智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

缶の底のビールと、トイレット・ペーパーに石鹸

2017年04月11日 | 日記
夫は、毎晩350ccの缶ビールを2本、晩酌の楽しみとしていますが、

缶の底にわずかに残ったビールを、私は小さなグラスに注ぎます・・・

私はアルコールに弱いので、5ccも飲めば十分ぽかぽか温まります。

夫は最初の頃、大笑いして「安上がりだな~」とか「外では恥ずかしいから、絶対するなよ~」

とからかっていました。


甥っ子が遊びに来て、トイレでペーパーを詰まらせました。

そこで夫と私で、お尻の拭くときのペーパーの長さや使い方を、甥っ子に指導しようと、

事前リハーサルのため、二人でトイレにこもりました。

まず夫に「どうやって使っているの?」と訊ねると、

20cm長のアコーディオン状に、端を揃えて几帳面に往復を繰り返し、最後半分に折って10cm四方の正方形に整えます。

「すごいね!」と思わず感嘆して、「私はこうよ・・・」と実演しますが、夫の3分の1の量しか使用していません。

・・・・一瞬、沈黙が流れ、歩み寄れないことをお互いに暗黙下で了解しました。


別の場面で、夫が「石鹸が小さくて使えないから、補充して~」というので、

夫に新品の石鹸を渡し、私は小さく薄くなった石鹸を手に取り、

タオルの中央に置いて、両手でタオルを折り、タオル越しに石鹸をこすり、泡立てましたら、

夫が「すごい!!!!そうすれば、石鹸を最後まで使えるね!」

夫は、左手でタオルを持ち静止させ、右手でつかんだ石鹸を動かして、擦り込んでいましたので、

持ちづらい小さいサイズになると、ゴミ扱いしていました。

しかし、夫はその後も流派を変えず、

私はボディーシャンプー派ですが、夫が使って小さくなった石鹸を、私が最後に使い切る流れとなりました。