春日温泉 国民宿舎 もちづき荘

　かすがの森に引き続き、すぐ近くにある国民宿舎 もちづき荘にも訪問湯疲れしていたので訪問するか迷ったのですが、料金が400円で低価格というのと、せっかくここまで来たのだからということで立ち寄ることにしました

　もちづき荘の玄関をくぐると、一度来たことがあるのではという錯覚に襲われました。なぜかというと、入った感じが近くのゆざわ荘によく似ていたのですこういった施設は入った正面に売店があって、左側に浴室、右側に休憩室というように似た造りが多いですね。

　それはさておき、早速浴室に向かい、浴室の扉を開けると、浴槽の縁からさざなみのようにあふれ出すオーバーフローに感動しましたこれを見ただけでいいお湯なのは決定ですもちづき荘はかすがの森やゆざわ荘と違って内湯のみ（ただし大浴槽の他に狭いジャグジー＆打たせ湯浴槽がある）なので、お湯を集中して使うことができるのかもしれません

　泉質はアルカリ性単純温泉で、溶存物質含有量166.6mg/kgのごく薄い温泉です。そのため無色澄明でほぼ無味無臭（若干甘味あり）と、見た目の特徴はあまりないのですが、pH9.6とアルカリが強めなのでツルスベ感があるお湯ですそして何といっても源泉100%かけ流し（加温のみあり）のお湯は新鮮で気持ちがいいです何の香りもしなくても塩素臭がないというだけで、香りがあるのと同じ価値があると思いますね。湯口にコップが置いてあり飲泉可能なのも良い湯だという証拠です。

　さて、この春日温泉（共同加熱源泉）でおもしろいのが、源泉の温度です。春日温泉は温泉法の温度による規定（25℃以上）で温泉となっているのですが、源泉温度が25.0℃でぴったりなのです。しかも平成17年の分析と平成8年の分析両方とも25.0℃でぴったり温泉として認定されるために25.0℃ということにしたんじゃ…なんて思ったりもしますが、浴感がよければそんなことはどうでもいいですね
　
　これで春日温泉はもちづき荘、かすがの森、ゆざわ荘の３箇所に入湯したことになります。一番お湯が良かったのはこのもちづき荘ですね湯の成分が薄いものであっても、使い方が良ければ十分に満足できるというお手本のようなお湯だと思います