先日は、コンサートの来客について触れましたが、今日は、歌手お二方についての所感を述べます。
伍代さんの方が年上で歌手生活も長いようで、伍代さんから香西さんにジョイントを申し出て8年経つそうです。
舞台では、二人の個性が、際立ちます。
まず、伍代さんは、持ち歌を唄う前に、歌詞の背景や作曲のエピソードを説明しますが、
実に、観客のひとりひとりを見つめ、語りかけます。
間奏曲のときに、舞台手前席、中盤、奥、2階席の観客を、明るい舞台上から暗い客席の人々をよく見えるように手をかざし、視線を確認して、
それから手を振ります。
曲が終わったあと、舞台裾に引き上げるときも、次に反対側から現れる香西さんの方に手を差し伸べて、
「お次どうぞ」と余韻を最後まで残して、静かに消えゆく感じです。
そして、香西さんが歌っている間に、次の曲に合わせて、衣装を変えます。
観客を歌と、衣装と、語りで楽しませようと、心配りが行き届いています。
対して、香西さんは芸能生活30周年を迎えたそうですが、
着物で登場するときも、ドレスで現れる時も、大股で堂々とした歩きっぷりで、
歌い終わって裾にはけるときも、客席に背を向けて「終わった」と、すたすたと立ち去ります。
歌詞の説明するときなども、誰に向って、ということでなく、あらかじめ用意した伝えるべきことを話した感じで、
観客との対話や意思疎通を図るより、独り言のようにみえます。
衣装替えも少なくて、「また同じか・・」と残念に思います。
伍代さんより、香西さんの方が、声量や技量に恵まれていますが、
伍代さんは、歌の世界を心から演じるのが好きで、人々との心の交流を大切にされ、
香西さんは「民謡全集を発表しました」と言われる通り、
袴姿で、スタンドマイクを正面に、民謡を歌うことに、自分の世界に没頭することが、好きなのでは、
そのように思いました。
お二人の持ち歌の世界は、私には、ちょっとなじめない、と感じました。
でも、歌手であるお二人に、それぞれの良さを感じて、好感を抱くことはできました。
伍代さんの方が年上で歌手生活も長いようで、伍代さんから香西さんにジョイントを申し出て8年経つそうです。
舞台では、二人の個性が、際立ちます。
まず、伍代さんは、持ち歌を唄う前に、歌詞の背景や作曲のエピソードを説明しますが、
実に、観客のひとりひとりを見つめ、語りかけます。
間奏曲のときに、舞台手前席、中盤、奥、2階席の観客を、明るい舞台上から暗い客席の人々をよく見えるように手をかざし、視線を確認して、
それから手を振ります。
曲が終わったあと、舞台裾に引き上げるときも、次に反対側から現れる香西さんの方に手を差し伸べて、
「お次どうぞ」と余韻を最後まで残して、静かに消えゆく感じです。
そして、香西さんが歌っている間に、次の曲に合わせて、衣装を変えます。
観客を歌と、衣装と、語りで楽しませようと、心配りが行き届いています。
対して、香西さんは芸能生活30周年を迎えたそうですが、
着物で登場するときも、ドレスで現れる時も、大股で堂々とした歩きっぷりで、
歌い終わって裾にはけるときも、客席に背を向けて「終わった」と、すたすたと立ち去ります。
歌詞の説明するときなども、誰に向って、ということでなく、あらかじめ用意した伝えるべきことを話した感じで、
観客との対話や意思疎通を図るより、独り言のようにみえます。
衣装替えも少なくて、「また同じか・・」と残念に思います。
伍代さんより、香西さんの方が、声量や技量に恵まれていますが、
伍代さんは、歌の世界を心から演じるのが好きで、人々との心の交流を大切にされ、
香西さんは「民謡全集を発表しました」と言われる通り、
袴姿で、スタンドマイクを正面に、民謡を歌うことに、自分の世界に没頭することが、好きなのでは、
そのように思いました。
お二人の持ち歌の世界は、私には、ちょっとなじめない、と感じました。
でも、歌手であるお二人に、それぞれの良さを感じて、好感を抱くことはできました。