美術館などでは珍しい『撮影可』とあれば、やはりついついいそいそとスマホを向けて撮る主体性の無さがいじましい。
どういう意図があってカメラOKなのかと首を傾げるが、時々は写させてガス抜きをしようという施しなのかも知れない。
となると、どうしたって期待に応えたくなって恥ずかしげもなく大衆一般の自覚をもって、朱に交わる。
それにしても『オミクロン』であったのは、ちょっとした偶然を面白がったサービスなのですか。
オミクロンは検索してみると、ラテン・アルファベット15番目のOのことなんだとか。
OよりVに視えるから、O脚のビートたけしが「コマネチ!」ポーズをしているのを連想してしまった。
デザイン性重視の椅子とテーブルも撮影許可になっていた。
家具は機能性が一番の筈だけれど、この二つの家具はこれに部屋を合わせたり、家まで建てなければいけないようなほど自己主張をしている。
こういう家具が芸術のフリをして売られていたら、キャンプファイヤーのようにして燃やすイベントをしたらと思い描いた。
剣とペン、筆と政治でしょうか?
しかし、ボクは芸術は「わからん」。
無理強いされてるわけじゃないですから、受け手としては何でもありじゃあ〜りませんか。
私にとっては、すごいな〜と感心してしまうのが芸術です。