タラワ、マキンの戦いという本を読みました。著者は谷浦英男という兵学校出身の海軍将校だった方です。タラワ、マキンなどを海軍が占領するときからかかわってこられて、タラワ島に米海兵隊が上陸する二カ月前にタラワ島から転勤されたという経験の持ち主です。ですから、タラワ、マキンの戦いには参加していなくとも、陣地の構築などを行っておられた方なので、日本側からタラワ、マキンについて書くことの出るごく限られた人と思います。
そんなわけで、海軍の方が書かれた本にもかかわらず、戦艦や巡洋艦、空母は登場してきません。主役は海軍陸戦隊です。著者も本の中で陸軍の歩兵になりなくなかったので海軍にはいったのに、歩兵をやらされているとぼやいています。
陸戦隊は元々は艦艇に乗り組んだ乗員のなかから選んで、小銃などを持たせて陸上に派遣した部隊とのことで、一時的に派遣するという存在だったとのことです。それが、上海特別陸戦隊のように長期にわたり陸上で戦う部隊として各鎮守府に特別陸戦隊が組織されて、タワラ、マキンにも派遣されたとのことです。ですから、両島には陸軍の部隊は派遣されていません。
米海兵隊が本格的に上陸作戦を行ったタワラ、マキンの戦いの相手は陸軍ではなく、海軍特別陸戦隊の部隊だったのです。海軍といえども特別陸戦隊は本格的に陸戦をするように訓練をしてきた部隊なのと、陣地の構築など周到に準備をしていたため激烈な戦いとなりました。
この本では著者は戦い自体には参加されていませんから、米側での出版物に著者の経験から日本側の動きを想像して付け加えておられます。ですから、戦い自体についての記述は少ないのですが、著者自身が両島の占領当初からかかわっているので、その時の話はなかなか面白いものかあります。海軍の軍人の書かれたもので、陸戦隊について書かれたものは読んだことがないので非常に興味深く読むことができました。
ついでに、米海軍の強襲揚陸艦には海兵隊の激戦地の地名がつけられていまして、タラワも艦名となっています。米海兵隊としても本格的な上陸戦としは初めての戦いで、大きな損害を出した厳しい戦いだったわけです。
そんなわけで、海軍の方が書かれた本にもかかわらず、戦艦や巡洋艦、空母は登場してきません。主役は海軍陸戦隊です。著者も本の中で陸軍の歩兵になりなくなかったので海軍にはいったのに、歩兵をやらされているとぼやいています。
陸戦隊は元々は艦艇に乗り組んだ乗員のなかから選んで、小銃などを持たせて陸上に派遣した部隊とのことで、一時的に派遣するという存在だったとのことです。それが、上海特別陸戦隊のように長期にわたり陸上で戦う部隊として各鎮守府に特別陸戦隊が組織されて、タワラ、マキンにも派遣されたとのことです。ですから、両島には陸軍の部隊は派遣されていません。
米海兵隊が本格的に上陸作戦を行ったタワラ、マキンの戦いの相手は陸軍ではなく、海軍特別陸戦隊の部隊だったのです。海軍といえども特別陸戦隊は本格的に陸戦をするように訓練をしてきた部隊なのと、陣地の構築など周到に準備をしていたため激烈な戦いとなりました。
この本では著者は戦い自体には参加されていませんから、米側での出版物に著者の経験から日本側の動きを想像して付け加えておられます。ですから、戦い自体についての記述は少ないのですが、著者自身が両島の占領当初からかかわっているので、その時の話はなかなか面白いものかあります。海軍の軍人の書かれたもので、陸戦隊について書かれたものは読んだことがないので非常に興味深く読むことができました。
ついでに、米海軍の強襲揚陸艦には海兵隊の激戦地の地名がつけられていまして、タラワも艦名となっています。米海兵隊としても本格的な上陸戦としは初めての戦いで、大きな損害を出した厳しい戦いだったわけです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます