銀鏡神社で思いもかけずの大歓迎を受け、身も震えるほどの感動を抱えつつ、
もう一つお参りしたかった「宿神三宝稲荷神社」へ。
この日どうしてもお逢いしたかった「浜砂武昭」氏。私の父の最も尊敬する人物だ。
彼は、銀鏡神楽を支える長老、銀鏡神社の権禰宜であり、その境内外末社宿神社の神主なのである。
武昭さんは、銀鏡神社でスーツをお召しで、私たちを迎えてくださったのだが、
私たちが宿神社の方へもお参りに伺いたいと言うと、急いでお戻りになり、
着替えて待っていてくださった。そしてこちらでも、またもやご祈祷いただいた。
そしてその後、時間の無い私たちに、「直会(なおらい)だけでも」と
お神酒をすすめてくださった。それがなんと、芋焼酎。
(このあたりでは “酒” と言ったら芋焼酎。お神酒もだ。日本酒のことは “清酒” という)
しかも、その一升瓶のラベルには『逢初』と書かれているではないか。
そう、本番当日、楽屋で歌う直前に飲んだ。。。
「ああ。あれは飲んで良かったのだ。運命だ」と妙に納得。
そして武昭さんのお話。面白くて、興味深くて、感動したり笑い転げたりしながら、
ああ。時間が足りない!もっと聞きたい!
銀鏡神楽を取材する方や、雑誌編集者皆さんが、武昭さんを頼りにしてやって来る。
そしてきっと彼の話に夢中になるだろうことが想像出来る。
つい先頃、雑誌SWITCHでの特集は素晴らしい。見応え、読み応えがある。
女優の山口智子さんの文章も素晴らしいが、写真家「川内倫子」氏の写真が良い。
実は私は目を疑った。倫ちゃん。。。もうずいぶん昔の友達。
宮崎、感動の旅先で、彼女の名前を見て、また感動。
武昭さんが私の歌を聴いている時、父の顔が浮かんで、泣けて泣けて仕方なかったそうだ。
そして、私から強いエネルギーを感じたのだそうだ。
「ものすごい波動じゃった」
何よりの、お褒めの言葉です。そして私の声は、宇宙まで、天国まで、通じたのだと、
亡くなったひと達にもちゃんと届いたのだと、言ってくださった。
涙が止まりません。
こちら雑誌「SWITCH」 →『SWITCH TRAVEL ISSUE』
武昭さんが記念にくださった。すかさず「サインください!」と私。
ご丁寧に書いてくださった。ありがとうございます!
川内倫子氏の写真が幻想的。
武昭さん。。
川内倫子個展。行かなくちゃ。
「照度 あめつち 影を見る」5月12日(土)~7月16日(月・祝)会場:東京都写真美術館(2階展示室)