母DaijinはカナダのG1勝ち馬で、近親にTouch Gold(ベルモントS)やWith Approval(カナダ年度代表馬)らが出る名牝系。
兄姉にもタッチザピーク、タッチミーノット、レッドブレイゾンと活躍馬が出ており、これらの父はすべてサンデーサイレンス系。
サンデーサイレンスとMr.Prospectorが出会うと互いの柔らかな体質がオンになりやすいので、他の部分でパワーの血を補う必要があり、その際に最も有効なのがアメリカ血脈でも屈指のパワーを誇るBuckpasserの血で、サンデーサイレンス+Mr.Prospector+Buckpasserのトライアングルからは、サイレンススズカやゼンノロブロイなど数多くの活躍馬が出ています。
タッチフォーゴールドは父がMr.Prospectorで母母父がBuckpasserなので、サンデー系種牡馬と配合すると自ずと「黄金のトライアングル」が完成することになります。
この馬もオープン級の期待は当然でしょう。

○馬体解説

頭部と体の大きさのバランスが取れ、鈍調さのない利発な目をしています。
馬体は父ダイワメジャー同様前胸が古馬のように大きくせり出しているので首の付け根の下方部が短くなっています。
この形状だと肩を基点として頭を下方へ振りやすくするので、スピードの乗りが速くなります。
四肢の繋が短めなのでピッチの速い走り可能になり、母父ミスタープロスペクターの回転の速さ×父のパワーが加わった産齣と言え、マイル前後の距離で大成する楽しみをもっています。


2012年11月

2013年3月