今年も今日を含めあと2日間です。
ウクライナやガサでは、未だに戦禍が続いています。
殺し合いを止めることができない・・・。
本当に、人類は進化、進歩しない生き物なんですね。
毎年、広島で平和をデザインする取り組みがあります。
「ヒロシマ・アピールズ」ポスターは、「ヒロシマの心」を、言葉を超えて広く内外に訴える事業として、1983年にスタート。
デザイナーが毎年1枚、ボランティアでポスターを制作しています。
2019年10月、平和首長会議総会(東京)参加者への贈呈。
2019年11月にはローマ教皇の広島訪問に際し、広島市より歴代ポスターを贈呈。
2019年10月にはラトビア、オーストリア、ドイツなどへ歴代ポスターの展覧会実施。
2023年5月ではG7広島サミットで展示。
国内外に向けて反核、戦争の悲しさを訴え、平和を希求する心を発信し続けています。
2023のポスターは、中村至男さんが制作した「人指し指」。
なかなか素敵なデザインです。
webサイトには、作者のコメントがアップされています。
先の戦争は、物心がついた時にはもう教科書の中の昔の出来事だった。長く平和だと思いこみ育ってしまったが、歳を重ねるほど、この世界の危うさに自分の甘さを思い知る。震災、原発事故、疫病や戦争。想像を超えることが次々と起きる時代を生き、わかったつもりで世界を憂いても、核兵器使用?まさか、と心の底に一粒の傍観が残る自分に今一度問いたい。
このポスターを制作しながら、手元のスマホに目をやると、まさに広島からG7サミットが生中継され、各国首脳陣が原爆資料館を出て記念碑へと向かっている。核兵器は人間の所業に他ならない。人が起こすことは人が止められるのだ。
そんなことを想いながら1945年と地続きの"今"を表現した。この指は人間の弱さの象徴である。「人差し指」と名づけたこの一枚。2023年、広島からの訴えをつなぐ鎖のひとつになれたらと願っている。 中村至男
ガザの戦争、ウクライナでの戦争、アフリカでの内乱・・・台湾海峡問題や尖閣諸島での小競合い・・・世界は課題や問題に溢れています。
今、人類の英知が問われています。
ヒロシマからも、アピールを発信し続けなければなりません。
ジョン・レノンさんの歌とともに世界に発信していきたいです。