
年末年始の1月2日、3日に近場の渋温泉に夫婦でプチ旅行に行きました
二人だけでは最後の贅沢、最後の旅行と言いながら何回か宿泊旅行してますが、さすがにこれが最後になるでしょう
宿泊先として選んだのは、御宿 多喜本。選択理由は値段が手頃だった(1泊2日12,000円)のと、部屋がまだ空いていたこと。今回は鄙びた温泉宿でゆっくりするくらいの気持ちです
御宿 多喜本は、渋温泉で最も西側にある旅館です。渋温泉の中心部より、むしろ隣接する安代温泉街の方が近いだでしょうね。そして面白いのが宿の造りで、玄関が渋温泉メイン通り側と横湯川沿いの2箇所あること。メイン通り側の玄関が本来の玄関だと思っていましたが、横湯川沿いの玄関にフロントがあって、駐車場もあるのでこちらから入ることになります。
チェックインし部屋に案内してもらったところ、思っていた以上に良い部屋で驚いたのですが、部屋が間違っていたことが判明し移動する羽目に
移動先は予想通りのレベルの部屋でした
普通のスペックの部屋ですが、良い部屋を見た後に入るとちょっとガッカリ
外湯の渋大湯等から帰ってきた後、まずは家族風呂に向かいました。この宿には男女別内湯に露天風呂、そして家族風呂があります。家族風呂は誰も入っていなければ中に入り鍵を掛けるシステムです。

浴室の広さの割には小振りの浴槽に、ややささ濁りした湯が満たされています。浴室が暗くて色がよく分からないですが、湯の花も浮遊しているようです。香りは湯田中温泉系の潮(磯)臭で、微かに塩味がします。
御宿 多喜本の売りは、3本の異なる源泉を用いていること。家族風呂で使用している源泉は「熱の湯 源区」で、泉質は単純温泉。ただ脱衣所には「比良の湯」の分析表が置いてあり、それも昭和50年分析のものでした
部屋にももう潰れた施設のパンフレットが置いてあったりと、そういった辺りの管理が全く行き届いていないのが残念です
湯温は適温で、こういう点は外湯より良い点です
他に誰も入ってこない湯船にゆっくり浸かれるのは、本当にありがたいことですね
夕食後、外湯巡りから帰ってきて今度は内湯に浸かりました。源泉は「湯栄第2号」で泉質は硫黄泉とのこと。ただやはりここにも昭和50年の「比良の湯」の分析表が置かれていました。
浴室に入ると蒸気で真っ白。まるでミストサウナ状態です
この時期はある程度仕方ないけど、もう少し何とかならないのかな?
湯船は旅館の規模から考えると結構広いもの。湯口は岩が積まれた上にあって滝のように湯が注がれます。これによって湯の温度が調整されるのでしょう、湯温は正に適温(一部熱い箇所あり)でした
硫黄泉ということで、ごく僅かに硫黄臭がします。味はないですがツルスベ感があって非常に優しい感じがする湯ですね
湯温が適温なのも相まって、本当にリラックスできる湯です
2日間に浸かった渋温泉の湯の中で、この湯が一番気に入りましたね

実は3本ある源泉のうち、残りの1本は荒井河原源泉なのですが、これは内湯女湯に使用されており、男性は入ることができません
3本の源泉を売りにするのなら、全部入れないと意味がないような…。内湯を時間で男女入れ替えればいいだけなので、そういう配慮をしてもらいたいものですね。ちなみに妻の話では、内湯女湯の湯はかなり熱いそうです。
内湯と家族風呂は2日間で2回ずつ入浴しました。外湯巡りでゆっくり浸かれなかったのが若干心残り
外湯はある程度絞って巡った方がよさそうですね。
そしてさらに心残りだったのが、露天風呂に入れなかったことです
露天風呂はフロントから鍵を借りて入るシステム。いつでも入れると思って外湯巡りを優先していたら、いざ入ろうと思った時に鍵がありませんでした
思っていた以上に人気があったようで、写真で見る限り一番新しそう(浴槽は桶風呂)だからそれも頷けます。源泉は家族風呂と同じなのでその点は救われましたが、入れる浴槽に入らなかったのは汚点です
さて、宿自体はどうだったかというと、値段相当というのが感想。マイナスポイントを列挙すると、古い木造の建物で部屋が寒く、炬燵に足を入れながら寝たこと、夕食中飲み物の注文を取りに来ず、頼んでもすぐに出てこなかったこと。プラスポイントは質素ですが食事が美味しかったことです。飲み物のことはたまたまだと思うので、寒い季節でなければまずまずの宿ではないでしょうか。三遊亭圓楽が定宿にしているということで特別室があり、一般客も利用可能なことから、落語好きの人にはいいかも知れませんね


宿泊先として選んだのは、御宿 多喜本。選択理由は値段が手頃だった(1泊2日12,000円)のと、部屋がまだ空いていたこと。今回は鄙びた温泉宿でゆっくりするくらいの気持ちです

御宿 多喜本は、渋温泉で最も西側にある旅館です。渋温泉の中心部より、むしろ隣接する安代温泉街の方が近いだでしょうね。そして面白いのが宿の造りで、玄関が渋温泉メイン通り側と横湯川沿いの2箇所あること。メイン通り側の玄関が本来の玄関だと思っていましたが、横湯川沿いの玄関にフロントがあって、駐車場もあるのでこちらから入ることになります。
チェックインし部屋に案内してもらったところ、思っていた以上に良い部屋で驚いたのですが、部屋が間違っていたことが判明し移動する羽目に



外湯の渋大湯等から帰ってきた後、まずは家族風呂に向かいました。この宿には男女別内湯に露天風呂、そして家族風呂があります。家族風呂は誰も入っていなければ中に入り鍵を掛けるシステムです。

浴室の広さの割には小振りの浴槽に、ややささ濁りした湯が満たされています。浴室が暗くて色がよく分からないですが、湯の花も浮遊しているようです。香りは湯田中温泉系の潮(磯)臭で、微かに塩味がします。
御宿 多喜本の売りは、3本の異なる源泉を用いていること。家族風呂で使用している源泉は「熱の湯 源区」で、泉質は単純温泉。ただ脱衣所には「比良の湯」の分析表が置いてあり、それも昭和50年分析のものでした


湯温は適温で、こういう点は外湯より良い点です


夕食後、外湯巡りから帰ってきて今度は内湯に浸かりました。源泉は「湯栄第2号」で泉質は硫黄泉とのこと。ただやはりここにも昭和50年の「比良の湯」の分析表が置かれていました。
浴室に入ると蒸気で真っ白。まるでミストサウナ状態です


湯船は旅館の規模から考えると結構広いもの。湯口は岩が積まれた上にあって滝のように湯が注がれます。これによって湯の温度が調整されるのでしょう、湯温は正に適温(一部熱い箇所あり)でした

硫黄泉ということで、ごく僅かに硫黄臭がします。味はないですがツルスベ感があって非常に優しい感じがする湯ですね




実は3本ある源泉のうち、残りの1本は荒井河原源泉なのですが、これは内湯女湯に使用されており、男性は入ることができません

内湯と家族風呂は2日間で2回ずつ入浴しました。外湯巡りでゆっくり浸かれなかったのが若干心残り

そしてさらに心残りだったのが、露天風呂に入れなかったことです



さて、宿自体はどうだったかというと、値段相当というのが感想。マイナスポイントを列挙すると、古い木造の建物で部屋が寒く、炬燵に足を入れながら寝たこと、夕食中飲み物の注文を取りに来ず、頼んでもすぐに出てこなかったこと。プラスポイントは質素ですが食事が美味しかったことです。飲み物のことはたまたまだと思うので、寒い季節でなければまずまずの宿ではないでしょうか。三遊亭圓楽が定宿にしているということで特別室があり、一般客も利用可能なことから、落語好きの人にはいいかも知れませんね



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