血圧の上が高いという症状は、動脈硬化の進んだ高齢者によく見られる傾向で、収縮期高血圧とも呼ばれています。
こういった場合、血圧の上が高いが、下は正常値という方が多くなってきます。
⇒60代、70代の記事をご覧下さい。
血圧の上が高いというのは、上の血圧が病院測定で130mmHg以上又は自宅測定で125mmHg以上を言います。
血圧が上が高いか 病院測定 自宅測定
至適血圧 120/80未満 125/80未満
正常値 130/85未満
正常高値 140/90未満
高血圧 140/90以上 135/85以上
もし30代~50代の方で、血圧の上が高いという方は、他の病気(糖尿病や腎臓病など)が原因で動脈硬化を起こしてる可能性があります。
また高齢者の場合は、恐らく動脈硬化の影響で血圧の上が高いと思われますので、一度「血圧脈波検査」を受診すると良いでしょう。
血圧脈波検査とは、動脈硬化を調べる検査で、医療機関で3000円ほどで受けられます。
血圧の上が高い場合、血圧の上だけ下げる方法というものはないので、通常の血圧の治療を実施するようになります。
つまり食事療法、運動療法、薬物療法を行い血圧の経過を見ていきます。
血圧の上が高い方は、まずは血圧測定を毎朝行い、血圧の上が高いかどうかを常に確認するようにするのが良いと思います。
血圧の上が高い事を自覚する事によって、塩分量を意識した食事にしたり食後に運動するようになるからです。
血圧 年代別 平均値 30代 40代 50代 60代 70代
女性 114/71 123/77 133/81 140/82 145/79
男性 124/79 130/84 138/85 142/84 146/80
また血圧測定で血圧の上が高いか確認する時に、同年代の血圧の平均値も意識すると更に良い結果をもたらすでしょう。
血圧を同年代に近づけようとする意識が働いて、生活習慣を更に良いものにしょうと心掛ける様になるからです。