等価

人間にとって、物であれ、精神的なことであれ、正しくその価値をはかることが大切だと思われる。また、このことこそ、人生の目的とさえ言えるのではないだろうか。
お金なら、価値が公に決められているわけだから、価値をはかりやすい（もちろんそれでさえ絶対というわけではない）。
しかし、人間関係や仕事においてもその時その時に価値は存在するが、それを偏って捉える人がいる。
例えば、どうでもいい事を大問題にしたり、見過ごせない事を気にしなかったりする。そして、人間関係がおかしくなるのも、そういったところからも来ているように思う。
このように考えると、結論として思うことは、一人一人が、その対象としている事の価値を正しく見積もることが出来れば、摩擦の少ないよりよい環境になっていくのではないだろうか。

引継ぎ

私は以前このように感じた事がある。
仕事を引き継ぐ為に、いざ後任に教える段になると、自分はこの作業の事をなんと知らないのだろうと。
私自身は当然日々仕事に対して真剣に取り組んでいた。しかし、人に教えるには、まだまだ穴があることに気が付かされた。
この時に思った。仕事をする場合は、最初の時点で最後を意識して取り組んで行こうと。

口だけの人

このような人がいた。
「あーそれはやっておく」と言って、それ以降やっておくという事が、その人からやられない。
その後も、その人はそんな調子だった。
このような人にどう対応すればいいか悩んだが、こう考えればいい事に気がついた。すなわち
「この人は存在していないのだ」と。

100年前の日本

100年前の日本の生活を紹介している本を読んだ。
ほとんど写真だけで、もう少し説明が欲しいところもあるが、興味深い本だった。
その中で、改めて認識したことは、たった100年前まで日本人は着物を着て生活していたということだった。
もちろん、知らない事と云う訳では無かったが、興味を持って見てみると、以外に面白い事に出会うものだと思った。

二つの川柳

行動を　起こさないから　むずかしい
まず一歩　踏み出さずして　何出来る

足を引っ張る人

ずいぶん前のギャグに、自分からわざわざ相手の目をのぞき込んでおいて、「お前見たな」というのがあった。
しかし、このようなことは、実際にもある。
私自身も経験したことだが、例えば3時間で終わらせるような仕事をしている時に、上司にあたる人が、3時間説教したあげく、「何で時間内に終わらないのか」ということがあった。
自分が原因になっているのにもかかわらず、結果を人のせいにするのだ。
結局目的は、相手にいやな思いをさせるということだから、結果は最初から決まっている。

虚栄心

人間、どんなに良く見せようとしたところで、その人の一言二言を聞いただけでさえも、その人の本質は分かってしまう。
であるならば、つくろった分だけ損をするという事になる。

オバマ大統領の誕生

アメリカの大統領に黒人のオバマ氏が就任した。
黒人の始めての大統領誕生を世界が祝福した。
しかし、冷静に考えてみれば、新しい時代をむかえたというよりも、正常な状態に一歩近づいたと考えるべきだと私は思う。

苦労

人間、苦労することは、絶対に必要である。
しかし、その中には、する必要の無い苦労も紛れ込んでいる。
それを避けるのも、また、必要な事だと思う。

利害を越える関係

友人と飲みに行った。
いろいろな話をした中で友人は言った。
「男は利害だよ」と。
確かに、栄えている時には人が寄ってきたのに、落ちてしまうやいなや誰も周りにいなくなったという人の話をよく聞く。
しかし、一度人間関係を結んだからこそ、転落した人を見捨てずにいる人もいる。
そして、それは財産も地位も無くした人にとって、もっと大切な財産が残ったのかもしれない。
ところで、男は利害だと言った私の友人は、本人のそのポリシーからすると大きな間違いをしてしまった。それは、利益にならない私と飲みに行ったのみならず、おごってしまったのだ。