女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

七月さびし

2012-07-31 | 

紫陽花があまり楽しめなかったから、

蓮が咲いたときは嬉しかった。

けれど猛暑の中、蓮も辛そうだ。

ちょっと前、雨に濡れた蕾の彼女は、

夢見がちに胸膨らませ、

咲いてしまった彼女は、

太陽の下、くたびれ果ててる。

でも、咲くだけ咲いたんだから、

悔いは無いのだろう。

 

蝉は、地中で何年も暮らし、

地上に出てからは、ほんのわずかな命。

けれど死ぬ前に「日の目」を見るのだから、

やはり悔いは無いのだろう。

カラカラに乾いて、腹を出して転がってる姿は、

なかなか天晴(あっぱれ)である。

 

花も虫も、それぞれの人生を、

脇目も振らずに、謳歌しているんだな。

人間である私は、脇目ばかりだ。

 

 

 

 

 


Sun Sun Street

2012-07-29 | ライブ・コンサート

友達(昔のバンド仲間)のライブを楽しんだ。

身内の演奏は、素面じゃ聴けない。

こっそり仕込んだアルコール高めのビール片手に、

なんとなく緊張しながらステージを見守る。

イイムラ君の歌とギター。今までのライブの中で一番良かった。

若林君のドラムスと、二人だけ。

このシンプル過ぎる編成が、吉と出た。

「人数多けりゃいいってもんじゃないな」素直に思った。

やれば出来るじゃん。。。つうか、

イイムラ君が、初めて、まじで自分と向き合ったのではないかと。

甘えが無かった。集中してた。戦ってた。

歌う彼の頭の中が、手に取るようにわかった(ような気がする)。

演奏者は、こうでなくちゃね。

練習も沢山したんだろうな。

そして、若林君との相思相愛的アイコンタクト。

これ基本。今までに無いことだった。

それが音に出て、すごく良かった。

 

私は嬉しかった。自分のことのように。

そして、沢山確認したよ。勉強したよ。

誰かの演奏を聴くことは、とてもためになる。

あらためて、そう思った。

いろんなことを気づかせてくれて、そして、

このユニット名そのものだね。

温かい気持ちになったよ。

ありがとう。

 

バンドやろうぜ。また。

 

 

 

 

 

 


iPhone見つかりました!

2012-07-27 | 宮崎

やはり、置き忘れたと思った店にありました。

無くしてから二日。再三問い合わせしたけど「無い」と言われて、

メトロもJRも警察も届けたけど、そこしか思い当たるところがないし、

実際行って鳴らしてみて見つからなかったら諦めようと思い、

回線停止を解除した後、恐縮しながらお店へ。

するとなんと、私がお店に行くと言うのを聞いて、

無くした時に一緒にいた人達が先に行って、

その通りのことをして、見つけてくれた!

そして、私を待っていてくれたの。感激倍増。

良いひと達に恵まれてあたしゃ幸せです。

皆様ご心配おかけしました。今後気をつけます。

ありがとうございました!伴海拝♡

 

余談だけど、今回のことで、

自分の信じることを貫かなきゃな、と思った。

全員が「無い」「有るわけない」と言っても、

自分が「有る」と思ったら信じて、嫌われたってなんだって、

確かめに行けば良いんだよな。

自分で確かめて無かった時にはじめて「無い」と言えば良いのだから。

 

なんちゃって、そもそも、自分の迂闊さが原因。

反省しまーす。。

 

 

 

 


献杯

2012-07-26 | 音楽

父の命日。

午後8時34分。という時間を左手の甲に書いて、

時計をちらちら見ていた。

今日は銀座で歌う日であった。

ちょうど休憩時間になり、飲み物を頂いたので、

「パパに献杯」

一年早いな。

あの日もこんな暑い日だった。

病院から電話があって、家を飛び出しタクシーを待っていた時、

自転車に乗ったおじさんがふっと私の前を通り過ぎた。

その時パパと同じ匂いがして「はっ」とした。

8時34分。

その時パパは行ってしまったんだね。

 

賑やかな木曜日。

心を込めて歌った。

やっぱり胸が苦しかった。

お客様がくださったお花を父に捧げる。

ありがとう。パパ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


暑中お見舞い。。

2012-07-25 | 

ちょっと前までの涼しさは何処へ。

暑いですな。

クーラーの無い生活にあまりにも慣れている私。

クーラーあるんですよ一応。けど使ってないなぁ。

暑いといっても、まだ今年はたいしたことないのかな。

しかし、ご苦労様なのは猫。

毛皮着てるもんねぇ。

ありがとう。文句も言わずに。

鍛えられてるなぁ我が家の猫たち。

 

今「光化学スモッグ」注意報がでた様子。

「外出や屋外での作業は控えましょう」だって。

いえの中に居てもこんな窓全開じゃどうなのよね。

 

夏バテ、熱中症、日射病、気をつけよう。

特に私。

気をつけるよ、うん。

 

皆様のご健康お祈りしています。

 

 

 

 

 

 

 

 


女子会?

2012-07-23 | 徒然

久々に、この一見てんでバラバラな3人で食事。

今はもう仕事で会うことは殆どない彼女達。

シャンソニエ鳩ぽっぽで一緒に仕事をしたのも、ずいぶん前だ。

金丸麻子ちゃん(左)は、今は病弱なお母様のもと、山梨に居て、

歌う時だけ東京に来る。

福島順子さん(中央)は、何故か昔から気が合って、

悩みを聞いてくれたり、飲みっぷりもよいお姉さん。

最近は旅したり悠々自適に、優雅な暮らしぶりだ。

その順子さんが最近、単独イタリアに旅行した時に、

この、私の家の近所のイタリア料理屋のシェフ夫婦と知り合ったらしい。

前から行って美味しいと知っていた店だが、なんという偶然。

その再会にあやかって、麻ちゃんも東京に居るというので集まった。

美味しい料理はトスカーナ地方のもの。

ワインも2本空いて、おしゃべりに花が咲く。

同窓会、というわけではないが、滅多に逢わない人と逢うのは、

なんだか刺激になる。

時の流れは人を美しくすると思った。

麻ちゃんも、順子さんも、元気そうで、綺麗だった。

そして時の流れは、人を優しくする。

お互いに優しい。みんな、大人の女なんだよね。

前回も綾瀬だったなぁ。。タイ料理食べに行こうと言われて、

それなら綾瀬がいい!と誘ったのだった。

ついでにうちに寄ってお茶でも、と思ったが、もう遅いね。

また逢おう。今度はもう最初っからうちにするか。

楽しい夜を、ありがとう。

 

前菜の盛り合わせ。この後沢山食べたのに、写すの忘れて喋ってた。

まったく。。。

何をそんなに喋ってるんだろね。まぁ、それが「女子会」だ。 

 

 

 

 


銀鏡神楽ー日向山地の生活誌ー

2012-07-21 | 宮崎

待ちに待った、父の故郷の本が発刊となった。

『銀鏡神楽–日向山地の生活誌』

・・・砂武昭(著) 須藤功(写真)

 

ハードカバーの236ページ。読み応えボリュームたっぷり。

いや、読むといより、充実した歴史資料。

百科事典や図鑑の頁をめくるような楽しさだ。

著者、砂武昭(はますなたけあき)氏は、

このブログでもご紹介した銀鏡(しろみ)の長老、銀鏡神社の権禰宜。

(私が今年四月に伺った時、赤い鳥居のしたで一緒に写真に写っていた方)

 → 宮崎(2012/04/16)宿神三宝稲荷神社

 

そして、銀鏡に魅せられて40年も通い続ける写真家、須藤功(すとういさお)氏は、

私の大切な “飲み友達”・・なんて、ごめんなさい。

東京銀鏡会を通して知り合った素晴らしい方。

父の亡き後、須藤どんがあまりに父と雰囲気、背格好が似ていて唖然とした。

私が芋焼酎を生(き)のまま、湯のみで飲んでいたら、

全く同じ飲み方をされていて、一気に仲良しになった。

初め、須藤先生と呼んでいたが、

「先生はやめて」

銀鏡では彼のことを皆さん「須藤どん」と呼ぶのだそうだ。

なので私も今はそうお呼びしている。

「どん」というのは、あちらの方言で「殿(どの)」のことだそう。

 

という訳で、この本が出来て私は凄く嬉しい。

本の紹介文そのままコピペします。。。

 

 

夜を徹して里人が舞う500年の夢の舞

宮崎県の山奥、奥日向米良の銀鏡(しろみ)は、急峻な山陵に椎、樫などの照葉樹林が密生し、
庭先まで猪や鹿がやってくる山里です。史書に名を残す人々がこのさして広くない山塊に
密かにはいりこんで住みつき、さまざまな文化を伝え、歴史を刻んできたまさに「隠れ里」です。
この里では500年余りも受け継がれてきた神楽が今も毎年12月に銀鏡神社に奉納されます。
本書は、銀鏡に40年以上通い続けている民俗学写真家・須藤功の300枚の写真を交え、
伝承と山の暮らしを熟知した古老が歴史に彩られた奥深い生活文化から神事、芸能まで、
銀鏡を心を込めて記した第一級の民俗誌です。
 
 
 
おお。私のルーツがここにある。
 
遠い過去、遺伝子レベルの記憶。興味深い世界が広がる。
 
昭和の山村の暮らしはもちろん、日本の神話から、
 
大自然の中の人間、宇宙の中の人間の存在についてまで、思いは巡る。
 
 
 
 
あなたも是非、お手に取ってみてください。
 
全国書店でお求めになれます。 (¥4,200/消費税込)
 
Amazonでも買えますよ。↓ ↓ ↓

『銀鏡神楽ー日向山地の生活誌』(弘文堂)

 

 

 

 


川内倫子展

2012-07-19 | 素敵

恵比寿ガーデンプレイスの東京写真美術館。

「川内倫子展」~照度 あめつち 影を見る~

会期は7月16日まで。先週14日、ぎりぎり滑り込み。

りんちゃん。。。

もう何年前になるのだろう。いや、十何年前か。

彼女に出逢って、私は恋に落ちた。

謎めいて、不思議な空気感をまとった女性だった。

逢いたくて、電話で「逢いたいなぁ」と言ったら、

受話器の向こうで「恋してる?」って聞いた。

そんな彼女と、仲間と、旅に出かけた。一緒にお風呂にも入った。

その時、りんちゃんは、お風呂にまで愛用のカメラ、

「ローライフレックス」を持ち込んで来た。

湯船の中で頭にちょこんとタオルを載せ、

「撮ってくれる?」

私は言われるままにあの不思議な箱を覗き込んだ。

そして、実際シャッターを切ったかどうかまでは、覚えていない。

いや、撮ったかな。。。

というほど、昔のことなのだ。

私がバンド「東京カラーTV.」のライブをひんぱんにやっている頃、

りんちゃんに写真を撮ってもらって、それは今でも宝物だ。

けれど、彼女と音信不通となってしまった。

どうしてそうなったかも、何があったのかも、覚えてない。

バンド絡みのトラブルで、私は人間怖い病になっていたのは確かだ。

まぁ、それはともかく。

私はその後も、やはり音楽を続け、おかげでご縁が有ってこの4月に宮崎に行った。

そして父の故郷の神社で「川内倫子」という名前を聞いたのだった。

「銀鏡神楽」(しろみかぐら)の写真がSWITCHに載っていた。

彼女独特の「光」と「影」の色。

そしてこの東京写真美術館の個展のことを知った。

 

彼女を感じて、懐かしかった。

ご縁があればまた逢えると信じてる。

うん。きっと逢えるよ。

 

彼女のサイト。さすがに写真が素敵です。

《Rinko Kawaychi 川内倫子》

 

 

 

  

 


瑞穂・杜の歌声

2012-07-17 | ライブ・コンサート

新検見川の瑞穂、杜の歌声のゲストで歌って来た。

この猛暑の中、なんと90人を超える方がいらしてくださった。

殆どの方が「シルバー」エイジ。頭が下がります。

前半1時間ぶっ続けで、そろって歌集を見ながら歌い続け、

ほんの10分ほどの休憩で、私のライブが始まるや、

皆様本当に熱心に聞いてくださった。

凄いエネルギーですよ。

私は舞台の上で汗だくで、でも気持ち良く歌えました。

ピアノは初顔合わせの、岡田桃子さん。

普段はシャンソンの伴奏の方ではないのだけど、

前もってお送りした資料で、相当お勉強してくださったご様子。

こちらもほんと、頭が下がります。

楽しかった。

歌いに来て良かったなぁ。しみじみ。

皆様からエネルギー頂きました。

そして私も皆様に、差し上げることが出来たかな。

「また来てね」何よりのお言葉。

ありがとうございました。

また行きます~!

 

 

 

 

 


父の一年祭

2012-07-16 | 徒然

父の命日は、7月26日なのだが、

昨日15日に「一年祭」を執り行った。

仏教で言うところの一周忌である。

雲一つない晴天。というか、かんかん照りで、

神官様も、お客様も、墓前で汗だく。くらくらしてた。

おかげで、後のビールの美味しかったこと。

宮崎から伯父伯母、従兄弟も来て、最後は賑やかな宴となった。

父も喜んだに違いない。

集まった面々がお酒を酌み交わすのを見ていると、

何故ここに父が居ないのか、不思議でたまらない。

「遅くなりました~」なんて、後から入って来そう。

でも、彼は写真立ての中で笑っているだけ。

 

素晴らしい出会いとご縁を、私にくれた。

父が繋いでくれた人の輪を、大切にしたい。

皆様、ありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

今日、羽田に伯父さん達を見送りにいった時、

胸がきゅんとした。

人は老いる。いつか死ぬ。自分も。

かけがえのない人を、時を、抱きしめたくなる。

いろんなことを、考えた日。