智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

ストウブvsル・クルーゼvsバーミキュラ

2017年04月01日 | 美味探求
夫が 事務所の引出から「忘れてた~」と 商品券4万円とビール券40枚をくれました。

4万円もあるので折しも取っ手が壊れたフライパンの他に、

以前からあこがれの、鉄製鋳物鍋も買えるかな~と、

運転して欲しい夫へ下心満載で「デパートでランチしよう~」、

夫は「何食べようかな~」と目に星を浮かべて宙を眺めています。




皆さんもご存じ、鉄製鋳物鍋のル・クルーゼやストウブやバーミキュラは、

色はカラフルでおしゃれ、迷って決められません。

以前、朝日新聞で比較紹介していましたが、よくわかりませんでした。

こんな時は、プロ仕様の河童橋道具街より主婦目線の日本橋三越が頼りになります。


夫と一緒の買い物は、時間かけてぶらぶら寄り道が出来ないのが残念ですが、

今、私は腰が痛くて鎮痛剤を使用し、運転に自信が無いので、夫同伴で致し方ない。


ずらりと並んだストウブの前で立ち往生していると、店員さんが近づいて来ましたので、

早速、3つの製品の相違について説明を求めました。

「ル」は中がつるっとしているので、野菜がぺたっとくっつきやすい。また、蓋の構造が「蒸し」には向かない。

「バー」は、底が波立って、焦げ付き防止としているが、谷の部分にカレーのルーが溜り、なべ底をかきまぜにくい。

「ストウブ」はざらざらして具材がくっつきにくい。蓋の構造が「高圧蒸し」、うまみを逃さない。



「それで、店員さんは、ご自分でお使いになっていかがですか?」

「それぞれに良さはあります」模範解答ですね。

「それで?」粘る私

「それで・・・・(声が小さくなって)いろいろ使い比べて、ストウブが使いやすい、です・・・」

「やはりそうですか。私もストウブにします。サイズはどれがお勧めですか?」

用途など聞かれ、22cmサイズを勧められました。

色は各種ある中で、夫と相談し、テーブルの色が深い赤味があるので、反対色の深緑の鍋を選びました。


鉄フライパンもその定員さんに相談し、夫のイライラ度を横目で測りながら、速やかに決定。

会計と梱包を待つ間、石鍋フライパンの展示即売をしているカウンターの椅子に案内されました。

店員さんも心得ているらしく、手際よくテキパキ手を動かしながら、口も休まず使用上の注意を教えてくれます。


展示即売お姉さんは、夫を相手に商品紹介して、夫は学生時代にデーニーズでキッチン担当だった話題に花を咲かせています。

横目で、さすが日本橋三越本店、夫の心をつかんで、飽きさせない・・・と感心していますと、

夫が桜になって、世の旦那様族が輪になって集まりだすではありませんか・・・


会計を済ませ、「おかげさまで、納得ゆくお買い物ができまして、ありがとうございます。」と礼を述べて辞しました。


この鍋で早速、炊飯や野菜の蒸し煮など、様々試していますが、美味しく楽しいです。

高かったけど、この先、ずーっとキッチンの友になりそうです。