日本のテレビは終わった・・・。
というより、日本のジャーナリズムのレベルの低さを感じた次第です。
ウクライナの戦争の報道をネットで観ていて気付きました。
ネット動画を見ていると、フランスのテレビ局F2の報道。
首都キエフ支援のために小麦や食料を運ぶ大型トラックの同乗取材。
一人の女性レポーターが、ウクライナの農村から大型トラックに乗って運転手や農村の人たちにインタビューしていました。
英国のBBCでは、ウクライナの戦地から臨場感のあるリポート。
まさに命がけです。
米国の記者にいたっては、キエフ近郊で、露軍に殺されています。
真実を報道したいというジャーナリズム魂に、心より哀悼の意をささげます。
それに比べると、日本国内の報道は、NHKを含めてワンパターン。
民放のワイドショーも同じパターンです。
まず外信の映像を流し、その後ロシアに詳しい大学の先生の解説。
キャスターと先生との少しやり取りがあって、終わり・・・。
どこか遠くの世界の話になっています。
報道、ジャーナリズムの信念や使命といったものが、あまり感じられない平板なものです。
もちろん記者やリポーターを危険にさらすことは出来ません。
でも、真実、現場、市民の声、事実などを知らせていくという姿勢は強く出していただきたいものです。
F2やBBCもネットなら観ることが出来ます。
現地で一体何が起こっているのか?を知るためにも、日本のテレビや新聞だけに頼るのは難しいように思います。
NHKをはじめとするマスコミは、行動力もなく、専門性も低いという悲しい現実があると思います。
テレビ広告費は、インターネット広告費に抜かれました。
この点でも、テレビの時代は終焉しつつあるのだと思います。
F2やBBCの現場報道を観て、ウクライナの戦争のとらえ方が変わってきた自分に驚いています。
日本にも世界に通用するジャーナリズムが育って欲しいものです。