としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

福寿の湯温泉 福寿荘

2014-07-12 18:23:31 | 長野県(北信)の温泉
 福寿荘は、須坂市街地の東端にある宿泊施設で、住宅街の中に建つ鄙びた一軒宿。施設の壁面には「ホテル福寿」とありますが、看板には「福寿荘」と書かれていて、現在は福寿荘の名で営業しているようです。 
 看板に温泉マークが書かれているように、この施設の浴場では温泉が使われていて、日帰り入浴も可能ですその情報は以前から知っていて、何度かチャレンジを試みたのですが、営業しているのか微妙な雰囲気があり尻込みしていました今回は近くで未湯の施設が少なくなってきたこともあり、思い切って入ってみることに。
 
 少しびびりながら中に入ると、フロントに女将さん?がいてあっさり入浴OKとなりましたただ1,000円札で料金を支払おうとしたらお釣りが出てくるまで時間がかかった(料金は600円)ことから、やはり日帰り入浴を請う人が普段から少ないのでしょう。この施設は合宿等で学生が利用することが多いそうで、ここに泊まるとよい成績を残せるというのが宿の自慢のようです
 
 建物はかなり年季が入っており、脱衣所は昔の銭湯みたいな感じ。そして浴室に入ると猛烈な熱気とトイレ清掃後のような薬品臭に襲われました換気扇が動いておらず換気されていなかったからですが、せめて窓くらい開けておいてもらいたいなぁ


 浴室には大浴槽と小浴槽があって、大浴槽には湯が満たされ、小浴槽は空でした。サウナ(この時は電源が入っていなかった)があるので小浴槽は元々水風呂だったのかも知れません。また大浴槽も超音波風呂と書かれていることから昔はジェットが出ていたと思われますが、今は使われていないようです。ジャグジー等が苦手な私にとってはありがたいことですけどね

 大浴槽に満たされている湯は無色透明、無味で若干ツルスベ感があります。美人の湯と宣伝していますが、一応その片鱗は見られると言っていいでしょう香りはほのかに甘い香りがします。硫黄臭と消毒臭が混ざった感じかな?
 湯の使用法は循環併用で加温、殺菌剤添加ありです。来る前は完全なる塩素湯を想像していたのだけれど、意外にさっぱりして嫌な感じがしない湯でした入浴客が少なく、湯が比較的新鮮なのがよいのでしょう。特徴がほとんどない湯でも、強い塩素臭やすえた臭いがなく、綺麗で新鮮な湯であれば十分に満足できます


 カラン&シャワーのお湯がワンプッシュで2秒しか出なかったり、お湯が茶色で鉄臭かったり(湯が温泉なら大歓迎なのですが、おそらく違うでしょう)など、つっこみ所が満載の施設ですが、お湯はそこそこで、何と言ってもほぼ確実に広い湯船を独占できるのがGOOD須坂市内なら湯っ蔵んど、古城荘の方が施設が充実しているのでそちらをお薦めするけれども、一人でゆっくりしたいのなら、福寿荘も悪くない選択だと思います
 
 最後に気になる点を一つ。この温泉の泉質は分析書によると単純温泉(泉温が25℃以上)なのですが、その根拠となるはずの泉温が分析書に記載されていないのです泉温はこの温泉にとっては温泉法で規定する温泉かどうかの重要な要素でもあり、記載漏れは通常考えにくいのですけど…。それがないとなると、実は計ってみたら25℃未満だったので書けなかった、なんてこともあったりして
※この温泉の成分だと、泉温が25℃以上ないと温泉法上の温泉にはなりません。

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