tontonjyoのブログ

yahooから引っ越して来ました。思ったことを適当に書いています

北朝鮮問題・・・とかなんとか言いながら

2010-12-25 02:34:09 | 日記


あれだね。アメリカにある国連代表部を介して行われる水面下での交渉窓口、まぁ、ニューヨーク・チャンネルが再開されたってね。北朝鮮とアメリカの交渉が始まる訳か。

中国含めてね。アメリカはかなり圧力を掛けたし、演習やら自衛権に言及したり「次はないぞ。」って実質的な最後通告もやったからね。先制攻撃でぶっ潰しても良いことはないだろうから、実質的に、こっからは軟も使って行かないと好転はしないだろう。

でも、当分は互いの主張が食い違うんだろうなぁ。だって自らに有利な方が良い訳だからね。




韓国の李明博大統領は統一税を提案したりしているけど、実際問題、望まれない金体制の崩壊とかさ。急激な再統一なんて、実は韓国も中国もアメリカも望んでいないんじゃない。日本だってそう。後始末が大変だからね。

まぁ、アメリカも影響力を残したい。中国だってそう。これは変わらない。北朝鮮が脅威である限り、ここを変えようなんて試みは無理があるでしょうね。韓国だって望むのは数十年のスパンを要する極めて緩やかな再統一でしょう。

今、目指すべきは、硬軟使い分けで脅威的ではない北朝鮮を作ることじゃないですか。それには当然、中国の協力が必要。ベクトルとしては仕向ける。

脅威的ではない北朝鮮ができあがり、確実化するに連れ、必要性の問題から、対北朝鮮的なアメリカの方策も後退して行くでしょうね。中国は緩衝地帯が失われることにどう反応するかは解らないが、韓国は中国友好に化けることも出きるはずなので、その辺は再統一の過程で変化して行くんじゃないですか。まぁ、そうなればアメリカにとって面白くないでしょうけどね。その辺は米中の交渉しだいでしょう。遠い未来の話でしょうけどさ。

【脅威的ではない北朝鮮】、まぁ、この辺は如何にして中国が責任を持つかの一点に掛かっているでしょうね。もし、その体制を構築することができるなら、後は時間の問題、ある段階から南北対話を繰り返して穏やかな統一を進めるれば良いかなぁ。関係各国に負担の少ない形。必然として超長期的な展望でね。

北朝鮮と韓国、同意の元での統一でも十年以内で70兆円以上、暴力を伴なった統一では十年以内に200兆円以上はかかるとも言われていますからね。多分、日本は相当に負担させられますよ。借金してもね。

でも、日本は主体的な作用はできないでしょうね。日本の平和主義とは、その程度なんじゃないですか。主体的に南北の分断を元に戻すことなんてできやしません。日本の平和主義者は内向き内向きですから。




話は替わるけど、日本にとってか。駐留無き安保・米軍の後方配備が必要だとしてだよ。日本にとって中国は、彼らが尖閣諸島のなどの領有を主張する限り脅威でしょうね。

北朝鮮が脅威でなくなっても、対中は別途に抑止力が必要なんじゃないですか。それはさ。自前の防衛力強化、更にアジアでのアメリカのプレゼンスを維持するハブとして在日米軍基地を自衛隊基地として日本が管理し、米軍との接続としての共有などで、更なる米軍の後方配備は可能だろうし、外交的要素を用いて中国の脅威を下げることも可能でしょう。

まぁ、日本は9条って言う特殊な事情があるからね。そして国民の多くが、それを否定するとは現時点では思えない。日本は極めて限定的に防衛的現実主義を選択せざるを得ず、従って必然として日米安保は破棄ではなく進化と言う形にするしかないでしょうね。

日本は集団安全保証の武力的相互共助も基本的に否定している。当然、限界があるとは思うが、一方的に報復力を担保すると言ったような関係性を米国意外と結ぶなんてのは無理な話です。更に安全保証における防衛力において必要最低限の内、戦略攻勢を一切否定した日本の安全保証は国際協力を否定しては成り立ちません。

どうしても駐留無き安保が必要なら、不可侵を前提とした条約締結など外交的努力で中国の脅威の度合いが下がらない場合、自衛隊の防衛力を最大限に活かし、米軍が到着するまで持ち堪えられる体制を作るしかないですよね。それで米軍の後方配備と抑止力は担保できるでしょう。

実際問題、外交的努力は互いに手が出せない状態になってから加速すると言うこともあると思います。互いに共通の問題がなければ交渉なんて始まりませんからね。




参考にさせていただきました

【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010122200254