智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

アイスランドを旅するー4日目夜、オーロラの大爆発

2017年01月16日 | 海外旅行
突然始まりました。


その前・・・夕方、明るいうちに、オーロラ撮影に適したポイントを探し回り、お夕食を済ませ上着を羽織って待機しました。

星は瞬くのですが、オーロラが現れません。

あれがカシオペア座、これが北斗七星、ということは北極星、ポラリスがあれ・・・天空高く位置しています。

ああ、理科の教科書に書かれていた通り、北極点に近づくにつれて、天の回転軸は地平線から頭上の頂点に近づく・・・

満点の星空を目前にして、星座表を甥っ子から借り受けずに来たことを、後悔します。


9時過ぎ、9時半過ぎ、体が冷えてきたので、ひとまず部屋へ戻ります。


夫は、お酒も入り、眠いと言って、ベッドでダウン。

私も、シャワーでも浴びて眠るか・・・と服を脱ぎ始めたら、「ワーーーー」という大きな歓声が外から飛び込みます。

電気を消して窓に駆け寄り、カーテンに頭を突っ込み、見ると、スザマシイ閃光が夜空を割き・・・

夫に「明ちゃん、起きて、ただ事ではない、オーロラが、もう、すごいよ!!!」

急かして、服を着させ、カメラをつかみ、外へ走り出ますと、



幾筋もの強い光が天空を駆け抜け、



直線的な閃光が、渦巻き始め、



カーテンのように幅広く拡がり、揺らぎはじめ、



目の前、そして頭上を仰ぎ、振り返っても、どこもかしこも、あちこちで渦巻きが生じ、

息をのみ、鳥肌が立ち、その場に立ちつくし、撮影ポイントに移動することもできず、



もう、圧倒され、なすすべもなく、カメラでとらえ切れず、ただ、この目で収めていました。



30分ほども続いたでしょうか、

最後、大きな一つの渦巻きとなり、渦が拡がり傘のように空全体を覆いかぶさり、

さーっと静かに消えて、終わってしまいました。

撮影ポイントまで移動し、残照をカメラで収めてみました



そして、また、満点の星空に戻っていました。


感動のあまり、寒さを感じません。余韻に浸ります。

この凄さは、言葉では表し切れません。

まさに、一生に一度の経験でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
めいすいさんへ (智の庭)
2017-03-10 18:28:25
「オーロラが踊っているような感じ」とは、とても嬉しいお褒めの言葉を頂き、ありがとうございます。
オーロラが、もし音楽を伴っていたら、もう、この世とは思えない、素晴らしい音色をかなでるのでしょうね。
私はめいすいさんの写真を見て、もう一度オーロラと出会えたら、めいすいさんのような写真が撮れたらいいな、と思いました。
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good shotさんへ (智の庭)
2017-03-10 18:22:00
私は、今回は地学的な好奇心が旅の中心あって、オーロラは「まさかね~・・・」と全く期待しない中で、すごいものと出会ってしまいました。次、「オーロラを求めて」旅しても、今度は出会えないのではないか・・・と感じています。
そして、夜空の花火に感情が動かない自分になってしまいました。
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オーロラ (めいすい)
2017-03-10 04:18:23
コメント有り難うございました。
素晴らしいオーロラが見えたようですね。
オーロラが踊っているような感じが分かります。
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Unknown (goodshot)
2017-03-10 01:00:23
オーロラはいつか見に行きたいと思っています。絶対にTVや写真では本当の凄さ美しさが伝わらないと思っているからです。どこかの時計台と違い、その実物は決して期待を裏切らないはずであると。
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