今日は、久々の土曜日フリータイムということで、念願の美術館巡りに出発!
東京都美術館の「大英博物館展」は6月28日まで、
国立新美術館の「マグリッド展」は6月29日まで・・・ということで、今日土曜日が最終チャンス。
ということで、山手線一周の小旅行になってしまいました(笑)。
まずは、上野公園へ。
100のモノが語る世界の歴史・・・。
東京都美術館で開催されている「大英博物館展」。
明日、最終日です。
18世紀、7つの海を支配した大英帝国の宝物を集めた大英博物館・・・そこから100の美術品を展示し、世界の歴史を語らせようという企画展です。
古代エジプト、ギリシャ・ローマ、アジアなどから集めた美術品、芸術品は、深さ、奥行きともに、なかなかの重厚さを醸し出しています。
でも、よくよく考えると、これらの作品は、グレートブリテンが武力を背景として世界各国から略奪、押収してきたもの・・・世界の歴史、西洋の歴史を改めて振り返ることが出来ました。
エジプト、メソポタミアに始まった人間の文明史・・・。
そこから地球上を国家パワー、覇権、勢力、プレゼンスが、動いているのが分かります。
エジプト・メソポタミアの時代からギリシャ・ローマの時代へ
ギリシャ・ローマの時代からイスラムの時代へ
イスラムの時代から中国の時代へ
中国の時代からスペイン・ポルトガルの時代へ
スペイン・ポルトガルの時代からオランダの時代へ
オランダの時代から大英帝国の時代へ
大英帝国の時代からアメリカの時代へ
アメリカの時代からソ連・ロシアの時代へ
ソ連・ロシアの時代から日本の時代へ
日本の時代からアジアの時代からへ
アジアの時代から・・・???(イスラムの時代か、アメリカの時代か・・・)
これを見ると、
国家パワー、プレゼンスは、地球上を西から東へ動いているように思います。
また、東洋と西洋を交互に移動しているようにも思います。
祇園精舎の鐘の音・・・諸行無常・・・ゆく川の水はたえずして・・・古典のフレーズがアタマをよぎります。
世界的な視野、視座をあたえてくれた素敵な企画展でした。
さて、次は、地下鉄で六本木に移動。
「マグリッド展」と「ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム展」を見に行きます。
アートの街TOKYO・・・世界的に見ても、なかなかない芸術都市です。
それでは。