女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

祝*卒寿

2012-04-07 | ライブ・コンサート

卒寿のお祝いに「歌Deli」・・歌の出前に行って来た。

公津の杜という、成田の手前。いいところだった。

 

この日の主人公は、ともに卒寿のご婦人お二人。

本当にお元気でチャーミング。握手をしたらその力の強いこと。

赤いドレスもお似合いです。終演後、涙を流されていた。

私は歌ってる最中から泣きそうだった。

祝うひと達も、お祝いされるひと達も、みんな

温かいひとたち。人間っていいなぁ。ありがたいなぁ。

 

コンサート会場は、グループリビング「ももとせ」

“100歳まで仲間と寄り添って自立して生き活きと暮らす”

モットーは「自立して」これが大事。

だから介護施設でも老人ホームでもない、ユニークなNPOだ。

ハウスは建築家のご夫妻が、カナダをお手本に、

心地よい木の温もり感じる家を造られている。

こちらに足を踏み入れたとたん、体が気持ち良いと言っていた。

窓の外には木立。そして自然そのままに切って来た椿を生けて。

このアトリエで歌った。なんて素敵な空間でしょう。

 

終演後、お二階にあがるとご馳走が並んでいた。

有機野菜を使ったお料理、手作りのピーナッツ味噌たまりません。

人参をまるごとすり下ろしたドレッシング美味。濃厚なジュースの様。

ネギもキャベツも甘い~!って騒いでたら、

「よしっ!」って、作ったご本人が畑にとりに行って。。。

何も付けなくても美味しい。なんと贅沢な食卓。

ワインも進み、はぁ~生きてて良かった。

こちらの「ももとせ」(百歳)のネーミングうなづけちゃう。

長生き出来そうです!ありがとうございました。

 

《グループリビング・ももとせ》

 

 

卒寿のお二人、おめでとうございます。ますますお元気で。ご健康をお祈りいたします!

Photo:tomo

 

 

皆さん良い笑顔。ピアノは山本康一さんでした(一番右)

 

採れたてキャベツかじってまーす。甘~い。

Photo:Soramame-san

 

 

 

 

 

 


青空

2012-04-06 | 美風景

図書館から督促状・・「早よ本返せ」ハガキが来て、

16冊の本をかき集めて返しに行く。

荒川のほとりに立つ足立図書館の7階にはレストランが有り、

ここはちょっとしたお気に入りの場所。

大きな空を見ながら、珈琲が飲めるから。

青空のときは特に幸せ。

ただ、ただ、空を眺めている。

全然飽きない。実は、

なーんにもしない。。。

が、得意な私なのである。

 


鈴蘭水仙

2012-04-05 | 

鈴懸の木に続いて、また「鈴」なのだけど。

郵便局へ行く途中の路地、人様のお家の花だが、

あまりに可愛いので立ち止まる。

スズランと思って写真を撮ったが、よく見ると違う。

なんていう花かなぁと調べたら、

「鈴蘭水仙」

その名の通りだね。

この可憐な横顔が、地味な路地の足下で揺れていて、

ああ、可愛いなぁ。可愛いねぇあなた達。

しばししゃがみ込む。

何かしきりにお喋りしているような、

かわいこちゃん達であった。

鈴の音が聞こえて来そうだね。

ひとり、振り向いている子がいて、

笑った。。。

 

 

 


鈴懸の径

2012-04-03 | 音楽

“友と語らん 鈴懸の径・・・”

今度の土曜日の《歌Deli》に、

『鈴懸の径』のリクエストをいただいた。

 

鈴懸(すずかけ)の木は、プラタナスのことである。

いつだか日比谷公園を散歩していて、その木のたもとにネームプレート。

「スズカケ(プラタナス)」

・・どちらが括弧してあったか忘れたが、書いてあった。

並木道によくある、素敵な木だ。

 

『風』(北山修作詞)のなかに、

“プラタナスの枯葉舞う 冬の道で プラタナスの散る音に 振り返る”

とあるのを、おぼろに覚えている。

 

学生が行き交う並木道の木が、

それぞれの時代の彼らの青春を、黙ってじっと見守っている。

『鈴懸の径』は、昭和17年、灰田勝彦さんが歌ってヒットした。

その時代に珍しく、戦時色の感じられない歌だ。

歌詞に「学び舎」と出て来る。

人は皆それぞれの学生街を思い出すだろう。

美しいメロディーは切なげだが、

後にクラリネットのデュオや、ザ・ピーナッツなど、

4ビートの軽快なサウンドにもアレンジされている、

不思議な魅力の歌である。

 

こんなに素敵な歌を、知らなかった。

リクエスト頂戴するからこそ、出逢える名曲の数々。

有り難いことです。

 

 

 

写真はこちらのサイトから拝借しました→  《季節の花300》 


武士よ永遠に

2012-04-01 | 音楽

私の中で永遠の理想の武士像。

黒沢丘吾先生が亡くなられた。

2月末にお逢いした時、梗塞後の不自由な体で、

しかし強い力で、私の手を握ってくれた。

          → 2/27伴海日記

穏やかな静かな瞳と、周りの空気を浄化するようなオーラ。

何故こんなに惹き付けられるのか。

圧倒されながらも、優しい笑顔に慰められる。

チャーミングな方だった。

 

私がお葬式に伺うと「あのCDの方ですか?」

初めて会うご家族の方が、おっしゃった。

「おじいちゃん、いつも車で聴いていましたよ」

涙がぽろぽろ流れた。

ずっと逢っていなかったのに、

心は通じていたと感じるのは何故か。

それが今日わかったような気がした。

 

ご遺言だったそうで、棺に刀。

丘吾さんの命が輝いているようだった。

これからも彼は永遠に、

最愛の奥さまを、家族を、弟子を、守り続けるだろう。

歌を捧げた。

丘吾さん。ゆっくり休んでください。

ありがとうございました。