①本年4月4日の本ブログへの書き込み
エスプレッソ粉の減圧処理(新発見?)
で、エスプレッソ機からの抽出液に含まれる微粉量は、珈琲粉の
減圧処理で大幅に減少する事を報告しました。
②また、7月18日の書き込み
ガスバリア袋(3) 珈琲粉の保存/処理
で、エスプレッソ粉の脱酸素処理(焙煎珈琲豆またはそれをグラインドした粉を
高機能ガス袋に脱酸素剤と共に封入し、一定時間保持する事)すると
エスプレッソ機の抽出速度が大幅に減少する事を報告しています。
ここでは「減圧処理」と「脱酸素処理」の関係を検討した結果を報告します。
脱酸素処理した珈琲粉をエスプレッソ機にかけ抽出液を①と同様にカリタの
フィルターで濾過してその濾過時間と、フィルター上の残渣の重量測定を行ったものです。
結果を以下に示します。
濾過にかかった時間 濾紙上残渣重量
自製粉 挽いたまま >20(分) 0.14(g)
自製粉 減圧処理 <5 0.09
イリー粉 <5 0.09
以上は①のデータです。
今回は
自製粉 脱酸素処理 ~3 0.08
と言う事で、脱酸素処理のエスプレッソ抽出液中微粉量抑制効果は
減圧処理を超えるものである事が判明しました。
珈琲粉に対する減圧処理及び脱酸素処理の物理化学的機構については
実験的に解析する手段を持ち合わせていないので以下は単なる推定ですが、
減圧処理の雰囲気は、0.1気圧程度の減圧処理ですから酸素濃度2%程度の
減酸素処理であり、脱酸素処理中の酸素濃度は0.1%程度(酸素濃度インジターから
推定)まで減少出来る事が主たる要因なのかと思う次第です。
エスプレッソ粉の減圧処理(新発見?)
で、エスプレッソ機からの抽出液に含まれる微粉量は、珈琲粉の
減圧処理で大幅に減少する事を報告しました。
②また、7月18日の書き込み
ガスバリア袋(3) 珈琲粉の保存/処理
で、エスプレッソ粉の脱酸素処理(焙煎珈琲豆またはそれをグラインドした粉を
高機能ガス袋に脱酸素剤と共に封入し、一定時間保持する事)すると
エスプレッソ機の抽出速度が大幅に減少する事を報告しています。
ここでは「減圧処理」と「脱酸素処理」の関係を検討した結果を報告します。
脱酸素処理した珈琲粉をエスプレッソ機にかけ抽出液を①と同様にカリタの
フィルターで濾過してその濾過時間と、フィルター上の残渣の重量測定を行ったものです。
結果を以下に示します。
濾過にかかった時間 濾紙上残渣重量
自製粉 挽いたまま >20(分) 0.14(g)
自製粉 減圧処理 <5 0.09
イリー粉 <5 0.09
以上は①のデータです。
今回は
自製粉 脱酸素処理 ~3 0.08
と言う事で、脱酸素処理のエスプレッソ抽出液中微粉量抑制効果は
減圧処理を超えるものである事が判明しました。
珈琲粉に対する減圧処理及び脱酸素処理の物理化学的機構については
実験的に解析する手段を持ち合わせていないので以下は単なる推定ですが、
減圧処理の雰囲気は、0.1気圧程度の減圧処理ですから酸素濃度2%程度の
減酸素処理であり、脱酸素処理中の酸素濃度は0.1%程度(酸素濃度インジターから
推定)まで減少出来る事が主たる要因なのかと思う次第です。