心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

「お世話になります」

2010-06-22 | 日記
結婚前に勤めていた社長の奥様が入居しているホームを訪ねました。
久しぶりです。
彼女は脳梗塞で左半身が麻痺していますが、意識はしっかりしていますので
とても喜んでくれました。
鮭が好きなので一切れ焼いて持っていきました。それに煮梅も。
日頃はとても小食で介護の方を困らせているようですが、今日はほぼ完食です。
お茶はあまり飲みません。
「どうして?
  お茶を飲まないと便が出ませんよ」と言うと
「体が不自由だからトイレにも自分で行けなくて迷惑をかけるから」と言います。
私は、少しきつい調子で言いました。
「迷惑をかけないで済むことはありえません。
 元気な時に色んな方のお世話をなさったのだから、今は迷惑をかけも良いのです。
  若い人は、お年寄りをお世話する事によって
  将来、自分も年老いたときに、お世話してもらえると確信できます。
  順送りですよ。お世話はかけるものです」と・・・。

難聴のご主人は一人留守番です。
兵隊さんの時、料理をしたことがあるので困らないと言っていましたが・・・。
会話は筆談です。昔威張っていた社長も優しく応対してくれました。

「迷惑をかける」ではなくて「ありがとう」の言葉があれば良いのでは、
と思うのですが・・・世代なんでしょうか。
私は子供たちに「歳をとったらお世話をお願いします」と言っています。

コメント (7)
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