としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

加用温泉 栄村老人福祉センター

2019-10-11 22:22:16 | 長野県(北信)の温泉
 栄村 北野川での釣りの帰り、普段であれば北野天満温泉でひとっ風呂浴びていくところですが、この日は一人で来ていたので少し冒険してみることに栄村長瀬にある栄村老人福祉センターに温泉浴槽があって、外来客も入浴できるという情報をかなり前に入手していたのですが、なかなか訪ねる機会がなかったので、今回寄ってみることにしたのです
 ただ、その情報というのもインターネットで検索すると数件ヒットするくらいで、当然情報誌等にも出ていないから、ほぼほぼ地元の人しか知らないような施設です。しかも現在も営業中なのかすら確証が持てないので駄目元という気持でした。

 栄村老人福祉センターは、崖上の長瀬集落から新潟県境を流れる志久見川の川岸に下りた所にあります。施設の裏を流れる志久見川を渡れば新潟県。この辺りでも釣りをしたことがあるから建物自体は見覚えはありましたが、それが老人福祉センターで、温泉に入れるなんてことはその時には全く知りませんでした

 施設に到着すると、予想通り「温泉」や「入浴できます」といった掲示は一切なく、見た目温泉に入れる施設には見えませんそれにしんと静まり返っていて開館しているのか不安になりましが、車が1台施設脇に停められていて、おそらく管理人の車であろうことが想像できたので、意を決して中に入りました。すると事務室に人がいたので入浴できるか尋ねねたところ、「入れますよ」との返事が最近こういったシチュエーションが多いのですが、OKをもらった時の高揚感が癖になりそうです

 浴室は休憩スペースの脇をすり抜けた一番奥にあります。脱衣所は広くなく簡素ですが、ちゃんとドライヤーが置いてありました。また洗い場には数は少ないですがシャワー付きのカランがあり、シャンプー&ボディソープも設置してあります。これで料金は300円なので、入浴施設としての使い勝手はよい方かな


 浴槽は内湯の一つのみ、広さは4人用くらいでこの施設であれば十分な広さ。お湯は強力に循環されていますが、オーバーフローも少なからずあります。私は気付かなかったけれども、湯口にはパイプが二つあって、それぞれ循環湯と源泉が注がれているようです。

 お湯の特徴としては、無色透明、無味無臭。泉質がアルカリ性単純温泉ということもあってツルスベ感は感じられます。温泉らしさという点では物足りないものの、ほとんど塩素臭は感じられないし、利用者数が少ない中でのかけ流し・循環併用だからお湯は新鮮です(湯使いは加水、加温あり、殺菌剤を使用することあり)。老人福祉センター系の施設では塩素臭いお湯が当たり前である中、ここのお湯はそれほど悪くないというのが私の感想です


 さて、ここの温泉の源泉は「加用温泉」となっていますが、面白いことに泉源は志久見川を渡った新潟県側にあって、何でも元々はティラピア養殖用に掘られたものらしいです。その源泉がどうして長野県側の老人福祉センターで使われることになったのかは知らないけれど、なかなか珍しいパターンです泉質的には平凡でも、そういった特徴があるとちょっと得した気分になれますね

 もちろん、あくまでも地元の方優先の施設であるので、良し悪しを論じるべきものではないのですけど、施設もそれほど鄙びた感もなかったし、思っていたより気持ちよく入浴することができました近くの北野天満温泉と比べたらそちらの施設の方がいいに決まっていますが、こちらの方が料金が安いし、一人で釣りに来た時はまた寄ってもいいかなと思わせる施設でした

人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿