土佐林日記

日々の日記

一つの俳句

2008-02-28 23:04:13 | Weblog
俳句だったか、川柳だったか忘れたが、あるホームページに、一人の人が沢山の句を投稿していた。
かなりの数だったが、どれもわたしの心に引っかかるものがなかった。
その頃、有る本を読んでいたらこんな俳句があった。

とんぼつり きょうはどこまで いったやら

この一句は、子供を病気で亡くした(死因は他にも説があるようです)母(加賀 千代女)が、子供の生前にとんぼを取りに行ってたぐらいの時間帯にふと子供を思い出し、その心情を詠んだとのことだ。
亡くなった子供の生命は、必ずどこかに存在していて、それを慮ったともとれる。
たったの575の一句だが、心を根底から揺り動かされた。
多くを語らなくとも、心がこもる一言にも人は動かされるのだと思った。
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娘の話から思ったこと

2008-02-27 22:43:26 | Weblog
私の娘が最近、だれだれ君は自分が人にすることと同じことを人にされると泣いて怒ってくると言っていた。
子供のことだから仕方ないことではあるが、世の中では大人がこんなことをして他人に迷惑をかけている。
中国の故事にも、「己の欲せざることは、人に施すなかれ」とあるごとく昔からの人間の課題である。
では、このようにする精神状態はなにに由来するのかと考えてみた。
私見ではあるが結論として、意志のなさ、言葉をかえれば、考えるということを考えれないで日々を送っていることに原因があると思った。
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物の価値

2008-02-21 20:36:45 | Weblog
最近ネットで、原典アメリカ史第2巻をネットで2000円で購入した。
この本の裏に書いてある定価は1100円で約30年前の価格だ。
古本でもあるし一見高くついているように思うが、新刊でこの本を購入するには、7巻セット(分売不可)で約5万円ださなければ購入できない。
しかし、この本、興味がない人や、読まなくてもとっくに知っている人からすれば100円でも高いかもしれない。
物の価値は、自分のいる場所によって変わるのだと思う。
従って、物の価値をよく判断できるようになるには、自分を少しでも高みに置こうとすることが必要になると思った。
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アメリカの独立

2008-02-20 20:36:43 | Weblog
アメリカが独立した原因の一つは、イギリスが一方的に税金を上げる法律を突きつけてきたからだ。
その時に植民地人だったアメリカ人達は、王様だろうが誰だろうが、私達を拘束する権利は無い、と立ち上がった。
国でも組織でも、人を力で従わせようとしても、また、従わせようとするほど、人の心は離れていくに違いない。
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職場での配慮

2008-02-19 20:58:46 | Weblog
以前こんなことがあった。
自分の担当の仕事が忙しくなったので、他のセクションから応援が来ることになった。
しかし、応援に来た人は、エクセルを使う作業にもかかわらず、エクセルが分からない人だった。
だから、忙しいのにも関わらずエクセルの基本から教えなければならなかった。
応援にきた人がエクセルを知らない事自体は、問題ではない。
問題なのは、何の配慮もなく、エクセルを使う作業にエクセルを使えない人をまわしてきた上の人である。
いくら職場だとはいえ、上だろうが下だろうが、相手は人間であるということを最低限思ってもらいたい。
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前提が必要なワード

2008-02-14 20:54:45 | Weblog
よく転職が良いか悪いか、離婚が良いか悪いかなどのことを聞く。
しかし、「転職」や「離婚」というワードだけで判断できるものではない。
たしかに、3日で会社を辞めるのはどうかと思うが、悪い会社や自分にとって相応しくなかった会社は一日でも早く辞めるべきであるかもしれない。離婚の場合も暴力を振るわれるなど考えたほうが良いケースもある。
いずれにせよ「どのような」という前提がなければ、是非を決めることは出来ないことだと思う。
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ある先輩が教えてくれた事

2008-02-12 23:39:43 | Weblog
十数年前に、私の先輩の言っていた事が仕事や生活などに役立っている。
それは、人間忙しい時に、例えば量を手だとすれば目の前に手をパーにして見ていれば心に余裕ができない。多くの事が一気に押し寄せてきているイメージだ。
しかし、そのパーにしていた手を縦にして見れば、見えるのは指一本ずつだ。一つ一つを考えれば良い。
人間は所詮一つのことしか一度には出来ないということだった。
私がこの言われたことを思い出すのは、書類などを作成しなければならない時や家の掃除をする時だ。一瞬めんどうだと思う事でも結構楽しくできるようになった。
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日本人の宗教観

2008-02-02 17:24:42 | Weblog
全ての日本人に当てはまるわけではないが、この国の人は、確かに宗教を習慣の一つとして、大事にしている。
しかし、習慣と言っても冠婚葬祭などの儀式を執り行う為であって、教えそのものを知っている人はいない。
家族代々の宗教があっても、教えそのものは日常生活には反映されていないのだ。
いったい大切な日々の生活に影響を及ぼさない宗教に何の意味があるのだろうか。
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