常識

私が高校生ぐらいだった時、ある先輩に洋食でのライスの食べ方についてこんなはなしを聞いたときがある。
日本人はレストラン等で洋食としてライスが出てきた場合フォークの背にナイフで乗っけて食べているのがいかにもテーブルマナーにかなっていると思っている。
しかし、西洋人はそもそもライスを食べる習慣は無いのでライスの特定な食べ方など無い。
西洋人はどのようにライスを食べるのかというとそのままフォークですくって食べている。ということだった。
私はその話を聞いて以来、自分が洋食としてライスを食べる時などまわりの人達がどのようにしてライスをたべているのかみてみると、ほとんどの人がフォークの背にナイフでライスを乗せて食べている。
ある意味でもうそれが定着している。
私はその時に思った。常識というのはこのようにして形成されていくのだな。と。
すなわち常識でもなんでもなかったものが常識になっていったのだ。
逆に言えば常識にしなければならないと思ったことは、そのことを働きかけ続けていかなければならないということになると思う。

フォークソング

日本ではかつてフォークソングブームがあった。
それはボブディランなどの影響を受けてのものだった。
そのような背景もあって、日本人の大半はフォークギターを弾きながら歌うからフォークソングだと思っている。
しかし、実際は始めにフォークギターありきではなく、始めにフォークソングありきなのである。
フォークソングを歌う楽器だからフォークギターと呼ばれる。
フォークソングとはイギリスの民謡をさしていて、アメリカでも歌われてるようになった。
そして、ウッディーガスリーやボブディランが自分たちの思いをフォークソングにのせてうたうようになった。

2012年10月15日

長女が「人間は食べるために生きているわけではない。生きるために食べるのだ」と声を出して読んでいた。
私は「それは誰の言葉だ」と聞いたら長女は「英語の練習問題」と言った。
私はその言葉は凄く端的に人生の本質を表していると思った。
昨今のニュースなどで見ていると、食べるために生きている人達が事件を起こしていると思わざるおえない。