女社長のブログ《伴海日記》

おかげさまで今年は10周年を迎えます
伴海エンタープライズ株式会社の社長であり歌手
浜砂伴海の日記

宮崎(2012/04/16)銀鏡神社

2012-04-24 | 宮崎

銀鏡神楽の祝子(ほうり)さん達が私の歌を聴きに駆けつけてくださり、

素敵なお花まで頂戴し、是非お礼のご挨拶に伺わねばと向かった銀鏡神社。

東米良の銀鏡・・「しろみ」と読む。

「コノハナサクヤヒメ」は絶世の美女であった。

その姉妹である「イワナガヒメ」は、残念な容姿であった。

彼女は鏡に映った我が身を嘆き、その鏡をぽーんと放り投げたそうな。

その鏡は遥か龍房山の麓まで飛んで行き、その辺りは白く光って見えたそうな。

白く見えるから「白見」イワナガヒメが投げた鏡が「銀の鏡」だったので、

この辺りを銀鏡「しろみ」と呼ぶようになったそうだ。

そして、銀鏡神社のご神体はこの鏡なのだそう。

こちらで毎年12月に行われる祭・・・「銀鏡神楽」は、

国の重要無形民俗文化財に指定されている。

父と行きたいね、行きたいね、と言いながら、行けなかった。

そうしたら「銀鏡神楽」が去年6月に東京に来た。

国立劇場で、父と一緒に感動を共に、観た。素晴らしかった。

打ち上げでは私も歌い、さらにその後、父と銀鏡の方たちと焼酎を浴びるほど飲んだ。

良い思い出だ。ちょうど一ヶ月後に、父は亡くなった。

知っていたかのように。神楽が東京に来てくれた。

その時から私は、ただならぬご縁を勝手に感じている。

長い長い階段を上って、銀鏡神社につくと、なんと皆さん待っていてくださった。

何の約束もしていないのに。しかも、宮司さま烏帽子までつけられて。

禰宜さまによる太鼓が鳴り響く。ご祈祷してくださるなんて、夢にも思わず。

太鼓の音、宮司様の声に、感動で打震えていた。

さらに集まってくださった皆様から、温かく力強い励ましの言葉。

涙。身に余る光栄です。ありがとうございます。

 

こちらが銀鏡神社の「元宮」の一部。

ご神木に抱きついたら、びりびり感じた。

ああ。私はこの山を知っている。

体の中に、血の中に、しっかりと記憶が刻まれている。

どうしてもっと早く来なかったんだろう。

 いや。今だから来れたのだ。

今だから、呼んで頂けたのだ。 お導きに感謝します。