能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

入門ビットコインとブロックチェーン 野口悠紀雄一橋大名誉教授の新刊 ICO、DMO 社会は大きく変化

2018年01月03日 | 本と雑誌
それにしても大変な時代になりました。
ビッグデータ、AI、IoT、ロボット、シェアリングエコノミー、ドローン、ビッドコイン、ブロックチェーン、フィンテック、量子コンピュータ・・・。
最新の知識、情報についていくだけで大変です。
産業構造、経済の仕組みから働き方や稼ぎ方まで大きく変わる予感です。


入門ビットコインとブロックチェーン
野口悠紀雄著  PHPビジネス新書  890円+税

野口悠紀雄一橋大名誉教授の新刊。
ビットコインとブロックチェーンの複雑な世界を野口さんの分かりやすい解説で俯瞰できる一冊です。
経済新聞にも、ビットコインが高騰したり、暴落したりというニュースが日常的に診られるになってきました。
一万円で買ったビットコインが6億円になったとか、
にわかに信じられないようなフェークニュースもネット上を賑わせています。

最近では、マウントゴックス破たん事件で、ビットコインはちょっとおっかないものというイメージが定着してしまいました。

でも、ビットコインとブロックチェーンというイノベーションは、近い未来の金融システムでは切っても切れないシステムになると思います。
フィンテックの中に、かなりの確率でビットコインとブロックチェーンが組み込まれるのではないでしょうか。
また、日本が金融立国、ソフトサービス立国していくための切り札になるのではないかと思います。

目次
第1章 ビットコインとは何か?
第2章 ビットコインを実際に使うには
第3章 銀行が仮想通貨を発行する
第4章 ブロックチェーンとは何か?
第5章 ブロックチェーンの応用が広がる
第6章 シェアリングエコノミーとブロックチェーン
第7章 IoTとブロックチェーン
第8章 分散型自律型組織DAOが作る未来社会

同書では、IPOからICO(Initial Coin Offering)に代わっていくのではないかという指摘もあります。
となると企業の資金調達も全く変わったものになるのではないでしょうか。
クラウドファンディングやソーシャルレンディングという狭い枠組みを超えたイノベーションが起こる可能性大です。

また、ブロックチェーンがインターネット的に普及すれば、
UberやAirbnbといったシェアリングエコノミー会社も不要になってくると思います。

また、経営者が存在せず、労働者だけが存在する分散型自律型組織DAO・・・こうなると、もう映画「ターミネイター」や「ブレードランナー」の世界になってしまいます。
高度なAIを持つロボットやレプリカントが跋扈する都市・・・考えただけでも無機質度100%です(笑)。

今のところ、どう考えてもビットコインは、投資ではなく投機の世界。
儲かるという噂だけで購入すると、FXどころではないくらい、大やけどするリスクが高いです。
宝くじを買う感覚で、ゲームをする感じで、自己責任、小銭で買うぐらいでちょうどいいのではないかと思います(笑)。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウィーンフィル・ニューイヤ... | トップ | 広島護国神社に初詣 カープ... »
最新の画像もっと見る