フェリーニの「道」という映画程、私を悩ませる映画は無い。
それはなぜかと言えば、この映画は見る側の感情をこれでもかというほど引き込ませるぐらいすばらしいのだが、かえってその感情が邪魔をして最後は主人公への嫌悪観しか残らないと私は思った。
フェリーニとしては主人公への同情を求めていたと思われるのであまりにも見る側をすばらしさ故に引き込ませたことがかえってあだになってしまったように思った。
それはなぜかと言えば、この映画は見る側の感情をこれでもかというほど引き込ませるぐらいすばらしいのだが、かえってその感情が邪魔をして最後は主人公への嫌悪観しか残らないと私は思った。
フェリーニとしては主人公への同情を求めていたと思われるのであまりにも見る側をすばらしさ故に引き込ませたことがかえってあだになってしまったように思った。