
大谷地鉱泉は、御代田町にある小規模な温泉施設です
田圃に囲まれた小さな集落の中にあり、古民家の隣に真新しい温泉施設が併設されています。「大谷地鉱泉」と書かれた大きな看板があるのでそれと分かりますが、看板がなければ外観は普通の民家そのもの
それでも200年以上続いている歴史ある温泉のようです
施設の中に入ると、意外にもちゃんと温泉施設の設備が整っていて、受付があって休憩室もあります。すべてがコンパクトであるのがまた面白いですね
一方脱衣所、浴室も同様にコンパクトですが、一度に四人くらいはさばける広さはあります。
さて、この施設の泉質は、正直なところ温泉と言えるかどうかよく分かりません
ものすごく古い分析表が掲げられていて、解読を試みるもそこからは温泉法の基準を満たしているのか読み取ることはできませんでした
分析表はカルシウムを「加爾叟謨」など化学物質を和名表記してあり、一体いつ分析したのだろうかという代物です
ある資料には炭酸水素塩泉と表記されていて、確かに「重炭酸加爾叟謨」が最も多く含まれているのが分析表から確認できましたが、塩類泉の基準を満たしているとは思えません。

実際の湯はどうかというと、無色澄明、無味無臭で、特徴的なのはツルスベ感があるところでしょう
昔から皮膚病に効くと言われているようなので、その辺りは炭酸水素塩泉っぽい特徴ではあります。
湯の使用法は、加温循環、殺菌剤添加されていると思われ、塩素臭が感じ取れます
資料によると加水はないようですね。湯口からは常時湯が出ておらず、浴槽の湯が少なくなると足される仕組み。湯口から出る湯はぬるめで、塩素臭がしなかったことから源泉かもしれません。例の分析表には「反應中性無味無色澄明特異ノ臭気ヲ有シ」とあるから、源泉には香りがあるようですが、この湯からは香りが感じ取れませんでした。
特に泉質が優れているという温泉ではないように思えるものの、入浴客は途切れることなく訪れていました。地元民や常連客が多いのでしょうね
軽井沢などにある近隣の施設は、料金が1,000円以上して高額な所が多いので、380円(アメニティーなし)のこの施設が重宝されているのかも知れません。またご近所の風呂を借りているようなアットホームさも良いのかも。本当に温泉かどうかは別として、こういった施設は今後も残ってもらいたいものです



施設の中に入ると、意外にもちゃんと温泉施設の設備が整っていて、受付があって休憩室もあります。すべてがコンパクトであるのがまた面白いですね

さて、この施設の泉質は、正直なところ温泉と言えるかどうかよく分かりません




実際の湯はどうかというと、無色澄明、無味無臭で、特徴的なのはツルスベ感があるところでしょう

湯の使用法は、加温循環、殺菌剤添加されていると思われ、塩素臭が感じ取れます

特に泉質が優れているという温泉ではないように思えるものの、入浴客は途切れることなく訪れていました。地元民や常連客が多いのでしょうね




※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます