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智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

草むしり と ぜんざい

2013年09月05日 | 日記
この春、四十肩になって以来、無理すると 痛みがぶり返し、つらかった。

伸び盛る庭の雑草を前に、意を決して、

夫に「(夫の従業員の)職人さんたちに お願いしたい」と願い出た。

夫は、うやむやにして、否定した。


以前より、夫は、職人は金銭収入につながる外での仕事をさせて、

庭や畑の仕事は「金にならない」から、させたくないし、

職人の気が腐る、とも言っていた。


実際は、4月や9月は、公共事業の端境期で、「外仕事」は減る。

そんなとき、職人に庭の植木の手入れもさせる。

「植木」だけでなく「雑草」も庭の一部でしょう。


夫のお母さんがご存命中は、近所に住む妹、従姉と、庭のみならず畑の草むしりを

70歳代までしていた。

彼としては、妻の私に、その役目を期待したいのであろう。

しかし、痛いものは痛い。去年はこなせたけど、今年はできない。


従業員にしてみれば、庭木の剪定も、庭地の除草も、もらえる給料は一緒。

彼らの「気は腐らない」。気が腐るのは、社長の気持ちだけ。

社長の気持ちのために、こちらの肩が犠牲になるのは、つらすぎるし、

思いやりが無く、腹立たしい。


それでも、言っても分からないのが、夫。


以前、冬場に 職人さんたちの お八つに「ぜんざい」を作って出そうとしたら、

夫は「そんなもん、食べたら、腹いっぱいになって、晩酌がまずくなる」と反対した。

50歳の夫の胃袋で、20代30代の若衆の食欲を計らないで欲しいが、

自分が腹いっぱいだと、他人もそうだ、と思い込む人であった。

カチン、ときて、さっさと お抹茶入り玄米茶を添えて「ぜんざい」を出したら、

夫の意に反して大好評であった。

それ以降、「ぜんざい」を差し入れしても、夫は文句を言わない。


そのようなわけで、自分 = 他人 な ワンマン社長は、御し難い。

一歩譲って、火曜日に草むしりをしたら、

左手を庇った右手が、夕食準備のとき、包丁を握れない。

そして左肩が、いまもズキズキ痛む・・・・(涙)・・・・・

もう一日作業分の雑草が、庭に残っているが、

夫に委ねよう。(一戦覚悟で)

夏の終わり

2013年08月30日 | 日記
夏の始まりに咲き、暑さに負けず、夏の終わりまで咲き続ける、百日紅。



薄藤色が好きで、夫に植えてもらいましたが、まだ根が落ち着いていないようで、花に勢いがありません。




桃色の花の方は活着して、元気に咲いています。


子供の頃は、夏が大好きでした。

夏休みの晦日、貯めた宿題にフーフー言いながら仕上げ、

そして、一歳年を重ねたお祝いに、母の手作りのご馳走をいただく。


今日は、玄関の軒下の 日陰 に置いてある 温度計が 40.7度。

いやはや、内陸は暑い。

ちなみに、この夏の最高気温は、44.7度 を示していた。

暑くていいことは、外で作業しても、蚊に刺されないこと ぐらいか・・・


初めてのことですが、

夫から 「お~い、誕生日 なんか おいしいもの プレゼントするぞ~」

「えぇぇぇ・・・・、フレンチの松本楼か、いやいやイタリアンのリストランテ・ヒロか・・・・」と悩みだすと、

夫は「新世界菜館の フカひれスープが いいんじゃないかぁ?」

というわけで神田神保町の老舗上海料理店に行きました。上海南の寧波(ニンポウ)出身の祖父が来日し、今は三代目で、上海蟹の名店でもある。


さすが、中華。 活力が湧きました・・・・ありがとう・・・・

次は、11月蟹の季節に行こうね、と約束しました。

見えない網戸

2013年07月03日 | 日記
我が家の網戸は、黒い。

当家へ訪れた客人が、「網戸は、はめていますか?」と尋ねるほど、

目立たないようです。


先日、リビングの窓を開き、網戸越しの風を入れて、静かに読書をしていたら、

いつもの黒ちゃん(猫)が、いつものように庭を横切り、

今日はいつもと違って、デッキ(濡れ縁)によじ登り、家の中に入ろう!!!

としたら、網戸に顔を、いや、ひげをぶつけ、???? しばし立ち止まって、

足を踏み込んだり、後ずさりしたり、へんだにゃー・・・と立ち去りました。


猫まで、見えない網戸? 


ちなみに、雉トラ縁猫と、真っ白猫と、真っ黒猫が巡回してきます。

お陰で、ねずみが寄り付きません。




四十肩というものは、、、

2013年07月02日 | 日記
まずは、さわやかにアガパンサスの花。



梅雨時期に咲く、青紫が清々しいこの花が好きで、増やそうと可愛がっている。

しかし、増やしたいものは増えないのに、雑草は可愛がらずとも元気にはびこっている。

そろそろ、草むしりをしないといけないのに、左肩が四十肩になって、億劫なのです。


四十肩というと、通過儀礼的な名称で、ありふれて、たいしたことないように見えます。

その実は、肩の関節胞が炎症を起して、可動範囲が制限される状態で、

半年から1年は治癒に掛かる、と整形外科医に言われました。

組織は3ヶ月で入れ替わるそうですが、

肩は腕がぶら下がり、しかも可動範囲が大きいため、一進一退を繰り返すそうです。


実際、急性期は、寝返りをしようと身じろぎを始めた瞬間、ずきーん(涙)と目が覚め、

肩、腕、指、首筋が腫れ、左こめかみまでズキズキし、眠れない。

睡眠不足と炎症から、日中はだるいし眠いし、痛いし・・・


医療の力も借りて、少しずつよくなって、薬がなくても日常生活が送れるようになった、

と看護婦さんに喜んで伝えると、「まだまだよ」と意味深に微笑まれ、

ズバリ、またもや、ズキ、ズキズキ、ズキーンとぶり返します。

次回、その看護婦さんに「言われたとおり、また痛くて痛くて」とぼやきますと、

「そうよ、最低、半年は養生しなさいよ」

3月に始まり、5月に最大ピーク、6月に再度ピークが来て、最近また怪しい。


従姉が、「3月に始まって、翌年の3月に治ったよ。」

「最初は腕が上がらない、次は、背中に回せなくなるのよ。でも今は、元通りよ!」

まったく同じ道のりを辿っている。一人で着替えることもできない・・・

従姉「車の運転がつらくなる」

うんうん、私もそう。左ひじをレストで支えて、両手に皮手袋して運転している。


あーーー、朝目覚めて伸びをする、そんな当たり前の生活が恋しいーーー

一年辛抱はつらいなー










昨今の問題について、独との比較から考える

2013年05月17日 | 日記
昨今のH市長のE安F問題やJ党のYのS拝問題について、私見を述べます。

これは、K総理下のS拝時、C国で暮らしていた私は、C国やK国の友人から、「なぜ?」と厳しくも冷たい口調で質問を受けました。

重要な問題なので、英語文で、私は彼女達に回答しました。

彼女達は「理解した、納得した」と頷いてくれ、交流を続けてくれました。


以下、文言はぼかして書きますが、私の友人諸君なら解読可能であろう、とご容赦願います。


S拝について、

象徴の方は「S拝していない」現実を、報道では明らかに避けています。

その方は千鳥が縁の戦没者記念碑には、毎年献花を捧げられています。

その方はA犯がYに入るまでは、S拝していたと聞きます。

つまり、YのS拝は国の総論ではなく、J党の思想ですが、長期政権のため、

長期間、繰り返し報道に取り上げられて来て、あたかも主流のように目されつつある。

ではなぜか?


WWⅡの責任、裁判、後処理について

独と比較すると、問題の理解が容易になる。

独は、陸続きの仏、蘭、ポーランド等東欧諸国に進行し、英には空爆し、ユ人に対して非道行為を行った。

米が加わり連合軍が勝利。

終結後、連合軍により独は裁かれる。つまり、独から甚大な被害を受けた仏・英が、相手国独を裁いている。

ユ人も独に対して裁判を起こし、個人補償を求め、

更には、海外逃亡した独人を、近年、アルゼンチンで捕えている。

Nチスの墓を参る人物は、独ではトップになれない。


では、翻ってアジアの過去は?

JはKやCや諸国に進行した。

米のハワイにも進行したが、米一般市民に対する攻撃までは至らなかった。

米が参戦し、終結。

米によって裁判が開かれるが、CやKは混乱の最中。

つまり一般市民に直接的な被害を受けたCとKの代表者が、裁きの場に参加していない。

そこが、米だけでなく英・仏から裁かれた独と、異なる。

当時のJの指導者は、米に負けたけれど、CやKに負けたのではない、

その意識が、当時の指導者の孫の代になる、現代のJ党の根底にあるように感じる。



後にJが経済復興を遂げた頃、KのE安F問題が浮上し、

個人補償をしない代わりに、Kの軍事政権に経済援助という形で、お茶を濁してしまった。

現代に例えると、外国で交通事故に合って、その補償金は日本の役所に納めましたので、問題は終わりました、と言われて、納得する人はいない。

個人へ行われた罪は、その個人へ償われなければ、償ったことにはならない。



思うに、これは「男の業」のなせる問題であろうか・・・・

夫婦喧嘩でさえも、明らかに夫に非があるときでも「ごめんなさい」と言えない。

「男の甲斐性」とか言って、「甲斐性」の実態も無いのに開き直ったり。

「勝ち負け」に拘るのは、人間も野生の動物と同じ所以か、

雄はメスをめぐって、戦い勝ったものだけが子孫を残せる、

「闘争本能」が英知を曇らせるのか、、、

相手の立場で考え、相手の痛みを我が事として想像できるような人物は、

そもそも政治家には、ならないのか、、、


















糞害に憤慨

2013年03月12日 | 日記
解決した事件であるが・・・・

我が家の敷地内に、毎週末になると、飼い犬の糞を放置していく事件が続いた。

公道から、敷地内5mぐらい入った場所、にである。

公道に放置するのも、マナー違反ですが、個人の敷地内に放置するのは、犯罪である。


始まりは、昨年末大晦日の朝、園路の上に、ほやほやの糞が鎮座

糞の大きさから、小型から中型犬。

前日、大掃除を終えた夫は、怒り心頭

そして、毎週、土曜の夜から日曜の早朝に、嫌な置き土産が続いた。


近所の交番に行って、おまわりさんに相談し、助言を受けて、

2月に入って金曜日に、人感センサー付きのスポットライトを設置して、

翌日土曜の夕方から、夫と私で、消灯した室内から見張った。


結論から言うと、その日から、糞害は止まった。


強光線に恐れなしたか、その夜も翌朝も、怪しい飼い主と犬は出現しなかった。

ただ、、、タバコをふかし、こちらを見ながら、ゆっくり通り過ぎ、、た、途端に、

半ば引き返し、こちらを凝視して、そして踵を返して去っていった男がいた

その動き、視線、が妙に、心に引っかかった・・・・泥棒の下見か???


この一件を、夫が近所の知人達に話すと、やはり、似たような被害を受けている人が、他にもいることが分かった。

ある人は、我が家同様に新築で、玄関門扉の正面に、似た大きさの小山が、連続して放置され、

あるお宅では、大変綺麗に手入れしてある芝の上に、放置されていた。


心がよがんで、ねじくれた人が、近所のどこかに、いる。


警察曰く「光、音、視線、が抑止力になる」とのことですが、

今年は、防犯の追加策を講じようと思います。


落雪注意

2013年01月16日 | 日記
おとといの、1月14日成人式の日の雪、久しぶりの大雪でしたね。

この1日だけで「大雪」なんて書いたら、北国の人に「これが毎日だよ」と叱られそうですね。



これは、我が家のシラカシの木ですが、右(北)から左へ吹雪いているの、見えますか?

家は、丘陵地帯の頂上にあり、北は下りの谷、北風が遮るものなく吹き上げてくる。

冬は、寒いよ!(夏は涼しいけど)


昨日は早朝から職人さん達が、今日の出動に備えて、雪掻きをするため、悪路の中を出社。

朝からご苦労様、ということで、休憩に手作りのぜんざいを振舞う。


午後、職人さん達が帰宅した後、非力ながら私は、歩道確保のため雪掻き。


そして、今朝、5時45分ごろ朝食の支度をしていると、

ドドドド-ドーン

「地震だあ」と叫ぶ・・・・が揺れていない・・・がニュース速報で「秩父で震度2」

どうやら、微妙な揺れで屋根の雪が落ちたらしい。



その後も、部屋から見上げると



ズドーーーン



と凍って固まった厚さ10cmの雪の板が、次々と落下して突き刺さる。


新潟に住む夫の友人の話では、

新潟の都市部では、隣家の屋根の雪が境界を越えて落下して、隣家との紛争の原因になるそうですが、

頷ける話である。

こうしている間も、ドカン、ドカンと落ちている。

頭に当たったら、相当危険ですね。怖いですね。気をつけよう。


この2-3日は、外出できそうもありません。

私の車のタイヤは、雪仕様になっていませんし、

夫の車はシュタットレスタイヤに交換済みですが、

おとといの雪の中、私の送迎のため運転してくれましたが、車体の底が割れて!?修理中。

歩くにも、あちらこちら坂道が凍って、よく滑ります。


そのようなわけで、このようにブログをアップするしだいです。

謹賀新年

2013年01月03日 | 日記
あけまして おめでとうございます

今年もよろしくお願い申し上げます。


さて、お正月といえば、御節料理ですが・・・、

私、今回のお雑煮、これまでの中で、初めて会心の出来となりました!


結婚して?回目(年々数えるのが、難しい)。

これまで、夫の家流にしようとしても、上手にできず、今一歩でした。

夫宅流は、鳥と小松菜とお餅、醤油だけです。


今年は、なにげなく、私流に変えました。

夫は、気がついたか否か不明ですが、何も言わずにおかわりするので、おいしい、と見做しました。



私は、母が博多流でして、

鰹節と昆布と干し椎茸で出汁のベースを作り

鶏肉、かまぼこ、人参、大根、ごぼう、たけのこ、レンコン、小松菜、

熊本人吉の釜田みそ醤油店の、白だし、蔵出し生醤油、塩で味を整えます。

鶏肉は、デパートで値の張ったものを買います。

変な臭みや、脂臭さ、灰汁などがありませんで、淡白なうまみが加わります。


3が日、毎朝食べましたが、飽きませんでした。

満足、満足!

師走とみかんとサンタ

2012年12月07日 | 日記
友人の皆さん、

今回は、みかん狩りの代わりに、写真でお知らせします。

今年の温州みかんは、甘い!



しかし、毎年甘いわけではなーーい。

天候次第か?気温と雨のバランスで、甘くなったり、実につまらんアジになったり。

おいしいときの、完熟の濃厚さは、食べてみないことには、わからないのである。

また、次の機会に、お声がけしますね!

もちろんお嬢ちゃまがたも、どうぞ。

ちなみに、これでもだいぶもいで、数減らした状態の写真。

周囲に上げて、私達もまめに食べて、でも、まだまだある。

そこへ、青森の友人からりんごが加わって、みかんとりんごが毎日朝昼食のノルマ。


次に、話は変わって、窓飾りやりました!!!



おトイレの窓ですが、とうとう、やってみました、クリスマスバージョン窓飾り。

お掃除ロボット・ルンバ

2012年10月13日 | 日記



9月23日、とうとう買いました!

お掃除ロボット・る・ん・ば

写真は、和室のお掃除作業中、襖をそーっと少し開けて、撮影しました。


性能は、、、

各部屋を掃除している様子を観察しましたが、

良く出来ていますが、機械ですから、やっぱり、ちょっこっと「おばかさん」です。


友人のN子さんから、評判を聞いていた通り、

椅子や机の足元が、すっきり綺麗になるのは、褒めるべき長所です。

エリアをある程度、人間が限定しないと、荒い掃除となるのが、留意ポイントです。


けなげで、かわいい、ロボットです。

2012年正月

2012年01月01日 | 日記
新年明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願い申し上げます。


我が家の年末年始の過ごし方を、ちょこっと紹介します。


昨年末、12月29日から30日にかけて、

甥っ子次男 まあ君、3歳6ヶ月が、「初めてのお泊り」に挑戦した。

以前より、「おしっこ・うんこって言えるようになったら、泊まっていいよ」

といい含めてきて、

トイレの度に彼は、「おじちゃんちに泊まる」と語っていたが、、、

次男の甘えん坊君は、母親と離れる決心がつかないでいた。

とうとう「ぼくは、泊まる」と宣言し、

心配する祖母や母親の説得に、ガンと応じず、おじちゃんに「泊まる」と電話で話した。


真夜中に、泣くことも無く熟睡し、翌日、無事送り帰した。

長男ひろくんは、次男が気になり、何度も電話をよこした。


年末は、大掃除やら正月準備で忙しいが、

6歳と3歳の男の子が一緒にいては、暴れまわって、片付くことができない。

二人を別々にすると、おとなしくなり、大人としては助かるのである。


29日から夫もお掃除に奮闘し、

30日に大概のお掃除を終え、お花をお墓、仏壇、床の間等に活け、室内を飾ります。

夜はスキヤキです。


31日に足りない食材の最後の買出しをします。

年越しそばは、我が家で「鴨汁そば」にしています。

鴨は、デパートで岩手県産を購入し、白髪ねぎを合えていただきます。

夫は、おいしい、と言ってくれます。


1日は、朝はお雑煮です。

具は、鳥、小松菜、京人参、かまぼこ、です。

かつお・昆布だしを、前日に大量に作成し、これを雑煮やお煮しめ等のベースにします。

元日は来客もなく、テレビも見たくないので、お昼に、お煮しめ等作ります。

夜は、餃子にする予定です。(ちょっと中国式ですね)


2日は、来客に備えて、お重箱にお煮しめ、車海老の塩焼き等、詰め飾ります。

今年は、丹波の黒豆煮に初挑戦しています。


3日の夜は、毛蟹を楽しみにしています。


4日以降は考えていませんが、夫は9日まで休みです・・・・

私の冬休みは10日以降、といったところでしょうか・・・・

新年会が楽しみです


原発事故 一市民の奮闘記

2011年03月22日 | 日記
3月11日金曜日、午後3時前、大地震が襲った。

相次いで、津波、原発事故、、、、

人災であり、後々まで影響を与える放射能汚染への恐怖から、テレビ、新聞、ネットを隅々目を通した。


3月16日水曜日、

自衛隊のヘリコプターが高濃度の放射線に阻まれて、空からの注水を断念、

機動隊の群衆対策の放水車を導入、結局、水は届かなかった。

自衛隊、機動隊、消防ハイパーレスキューが必死の作業している様子は伝わった。


ふと、東京スカイツリーが頭に浮かび、建設業の重機が、現場に並んでいないことが気になった。

夕食時、造園業の夫に、

超大型クレーン車の導入、

超高層ビル用コンクリート注入車の水転用


というアイデアを伝えたら、

「この非常時に、すべての国民が知恵を出すことは、いいことだ」

と珍しく、褒めてくれた。


翌朝、朝早く夫を見送り、どうしても気になった。


放射能への恐怖、差し迫る時間へのプレッシャー下で、

電力、政府は、公機関内での発想に狭まれて、民間に相談する、

なんて考えが浮かんでいないのでは、、、、


8時半に、

東京電力の本社に電話して、代表の受付嬢に趣旨を話したら、担当部署に繋いでくれた。

緊張した男性の声が、聞こえた。

上記アイデアを伝えたところ、「社内で皆で、知恵を出し合っていた、建設業にはまだ相談していない」と答える。

それで私は、「建物も施設も健全なら、メーカーの東芝の協力で足りるかもしれないが、破壊された非常時では、

水という物質を、下から上へ、左か右か、と運ぶには、建設業の重機と技術が役に立つ


と重ねて申し上げたところ、

「対策本部に伝える」と言ってくれた。


そういえば、建設業側の考えも聞かねば、と思いつき、大林組本社に電話を入れた。

受付嬢から広報部、対策担当の男性が応答した。

政府、電力から物資輸送の協力要請は来ているが、原発自体からはない。」

「クレーン車の導入は、我々も考えたが、施設に近づき、被曝が怖くて行きたがらない
」など伺った。

そこで

クレーンも一台なら近づかないと吊れないが、3台で3点吊り、という手法なら距離が稼げる。造園技術である」
相手が、はっとした声で「三点吊りなら、離れてできる」

「高層ビルのコンクリート注入車で水は可能か?」

「できる」「社に対策本部が設置されているが、伝える」と言ってくれた。

私は「東京スカイツリーを始め、日本の建設業には世界に誇る技術がある、それを、活かしてほしい、提案してほしい」

と熱弁したところ「ありがとうございます」と高揚した声で答えてくれた。


さらに、政府機関へ、と考え、

都庁電話したら、それなら経済産業省へ、と紹介してくれて、掛け直したら、原子力エネルギー庁に回してくれた。

やはり、緊張した男性の声がした。

一通り説明し、大林組での会話も伝えたところ、

「建設業に、まだ協力要請していない」しかし「本部に、伝える。」と言ってくれた。


東京電力も、経産省も、大林組も、皆、真摯に対応してくださった。

が、、顔が見えないので、本当に伝わったか分からないので、

ここまでくれば、警視庁、消防庁にも電話してみた。

しかし朝1番は連絡付いたが、昼は、どこも繋がらず、夜に連絡してみた。

最後に、NHKと朝日新聞にメールを送り、政府の質疑応答の時に、民間の協力要請を求める旨伝えた。


ここまでやったら、十分。と納得した。



金曜日、夜9時のNHKニュース、冒頭原発ニュースの最後、30秒に、

「本日は、新しい重機が導入されました。高層ビル建設用、コンクリート注入車で、、、、」

とドイツ製で、60mまで伸び、屈折箇所がいくつもあり、ポイントで注水できる特徴が解説された。

主人と私で顔を見合わせた。

私は、うれしくて、うふふふ、と笑い続けた。



その後、音沙汰なしだったので、役に立たなかったのかな、、、と案じたが、

今朝のニュースと新聞で、政府は数台調達し、東京電力がオペレートする旨が報道された。

もちろん、誰か、私と同じことを考えた人がいたかもしれない。

でも、当時のニュースを隅々読んでも、切羽詰まった状態で、もしかしたら、、、

と思い切って行動して(電話して)、良かった、と思う。


一市民として、お役に立てたことが、うれしい。

















本を買いに

2010年08月06日 | 日記
先日、夫と共に本屋へ出かけた

各自で本を選び、さあ会計、とういう段になって、夫いわく

「おいちょっと待て、ダブっているのないか?」

と私の選んだ本と、自分が選んだ本を見比べると、

1冊ダブり、さらにもう1冊は、私が過去に買った本で家にあるはず。

「あっつ、私が戻すね・・・」とダブりの分を書籍棚に戻す。



なんだか、嬉しかった。

出会った頃は、読むジャンルが異なる部分の方が多かったが、

夫婦として月日が流れ、一緒にTVや映画を見て、読んだ本について語らううちに、

重なるジャンルができて、それは、以前、夫は読まず、私は興味持ってきた分野だった。

じんわりと、嬉しいなあ。

初蝉

2010年07月30日 | 日記
海の日明けの頃、夏草ぼうぼうとなった庭の草むしりを始めた。

家の北の草むらに入った途端、急に飛び出して、低空飛行していった物体あり!

びっくりした!蝉かあ・・・すぐ右横に、真新しい抜け殻を見つけた。

そうかあ、羽化したばかりだったんだね


皆より一足先に羽化して、一匹二匹と、数えられるばかりに

「みーん、みーん」と鳴いていた。


一昨日、古い縁台の下で動かなくなっていた。


あまりにもの、はかない命に、胸が衝かれた。

3月は慌ただしく

2010年03月21日 | 日記
春は慌ただしく過ぎていく。

バレエをやめて、2月はリハビリ三昧であったが、

夫の「この一年は家作りを楽しんだら」の慰めのお言葉を、文字どおり実行始める。


間取りはほぼ決まり、内装材選びの段階。

外観および玄関・和室は夫の担当。

LDKおよび水周り、寝室は私の担当・・・・ふふふっつ!


外観は数奇屋建築の平屋なので、純和風である。

さらに玄関・和室は実に渋い、男の空間。

それで、和室隣接のLDKは、扉を開けると、そこは、しっとり華やいだ女らしい空間。


各室にテーマを設けた。

和室は、ひのき、けやきなど、風格漂う材。

LDKは、桜材で、木材も自然と赤み(ピンク)帯びた柔らかい木目。

寝室は、楓で、材は薄い黄色を帯びて、優しい雰囲気に。

浴室、洗面、トイレは白を基調に。


ショールームも、水周りでTOTO、INAX、キッチンハウス

インテリアでカリモク、家具蔵の椅子(腰痛もちになってから、椅子は重要)、

さらにリネン類でスイスのフィスバ、ソファーでドイツのフクラ、、、

2年前、庭のケヤキを伐採しましたが、今乾かしていて、これを新木場で製材し、

座卓、テーブルへの加工を広瀬家具に依頼する予定です。


私は、こだわり屋で、とことん納得するまで調べ上げます。

建築専門誌で用語と解説を読んだりして、裏をとります。

法律でメシを食った20代の、緻密さが役に立ちます。

美しさについても、納得いくイメージができるまで、ショールームを探し回ります。

これは、30代で造園デザイン設計での仕事が活きます。

人生の経験で、無駄なことはないんですね。

S林業の担当にとっては、やっかいな客だ、、、、


腰が完全に回復していないので、整形のリハビリに通いながら、の毎日です。