女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

お座敷に歌声

2011-04-30 | ライブ・コンサート

昨日の湯島「右近」おでん屋ライブ。

盛り上がりました。皆さん、ありがとう。

お客様の年齢層はやや高め。

シャンソン、ジャズ、昭和歌謡。皆さん懐かしいと大喜び。

若い人達もいた。

おじいちゃまに連れられたそのお孫さんだったり、

ご両親といらした娘さんだったり、 中学生、高校生。

そして私のライブでは常連の 「アラフォー」のひとたち。

そう。四十代は、若い方なの、ここでは。

 

佐々木じょうじさんのギター、若林君のカホン。

「上を向いて歩こう」 「ケセラセラ」 お座敷で大合唱。

楽しい雰囲気。 なんだか贅沢な時間。

 

久しぶりの方から嬉しいお手紙。

やはり手書きのお手紙は温かいね。 ありがとう。

それから、「仕事で来れないから」と言って、

お花を届けてくださった方。

お顔だけでも見れて嬉しかった。 お花もこんな素敵。

ありがとうございました。

 

昨日は、ほかにこんな歌を歌いました。

そういえば自分の曲やらなかったなぁ。。

(順不同)

東京ブギウギ

港が見える丘

アカシアの雨がやむとき

サバの女王

サンジャンの私の恋人

男と女

再会

群衆

暗いはしけ

水に流して

Summertime

L-O-V-E

Fly me to the moon

Tennessee waltz

Amazing Grace

O mio babbino caro

 

リクエストお待ちしてます。


そばにある幸せ

2011-04-29 | 
その後どう?
しばらくね
といったって、はじまらないと諦めて、
花でも見よう・・・

というのは
「さくら横町」(中田喜直作曲 加藤周一作詞)
の歌詞だ。
見よう~と伸ばしながら、音は
花びらが、ひらひらと落ちて行くような半音階。

ウチの(マンションの)花達。
ああこんなにすぐそばに憩いの場が。
ありがたや。

ゴールデンウィークだね。
これといって旅の予定も無し。
ここは退屈を楽しむとするか。
花でも見よう~っと。

あ。でも明日はおでん屋ライブ。
おかげさまで満席です。
準備万端で参りますぞ。
いい声出してこー。














大家さんが汗水たらして植えてくれた花達。
「本を見てたら植えたくなっちゃって」山に咲いてるツツジなんだって。
「その辺に咲いてるのは情緒が無いでしょう?」見てて飽きない。ふむ。情緒か。




咲くのが楽しみ。
大家さんありがとう。

瓦礫にタンポポ

2011-04-27 | 
ウチの近所。
数週間前火事になって、建物全部取り壊しちゃった。
通り過ぎようとしてふと見ると、
あちこち、ぽん、ぽん、タンポポが咲いていた。
瓦礫の合間のわずかな地面から、可愛い黄色い顔が笑う。
偉いなぁ。
偉いよ。素晴らしいよ。君たち。

被災地の瓦礫の山を思う。
一日でも早く、
花が笑う地面が戻りますように。
人々の笑顔が戻りますように。

「さよなら」のかわりに /スーちゃんのご冥福を

2011-04-25 | 音楽
キャンディーズ。
今更のように素晴らしい人達だなと思う。
強くて美しい3人。

告別式の様子を見て、泣いてしまった。
ミキちゃん、ランちゃん、
二人とも最後に「さよなら」じゃなくて
「愛してるよ」
その言葉に涙がどっと溢れた。
この言葉の持つ、切なくも、なんと強い、
無限の力よ。

10年以上も前、銀座の店に、
ご主人といらしたスーちゃん。
イメージより小さなひとだな、と思った。
派手ではなく、でもとても綺麗だった。

さっきまで真っ黒に荒れ模様だった空が、
今は青く輝いている。
スーちゃんの笑顔が重なる。

ご冥福を、お祈りいたします。

Tsunami et demain 津波から明日へ...

2011-04-24 | 音楽
4/11にパリで「津波から明日へ」というチャリティーコンサートが開かれた。
Merci Paris. この空は遠くパリに続いてる。海の向こうの愛を感じる。
 
 《tsunami et demain 津波から明日へ(チャリティーコンサートin パリ)》


もしかしたらフランスより日本での方が有名かも。
「雪が降る」を日本語で歌った。日本の人、喜ぶだろな。
 《アダモ》


父娘がいい感じ。
 《ピエール・バルーとマイア》


尊敬。彼女がマリア様に見える。
 《ジェーン・バーキン》

人生の扉

2011-04-23 | 音楽

春の嵐の中、友人の結婚披露パーティーへ出かける。

半分出席。半分仕事。

ピアノの信子ちゃんと演奏した。

ナットキング・コールの「LOVE」から始まり、

「薔薇色の人生」

「Amazing Grace」

そして、花嫁のリクエスト「人生の扉」

 

「この歌の歌詞が、この頃胸に響くようになって来たんですよ」

 

花嫁はいわゆる “アラフォー” で、まだまだ “五十路” には時間があるけれど 、

新郎も新婦も、程よく年を重ね、きゃぴきゃぴした若い輝きとは違う、

しっとり落ち着いた、滲み出るような幸せの光を放っていた。

 

私は心の底から「おめでとう」の気持ちで、この歌を歌った。

今日二人は新しい「人生の扉」を開けたんだね。

これからまた、ひとつひとつ、幸せの扉を開けて行ってください。

 

私もやっと、この歌を素直に歌えるようになった。

そう思って譜面を用意してた矢先、彼女からのリクエスト。

自分の中に空々しい気持ちがある歌は歌えない。

感じない歌は歌えない。

今は心から「共感」して歌える。

 

歳を重ねたり、病気をしたりすると、

満開の桜や、燃えるような紅葉を見ると、

美しければ美しいほど悲しくて、

次がある、という余裕など無くなって、

全身全霊でその姿、色、形、匂いや温度、全てを自分に刻みたくなる。

そして、つい焦るけれど、

諦めたり許すことも、得意になっている自分に気づいたりする。

そして、人に優しくなれるんだな。

 

温かい楽しい雰囲気は、今日の二人ご人徳。

最後は列席者全員で「世界は二人のために」の大合唱。

4コーラス目に新郎にマイクを向けると、

シブい良い声が会場に響き渡った。

幸せのお裾分けをありがとう。

どうぞ末永く、お幸せに。

 

 

 

 

 

 

 


オフの日に音楽

2011-04-21 | 音楽

浜松町の「San Michele」は、

知人のお勧めで、去年3月にディナーコンサートをさせていただいた。

今年もやろうかなと思いつつ、計画をたてられずにいたのだが、

こちらでのJAZZのライブのご案内をいただき、

よっしゃ、たまには仕事抜きで聴きに行くのも良い、と出かけて行く。

 

ヴォーカル James Kさん、ピアノ 守屋純子さん、ベース 上村信さん、

ドラム バイソン片山さん といった面々。

大人の魅力。楽しいステージ。 

ワインを飲みながら、リズムに身を委ねていると、

ああ、仕事もしてないのに飲んでて良いのかな、

なんて思ってる自分がいて、笑った。

(仕事中に飲む方がモンダイでしょうよ。。。)

今日は控えめにしましょうね、なんて友達と言ってたのに、

素敵な紳士にワイン(ボトル!)をご馳走していただき、たちまち良い気分。

 

けど、ふと気づけば、モニターや、エフェクト、

スピーカーのことなんかチェックしてる私。

今度ここでやる時は、ピアノトリオでやろうかなぁ。。。

 

オフの日に、ライブ聴かなきゃと思った。

お勉強になるし、刺激になる。

けど、

まず、純粋に仕事抜きで音楽楽しむことが大事。

プライドもコンプレックスも捨てて、音楽を聴くのは、

命の洗濯なのだ。

 

 

 

 


薔薇色の館で涙する

2011-04-19 | 素敵

その女性は、去年の秋ジュサブロー館で歌った時、出逢った。

歌い終わって、彼女は私を食事に誘った。

私は「友達と行くところがあるから」と断った。

そして、私が行きたいと思っていた店に行くと、

彼女が座っていた。

 

「神様は、ちゃんと人と日を選んで、逢わせてくださるのよ」

 

まっすぐ見つめる黒い瞳に、私は怖さと、懐かしさを覚えた。

またすぐにジュサブロー館でお逢い出来ると思ったものの、

私の音声障害と、この地震騒動で、ずっとジュサブロー館には出ておらず、

彼女とも逢えずにいた。

 

今月のジュサブロー館のライブがキャンセルになった時、

「ちづこ様」に逢いに行こうと思った。

 

突然電話して、「お顔見に行きたい」

お家にお邪魔することを当たり前のように約束をとりつける。

今思えば、逢いたいと思えば、お家じゃなくても良かったのに。

けれど、彼女の家に足を踏み入れたとたん、

ああ、私は呼ばれて来たんだ。

と思った。

 

ちづこ様のお家。ピンク色。

玄関に入ると、絶句。ここは何処?

壁もピンク、そしてブルー。彼女が塗ったのだそう。

そして隙間無く描かれた天使の絵も、ちづこ様の手によるもの。

壁という壁、そして天井にも、描かれている。

ほかにも沢山の絵、出窓のマリア様も、ソファのお人形も、彼女の作品。

襖にも、桐のタンスにも、ペンキが塗ってあって、

そこに文字や絵が描かれていた。

「猫が爪を立てるでしょう?だからこうしたの」

 

大胆で、繊細。賑やかで、でもほっとする。

色の洪水、に見えて、でも静かで温かい。

ちづこ子様のエネルギーは涸れない泉。

 

教会で、お寺で、神社で、抱くあの感じ。

今風に言えば「パワースポット」?

私は気がつくと、ちづこ様と話しながら泣いていた。

 

薔薇色の壁を見て、何となく、

モンマルトルのレストランの壁を思い出していた。

懐かしさはそこから来るのか。

 

私は私を取り戻せそうな気がしていた。

神様はやはり、人と日を選んで、逢わせてくださる。

生きてて良かったなぁ。

これからも生きて行くんだなぁ。

ちづこ様ありがとう。

ご一緒したみなさん、ありがとう。

神様ありがとう。

 

 

 

↑これは天井。寝転んで写真とってたら笑われた。。。