goo blog サービス終了のお知らせ 

智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

スライディング・キャッチ、類は友を呼ぶ

2014年05月23日 | 日記
Tスポーツ・ジムのバレエのクラスでの出来事です。


レッスンの時間が、もうすぐ始まる直前のことですが、

3月に入会した新参者の私は、古参の方々が場所を取り終わった頃、

空いている所を目指して、歩みを進めたとき、

壁際で休憩していたある女性が、瞬間立ち上がり、脱兎のごとく走りこんで、

バーを掴もうと、即ち、場所を確保しようとして、

スライディング・キャッチ 

し損ねて、すてーんと転びました。



いやー・・・驚きました。

私は、そのバーの反対側、空いている場所を得ました。


彼女の隣の女性が、「怪我は無い?」と気遣い、

彼女が答えるには 「大丈夫。私、中学高校、球技の部活で鍛えているから、運動神経がいいの」

思わず私 「野球の滑り込みのようでしたね・・・挫いていない?」

彼女 「大丈夫」


・・・そこまでして、その場所に執着するとは、・・・・

その彼女の、勝気さを、垣間見た瞬間でした。



ところで、TジムK支店・月曜日のバレエの先生も、かなりの負けず嫌いと見受け、

生徒の失敗を見て「なんで、できないのかしら」フフン、と鼻で笑い、

「質問は、10年やってからして」と公然と言い放ち、

参加者のごく一部しかできないメニューを用意して、

「できない人は、初歩のクラスに行って」と言い放ち、

グループ分けを間違えると、「なんで間違えるの!」としばらく怒りが納まらず、

何かと、フランス留学の経験談を持ち出す、小太りの中年女性です。


自分の教え方について、何ら省みる態度を示さない様子に、辟易した私は、

K支店だけを利用できる会員から、全支店利用可能な会員に切り替え、

先生を探して、自宅から20KM圏内で、4支店に出向き、観察しました。

そこで分かったことは、「類は友を呼ぶ」


負けず嫌いで、他人と比較せずにいられないタイプの人は、

踊りにも「どう!私って、上手でしょ!!!」的な表情が出て、

基本が疎かな雑な踊りをする人が多いように見えます。

教師も生徒も同様で、類は友を呼びます。

ちなみに、スライディングした彼女、月曜の先生のクラスに熱心です。


私は、求道タイプでして、自分に向き合って自己研鑽するのが好きですが、

探して見出した先生も、このタイプで、基本を大切にして、明快に解説します。

集まる生徒も、自然とこのタイプが多いことが分かりました。

先生は、上手な人には更なる1歩上、初心者にはその人の1歩上を、具体的に示します。

負けず嫌いで、中途半端に上手な人は、先生に指導された段階で、先生を嫌い、クラスに来なくなります。


かくして、少しでも上手になりたい人が、クラスに残り、

私のように、その先生の価値を知る人が、遠路はるばる来るので、

クラスは穏やかで、真面目な男女が、自分と向き合って励む構図です。

元、有名バレエ団に所属していた方が、生徒としてクラスに参加しており、

ダントツに上手ですが、先生の指導に頷いて素直に直し、他の生徒さん達にも謙虚に接する様子を見て、

類は友を呼ぶのだな、とつくづく感じ、

師は探し求めるものだな、と思いました。

振り込め詐欺

2014年03月17日 | 日記
実家の母の元に、お昼の2時過ぎに、

「おばちゃん、俺、久しぶりだから、名前忘れちゃった?」

と男の声に、母は「Mちゃん?」と訊ね、男は「そう、Mだよ。」

そうして、母はMだと思い込んだ相手と会話を進めた。


相手は、「重要な書類と通帳を鞄に入れて、電車の中に忘れた」とあわてた様子、

すぐに金の用立てを言い出さず、一旦電話を切って、間を開けて、また電話を寄こす。

「自分で手立てが出来ないから、おばちゃん、3百万円、用意できる?」

母が、すぐには無理、と答えると、

「百万は?」と相手は母の値踏みを始め、母が「50万円なら」と答えた。


しばらくして、JRの駅員を名乗る人物から電話があり、

「荷物の本人確認のため、本人のフルネームと会社名を」問われ、母は答えた。

そして、3時の時間が近づき、小学生の孫が帰宅すると、

「スーパーにちょっと買い物に行くから、電話にでちゃいけないし、玄関扉を開けてもいけないよ」

と言い残して、郵便局へ向かった。


母は、郵便局で満期の貯金を解約できるか、問い合わせたところ、

逆に、職員から事情を問われ、母は素直にこれに答え、職員が警察に通報し、

事情を知った警官は、母と共に家に戻り、

孫から「男の人から電話があって、おばあちゃんに、お金を6時に取りに来る、って伝えて」と知り、

警察官は6時まで留まり、犯人は来なかった。

そして警官は自宅の電話に、冒頭「この電話は振り込め詐欺防止のため、会話のすべてを録音します。」旨のメッセージが流れる録音機械をつけて帰りました。


以上が、事実関係です。


母は後期高齢者の年齢ですが、自分では、振込み詐欺にかからない、と自負していました。



そして、「Mちゃん」は、私のいとこですが、

チェッカーズのフミヤ君を、身長179CMのイケメンにした感じで、

若い頃の彼は、東京への出張の折、よく母を頼り、実家に泊まっていきました。

母は、彼を可愛がり、何くれと気配りをしていました。

彼は順調に歩んで、この次元のトラブルを起しそうもない人物であり、

彼の両親も、九州から神奈川の彼の自宅傍に移り、

金銭問題が万一あっても、年金暮らしの寡婦である母より、両親を頼るはずです。

冷静に考えれば「ありえない」ことを、母は信じ、郵便局に行きました。

母の「老い」を深く感じました。


母には、息子がいません。  

Mちゃんなど、母の甥が訪問すると、もう、大喜びで持て成していました。

母親にとって、異性である息子は、娘以上に可愛くて仕方ない、という話はよく聞きますが、

オレオレ詐欺に、娘バージョンをあまり聞きません。

愛は人を盲目にするのでしょう・・・・


もとより、母は人を信じ、相手に合わせようとする性格。

 「お人よし」 + 「愛は盲目」 + 「老い」 

これが犯罪グループに付け込まれた原因だと思う、娘の私でした。 


もちろん、老いた母を 責めたりはしません。

ただ、母の「もう、知らない人を、気安く信じない」との反省の弁を聞き、

「ママ、知らない人を信じないのは、当たり前のことでしょ。

 ママが、勝手に自分から、知っている人と思い込んだことが、今回の問題だよね。

 次、犯人達は「Mだけど」って、Mを名乗って電話を寄こすからね。

 ママは、Mが本物か、偽者か、電話で見分けつけられるの?」

黙る母に、

「Mちゃんに、今後の連絡は、姉か私の携帯にしてもらうように、話します。

今後、Mを名乗る電話は、全て、詐欺集団だ、と考えてね」と念を押しました。


悲しく、やるせない、出来事でした。

水ぬるむ

2014年03月02日 | 日記
甥っ子まーくん5歳から、先の水曜日に、

「あさって、金曜日に、早迎えしてね。 清澄庭園行きたい。」とお誘いがありました。

つい前までは、あさっての約束など、翌日には忘れたものですが、

今回は、木曜の朝も念入りに電話を寄こし、当日金曜の朝も確認の電話が来ました。

こうなると、ごまかしの約束はできません。

しかも、曜日が分かるようになっていました。


さて、12時半の約束通りに保育園に到着し、お部屋へ行くと、まーくんは昼食中。

食べ終えるのを待つ間、次々と、子供達が私の元に寄ってきて、おしゃべりします。

ちなみに、私、保育園へお迎えの時は、明るくきれいな色の服装で、おしゃれします。

地味な服装のときより、子供達のウケが明らかに異なりますので。



お別れの挨拶をして、清澄庭園へ向かいます。

目的は、かえると卵とおたまじゃくしの観察。

2月の啓蟄の頃の恒例で、小春日和の温かい日に、

蛙の雄雌が交尾して、ロープ状の卵を産み付ける様子を観察します。


清澄庭園は、江戸時代に紀伊国屋文左衛門が立て、明治に岩崎弥太郎の下に移り、

戦後、東京都に寄付された、回遊式庭園で、中央部に大きな池があります。

瀬渡りの浅瀬に、巨石の飛び石が据えてあり、浅瀬に蛙が卵を産みに集まります。

深瀬は鯉が沢山いて、渡り鳥も多く飛来しますので、天敵に食べられてしまいます。


浅瀬に到着すると、・・・全く、見当たりません・・・・

2番目の卵スポットに移動しても、ぜんぜんいないのです・・・

2月の末日、十分暖かな日なのに。


甥っ子が仮説を立てます。「雪の重みで、かえるが死んでしまったのでは」

私、「蛙は土の穴の中にいるから、雪の重さで潰れることは無いと思うよ」

甥っ子「雪の寒さで、死んでしまったのでは」

私、「蛙は、冬眠と言ってね、寒い間は、穴の中で寝ているから、大丈夫よ」

甥っ子は上着を脱いで、「こんなに暖かいのにね、どうしたんだろう」


それで、私は事務所で係員に質問したところ、「雪解けで、水温が低いから」とのこと。

なるほど。気温が上がっても、水温はすぐには上昇しません。

水がぬるくならないと、卵を産んでも、育ちませんね。

甥っ子も納得したようです。


そしていつも通り、甥っ子は「こいのえさ」を、鴨たちや鯉に大判振る舞いをします。

今回は、鴨が3種いたことを、彼は帰宅後に鳥図鑑で確認しました。

甥っ子の成長を感じた1日でした。

pm2.5の想い出

2014年03月01日 | 日記
上海から揚子江沿いに100KMほど内陸の都市に住んでいた頃、10年前の話です。


上海の緯度は、日本の鹿児島とほぼ同じなのですが、

日本は島国で、海が直ぐ傍にあり海風山風が吹いて、無風の日を探すのは難しいでしょう。

中国は桁違いに広大な大陸で、冬になり寒気団が安定すると、風が無い日が続きます。

内陸奥から冷気がジワジワ押し寄せ、-10℃にまで気温が下がり底冷えが厳しく、暖房します。

そこへ車の排気ガスや、工場の排煙が加わり、風が無いため停滞し、

更に、空から蓋をするように、揚子江や湖沼から霧が立ちこめ、これも滞留して、

暗い灰色の濃霧に、日中でも覆われ、視界が悪く、

外出すると、頭痛がして、目がチカチカしたものです。


あれから10年経ち、中国全土に工場が立ち、車が一層普及して、市民は石炭で暖を取り、

汚染された空気の塊は、朝鮮半島へ、そして日本列島にまで押し寄せるまでになりました。


小学生六年のとき、図工の課題で「未来を描く」ことになり、

私は、都市や建物群がドームで覆われ、外気の亜硫酸ガスから守らないと、生きていけない未来都市を描きました。

放射能、酸性雨、汚染された空気・・・現実味を増して、恐ろしいです。

洗濯洗剤に酔う

2014年02月28日 | 日記
新聞社からサービス提供された洗剤が切れ、洗剤を買いに行きました。

数ある中から、L社のブルー・ダイヤを選び、6箱購入しました。


洗剤を洗濯機に投入し、ニオイが沸き立ち、しばらくすると頭痛が始まり・・・・

・・・くらくらするではありませんか・・・・

窓を開け、換気扇を回し、洗面所を閉鎖して、しばらくしてから入室しました。

花粉対策で部屋干しをすると、臭いが充満しました・・・耐えられません。


翌日は、予め窓も開け、換気扇も回し、息を止めて洗剤を投入し、

濯ぎ回数を増やし、臭いの成分がなるべく消えるようにしました。


朝日新聞で、以前取り上げられていたのですが、

洗剤の香りを各社が競って強化し、臭いが苦手な人は気分が悪くなる旨。

元々、私はお酒は全くだめで、デパートの化粧品売り場の臭いで頭痛がして、

石油会社の研究所やガソリンスタンド研修でも、石油系の揮発性の臭いにアウトでしたので、

洗剤に含まれる成分の中でも「エーテル」がだめなのだろう、と見当をつけ、

再度、そのお店で、じっくり成分表を眺め、臭いをかぎながら選びなおしました。


結局、マイナー企業(とはいえ、知る人は知る)天然由来の液体洗剤と交換してもらうことになりました。

まいったなあ・・・

木枯らしが吹く

2013年11月15日 | 日記

ドウダンツツジの紅葉とツワブキの黄色い花


11月11日、月曜日

朝方は曇りで、今年最後の草むしりを始めました。

しばらくすると、蚊が次々押し寄せてきます。

弱弱しいのですが、しぶとく顔をめがけて飛んできます。

蚊取り線香をつけるほどでもないのですが、おでこがちょっと、赤くなりました。


3時ごろ、急に暗くなり、突風と共に雨が降り、

雨が止んだら、冷たい木枯らしが吹き始めました。


火曜の朝から、晩秋。

藪に入っても、さすがに蚊は出てきません。


ドウダンツツジと、背後に温州みかん。

今年のみかんは、ハズレです。

腰を休める合間に、このような写真を撮っております。


そして、金曜日の今日。

草むしり4日連続で、体があちこち痛いと申します。

天気も雨模様なので、休養日としました。

貯まったビデオ・語学講座の集中受講日に決定!

来週は、草むしり&芝刈りの予定です。

頑張るぞ~

最近始めたこと・・・

2013年11月08日 | 日記
最近始めたのですが・・・

三日坊主になったら、恥ずかしいので、自分でも様子を見ていましたが・・・

案外続いており、しかも楽しいので、ちょっとブログで紹介します・・・・


毎朝、6時25分の教育テレビの テレビ体操10分間 を始めました。

早朝ボケた体が、すっと軽くなり、その後の家事が楽に感じます。


そして、お昼12時、教育テレビの語学講座。

大声を出して 発音します。

一日「無言」で過す日々に、最近ようやく慣れましたが、頭がぼけそうで。

「会話の無い日常」の中で、TVの講師と「擬似会話」を楽しんでいる感じです。


ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語、韓国語・・・

と、なんだか、楽しんでいます。

ヨーロッパ旅行で役立てることを、ひそかに夢見ています。


スポーツ・ジムの再開や、語学の教室に通うことも考えますが、

体調が不安定で、「頻繁に欠席する自分」を想像すると、気が引けます。

それで最近は「約束」、時間の拘束事を、極力避けています。

ですから、テレビの語学講座ぐらいが、気が楽です。


ちなみに、仕事は、夫の会社の経理ですので、

スケジュールを自分で組み立てられますので、助かっています。

今は、体調が普通の日が、有り難く 感じます。

体調が落ち着いて安定するまでの、辛抱の年月、と心得て、

テレビの語学講座を、気長に楽しむことにします~

お言葉

2013年11月05日 | 日記
10月28日付け朝日新聞朝刊39面に、

熊本県の水俣市を訪問された両陛下が、水俣病患者と懇談され、

患者の多くが、差別を恐れて病気を隠してきた実態を聞かれ、

天皇陛下が、事前に用意された「お言葉」のほかに、

約1分ほど 思いを語られたのは、異例のことだそうですが。

その中で、心に残ったお言葉ですが、

「真実に生きる ということが 出来る社会を 皆で作っていきたいものだ と改めて思いました」

「今後の日本が、自分が正しくあることが できる社会になっていく、そうなればと思っています」


「真実に生きる」「自分が正しくあることができる」

このようなお言葉は、このように常日頃 考えていないと、でてこないものです。

人として生きる姿勢、有り様、存在を問いかける、重い言葉だと感じました。



そして、10月31日付け朝刊37面に、

「熊本県の水俣病不認定処分を、国審査会が取り消す裁定を下した。」


4月の最高裁判決を受けての裁定だ、とのことですが、

陛下の水俣ご訪問、そして、先のお言葉、

やはり影響はあるでしょうねぇ・・・

愛の反対は?

2013年11月04日 | 日記
皆さん、

「愛の反対は?」と問われると、

「憎しみ」「憎悪」


でしょうか?

いえいえ、

 「無関心」

なるほど・・・・

愛しているが故に、憎さ百倍だったり、

嫌いが転じて、好きになることも有りますね。

いいお言葉を頂きました。


さっそく、夫にプレゼントすると、同様な押し問答になりました。


夫婦喧嘩はね、相手に期待しているから、裏切られて腹立つのよ。

つまり、「あ・い・し・て・い・る・」ってことね!!!


夫は、目を白黒していました。

ふふふふっつ!


カッカしている時は、「この結婚、失敗だったー」なんて思っているでしょ。

いちいち、絶望しているなんて、バカらしいわよ。

相手に無関心になったら、オワリ。

喧嘩しているうちが、華よ!ハ!ナ!



夫は、言葉を飲み込んで、狐につまされた顔をしていました。

ははははは・・・・


婚活時代

2013年11月02日 | 日記
近年、熟年の婚活が盛んだそうです。

報道で紹介される、60歳超えて結婚を目指している人々は、

目的意識が明確で、自らの手で出会いを掴もうと、積極的に努力されています。

価値あることは、努力せずに得られないことを、

年の甲で自覚していられるのでしょう。


若年・中年での結婚と比較してみますと・・・


周囲を見渡すと、20代に結婚したカップルは、

学生時代に出会った、もしくは、職場で早々に出会ったケース、に大別されますが、

まず、クラスや職場という場があって、

性格的にも、ある程度の社交性、協調性を有して、容姿もある程度恵まれた人が、

自然の流れの中で、結婚へ帰結していく・・・ように見受けます。

私自身、25歳の結婚のとき、「結婚にむけて努力した」感覚はありません。


ここを通過すると、30代前半は

「どこか縁が転がってないかな~」と偶然を期待し、夢をしばらくは見ますが、

音沙汰無く、年齢ばかりが上がり、40を目前にして、

「棚ぼた」はない!と気がついて、積極的に場を探し、意識して求めて、間に合った~

との声を聞きます。

私自身、再婚は「就職活動のように、婚活する」との決意で望みました。

30歳過ぎたら、偶然は転がっていない、出会いは降ってこない、と思います。

理由はない

2013年11月01日 | 日記

「冬のソナタ」で、主人公ペ・ヨンジュンが、

ヒロイン役のチェ・ジウに「なぜ、婚約者が好きなの?」と問うと、

彼女が、幼馴染の婚約者の長所を 長々説明します。

ヨン様が笑いながら「長いなあー・・・好きに、理由は いらない、じゃない?」

と返します。



夫が怒っているとき、傷ついた野生動物みたいな眼で、惨めそうな表情を浮かべ、

なにやら哀れみを感じます。

それで、鼻息「フンフン」荒い背を、つい「ヨシヨシ」と撫でています。


毎朝、「安全にね」と抱擁し、両頬にチュ。

最初、愛情表現に慣れてない夫は、我慢していましたが、今や定例。

夜は、筋肉痛で唸る夫に、「マッサージ屋さんごっこ」をします。

「痛い!」と叫ばれると、もっとやってあげます

・・・ちょっと「S」です・・・



あと・・・匂いも好きです。

子供の頃、父の匂いが大好きで、日曜の朝、父の布団に潜りこんでいました。

夫の匂いは、どこか、なつかしく思います。

原始的ですが、説明がつかない、「好き」の世界です

頑固の元祖

2013年10月31日 | 日記
出入りの税理士さんに、

「奥さんは、もっと強くなっていい」、「自営業の奥さんは、皆さん、強いですよ」

と励まされ、少し開き直りました。

そう、自営業の社長は、アクが強い・・・・お山の大将・・・・



料理に限らず、仕事のことでも、従業員や関係先の前でも、キツイ発言をします。

以前は、夫のメンツを配慮して、その場では耐え忍び、

場を替えてから、夫に抗議しました。

でも、私の配慮は伝わらず、懲りないので、

最近は、彼ら第三者がいる前で、正々堂々と反論することにしました。


夫婦だけの密室では、「出て行け!離婚!」問答無用、話になりません。

第三者がいると、夫も冷静になり、暴言を防げます。



結婚当初は、私が歯を食いしばって、家に残りましたら、

夫が、一晩 家を飛び出しました

たまりかねて、義妹に話すと、義父も同じ言動をしていた!!!そうです。

血は争えない。



あれから7年・・・・

今や、夫は 東の和室に飛び込み、 私は 西の寝室へ引き篭もり、

誰も、「出て行っていない」ことに、気がつきました。

進歩・・・???



大正生まれの「頑固の元祖」さんの思い出話は、

夫が高校生の時分に、ラジカセで洋楽を聞いていたところ、

「こんなもの!軟弱だー!!!」とラジオを叩き潰した・・・・

小学生の頃、初めてもらった小遣いで、プラモデルを買って、組み立てたところ、

「こんなもの、買いおって!!!」と叩き壊した・・・

父親が帰宅すると、家族は緊張し、食事中の会話を禁じた・・・


頑固一徹な職人としての父を、夫は高く評価しています。

一方で「父親として」は?


夫の三姉妹は、皆、父とは真逆の、まったく大人しい、従順な男性を夫にします。

三姉妹や夫から、「懐かしい 家族団らんの 想出話」は、出てきません。


人は真似をして学ぶもの。

反面教師として否定し、別の言動を築き上げるには、相当な知恵を求められます。

多くの人は、親から遺伝した気性も相まって、無意識に真似をしていきます。

脅迫まがいの言動で、他人を従わせるのは、

誠意をもって、言葉を尽くし説得するより簡単で、人は安易な方へ流される




喧嘩の頻度は、以前より減りましたが、

夫は「オマエと喧嘩しても、勝ち目がないから、やめた~」など、ボヤいていました。

私は、長期戦を覚悟して、どっしり構え、

強い女房になる、ようです。

絞りたての フレッシュ・ジュース

2013年10月29日 | 日記
阪急阪神ホテルの不当表示問題で、

オレンジ・ジュースを 絞りたてのフレッシュ・ジュース、としていたそうですが・・


思い出すのが、20年前、シンガポール・シャングリラ・ホテルの朝食。

8種類ほどの果物が、8台のジューサーを背後に、8つの山盛となっていました。

客人が、「これ」 と指示すると

ホテルマンが、その場でその果物を切って、ジューサーにかけ、絞りたてのものを供します。



日本のホテルで、バイキングで ここまでするホテル、

どなたか ご存知でしたら、ご紹介ください。



さて、オークラのバーで、お酒がまったく飲めない私は、

ドリンク・メニューで「フレッシュ・ジュース ○○円」を見て、

給仕係りに、「これは、ここで絞られるものですか?」的な質問をしましたら、

「はい」との答え。

バーカウンターの背後で、彼が、グレープフルーツをギュウギュウ絞っていました。

オークラを相手に、無粋な質問をした、とは思います。

でも、○○円は安い値ではなく、「本当のフレッシュ」でなければ、要らないのです。


またまた、日比谷公園内の松本楼、フレンチ・レストラン、

初めて入店した時は、同様に質問してから、オーダーをしました。

カウンターの背後で、ギュウギュウ絞られるグレープフルーツを見て、満足。


私、ジュースを買うときには、多少値は張りますが、

「濃縮還元」ではなく「ストレート」を選びますので、その違いは、区別できます。

更に、「ストレート」と「正に、今、絞りたて」の違いも、分かります。


冒頭のホテル、ひとを喰った話ですね・・・










「マズイ」・・・中年で結婚する、ということ

2013年10月28日 | 日記

結婚当初は、地雷がどこに潜んでいるか分からず、

キンピラゴボウのシャキシャキ感が、お袋と異なるが故に、逆鱗に触れ、

「出て行けー!」と叫ぶ夫を前に、この結婚は失敗だった・・・と悲嘆にくれ、

彼の理不尽な怒りにも、到底納得できず、

旧宅の仏壇の前で、首を括って、抗議の死を遂げようか・・・

など、何度も追い詰められました。


実家の母に指摘されたのは、

「中年になると頑固になって、味覚も、変えられない。

だから、あなたが合わせるしかないのよ。」



お正月のお雑煮も、

埼玉出身の彼は、出汁もとらず、醤油を水で薄め、鶏肉と小松菜を入れる。

両親が九州出身の私は、鰹節と昆布で出汁をとり、地鶏を選んで、様々な根菜類を入れる。


私は、日常の料理も、鰹節を削り、利尻昆布等で出汁を取り、

熊本の人吉から取寄せた天然醸造の味噌、生醤油に、信州味噌をブレンドしたり、

コダワリはある方だと自負していた。


前の夫は関西出身で、西の味付けという面で一致したし、

25歳での結婚で、お互いの味覚が 歩み寄ることが できました。


結婚後に、双方の友人を招待したり、家購入時に、前夫の上司部課長3人も来訪し、

全て、私の料理で持て成しました。

前夫にとっては、料理自慢の嫁で、私も料理は得意だと、自負していました。

それが、現夫によって、罵倒され・・・ショックでした。


更に、肉体労働で汗を流す彼は、濃い味付けを求めます。


同じものを食べて、私はムクミが酷くなり、顔や手足が腫れて、体調を壊し、

夫婦の料理を、別メニューで乗り切ることにしました。

年月が経ち、夫の会社に従業員が増え、彼は内業にシフトして、汗を掻かなくなり、

高脂血症・高血圧を指摘され、夫の料理を少しずつ減塩してきました・・・


ダメですね。

濃い味の刺激に慣れると、薄味、素材の味が 遠く感じられます。

義母亡き後、独身生活4年、塩気の効いたコンビニ弁当で、拍車がかかったのでしょう。

しかも年齢が上がると、視覚聴覚同様に、味覚も衰え、濃い味を求めるようになるものです。



私、あきらめました。

医者に、「減塩食を食べるように」宣言されるまで、

塩、醤油を ドバっ と入れることにします。

オリンピックが来る

2013年09月15日 | 日記
オリンピック招致が決定した先週の日曜日

造園植木業を営む夫は、朝からニヤニヤ、ずーっと特番に見入っていた。

「これで、7年は安泰」

広告代理店勤務の姉に「おめでとう」と電話すると、

「これで しばらく安泰」


それから一週間、TVで毎日、コメンターが明るい笑顔で語る 経済効果。

東北の復興を語るのと、えらい差を 感じる。

確かに、オリンピックは企業の投資を呼び込めるし、利益となって返ってくる。

関東・関西の建設・土木の人たちは、東北から引き上げ、東京に集中し、

東北の人たちも、東京に出稼ぎ、定住化して、

東北は一部のハブ港(仙台や気仙沼など)は復興できても、

多くの村や町は 人口減、老齢、過疎化で衰退するのでしょう。

オリンピックは、東北の人々の明暗に 拍車をかける結果になるような、気がします。