tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

今月読んだ本と観た映画(2013年6月)

2013-06-30 23:00:00 | 今日の出来事
気に入ったものはリンクあり。


<今月読んだ本> 11冊 ※□は写真集。

4(火) ■長岡弘樹 『傍聞き』

8(土) □重森げいて 大橋治三 『重森三玲モダン枯山水』
     □枡野俊明 『禅の庭Ⅱ 枡野俊明作品集 2004-2009』

17(月) ■春日武彦 穂村弘 『人生問題集』

20(木) ■晴山陽一 『すごい言葉―実践的名句323選』

22(土) ■谷川俊太郎 『詩を読む―詩人のコスモロジー』

24(月) ■斎藤忠一 『「日本庭園」の見方』

27(木) ■諸富祥彦 『人生を半分あきらめて生きる』

28(金) ■南川三治郎 『アトリエの巨匠に会いに行く』

30(土) ■杉崎行恭 『百駅停車―股裂き駅にも停まります』

     ■尼崎博正 『すぐわかる日本庭園の見かた』


<今月観た映画> 23本

2(日) ●モーガン・フリーマン パス・ベガ 『素敵な人生のはじめ方』

3(月) ●ピーター・フォーク 『刑事コロンボ 殺人講義』

4(火) ●亀梨和也 内田有紀 『俺俺』

9(日) ●ブルース・ウィリス トレイシー・モーガン 『コップ・アウト 刑事した奴ら』 
     ●スティーヴ・オースティン ヴィニー・ジョーンズ 『監獄島』

10(月) ●キャシー・ベイツ ジェニファー・ジェイソン・リー 『黙秘』

11(火) ●キム・ベイシンガー クリス・エヴァンス 『セルラー』

13(木) ●ティッピー・ヘドレン ショーン・コネリー 『マーニー』
     ●ジョン・トラヴォルタ ジョナサン・リス・マイヤーズ 『パリより愛をこめて』

15(土) ●レオナルド・ディカプリオ ラッセル・クロウ 『ワールド・オブ・ライズ』
     ●ベン・アフレック レベッカ・ホール 『ザ・タウン』
     ●ピーター・フォーク 『刑事コロンボ 初夜に消えた花嫁』

16(日) ●エイダン・クイン ドナルド・サザーランド 『アサインメント』

17(月) ●真田広之 ミシェル・リー 『真夜中まで』

18(火) ●ブラッド・ピット アンジェリーナ・ジョリー 『Mr.&Mrs.スミス』

19(水) ●ダコタ・ファニング クイーン・ラティファ 『リリィ、はちみつ色の秘密』

21(金) ●緒方拳 栗原小巻 『ミラーを拭く男』

22(土) ●ピーター・フォーク 『刑事コロンボ 奪われた旋律』

23(日) ●ダニエル・デイ=ルイス マリオン・コティヤール 『NINE』

25(火) ●マーク・ウォールバーグ ケイト・ベッキンセール 『ハード・ラッシュ』

28(金) ●ピーター・フォーク 『刑事コロンボ 死者のギャンブル』
     ●デンゼル・ワシントン クリス・パイン 『アンストッパブル』

29(土) ●キム・ベイシンガー ヴァンサン・ペレーズ 『永遠のアフリカ』

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なぜこんなに酷い夢を見るのだろう?

2013-06-29 09:25:48 | 今日の出来事
真夜中に見た夢。

曇り空の下、僕は恋人と一緒に丘の一本道を歩いている。
埃っぽい土がむき出しになった道で、幅は車1台分ほど。
あたりは見渡す限りさやさやと風にそよぐ草原で、人の気配はまったくない。
世界の果てのような場所だ。

突然、後ろから車が追いついてきて、運転していた男が僕と彼女を銃で撃つ。
僕と彼女はその場に倒れ、男は車のドアを開けて倒れた彼女の襟首をつかむと、
運転したまま少し離れたところまで彼女を引きずっていく。

男はその先に車を停め、車の下に潜り込むと、銃で四方のタイヤを撃ち抜く。
タイヤが潰れて車体全体が地面に落ち、男はそれに挟まれて息絶える。

…ここまででも充分酷い夢だ。

だが一番酷いのは、僕も彼女も、体も動かせず、声も出せない瀕死の重傷を負っているが、意識はある、
ということだ。

間もなく死ぬことは間違いないが、助けを呼ぶことも、言葉を交わすことも、
その上、離れているので、互いのわずかな気配すら感じ取ることもできないのだ。
(いや、もっと言ってしまおう。これが最期だとわかっているのに、
抱き合うことも触れ合うこともできないのだ)

何もできずに、意識だけが明瞭なまま、ただただ死を待つ状態。
…こんなに悔しいこと、理不尽なこと、屈辱的なことがあるだろうか?

ここで、「夢を見ている自分」が現れる。
「俺はなんでこんな酷い夢を見なきゃいけないんだ?しかも、これが初めてじゃないだろう?」
実際、内容を詳しくおぼえてはいないものの(思い出したくもない)、
この類の、「どうしてこんな夢を…」と愕然とするような酷い夢を、僕は過去に何度か見ているのだ。

そうしてうっすら目が覚めるが、構わず眠り続ける。
酷い夢の記憶をねじ伏せるように、強引に眠り続ける。

しかし、日が昇って朝になり、再び目が覚めても、夢の記憶は残っていた。

…俺は俺に何をさせたいんだ?痛切な悲劇のシナリオでも書かせたいのか?

   ◇

朝、ミンミンゼミの鳴き声を聞いた。
昨日の朝も聞いたが鳴き声は長く続かず、何かの聞き間違いかと思ったが、
どうやらセミに間違いないようだ。
まだ6月だというのになあ。

   ◇

1年もちょうど半分が終わろうとしている。
部屋中に掃除機をかけた後、昨年末の大掃除以来ちょうど半年ぶりに掃除機の紙パックを交換した。

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これに救われる

2013-06-26 18:33:02 | 雑感
「boring!」という言葉が頭に響いている。

先日観た映画『セルラー』の中で、ウィリアム・H・メイシー演じるボブ巡査部長が発した台詞。
長く勤めた警察の職を辞すことにしたボブ。
ボブの任務は、捜査の一線を飛び回るようなものではなく、裏方のこまごまとした事務処理。
誰かが提出した書類の“相も変わらぬ”不備を指摘し、出し直せと命じる、そんなシーンも挟まれていた。
昨日が今日の繰り返し、今週が先週の繰り返し、今月が先月の繰り返し、今年が去年の繰り返し…
おそらくはそんな仕事なんだろう。
退職後は妻と一緒にエステサロンを開くのだという。
同僚の警察官は、年金はどうするんだ?とか、お前のためにいいポジションを用意してやるぞと言うのだが、
ボブはこの一言で一蹴するのだ。
「boring!」―退屈なんだよ!うんざりだ!飽き飽きした!たくさんだ!…

僕の日常にも似たところがあって、「boring!」とすべて蹴散らしてやりたいけれど、
金を稼がなきゃ生きていけないし、他に金を稼ぐあても器量もないし、
エステサロンを開けばいいのよ!と引きずり込んでくれるパートナーがいるわけでもない。
だから、喉元までせり上がってくる「boring!」をぐっと呑み込むわけだ。
(呑み込もうとすると妙にボリュームのある言葉だよな…「ブウォアリング!」)

退屈・倦怠・嫌気・無聊・辛気・食傷…なんかで水浸しになった地面には、踏む小石をひとつずつ置いて、
足元を確かめながらそろりそろりと前に進むしかない。

そういう「小石」について。
足元がグジョグジョになって惨めな思いにならないための「救い」の存在について。

・家から持っていく麦茶
紅茶やコーヒー(紙パックの甘いの)、ジュース、炭酸飲料を毎日のように会社で飲んでいたのをやめ
家で作った麦茶を500mlペットボトルに入れて持っていくことにした。
カバンは重くなるけど、麦茶があれば他のものは飲みたくならない。お金もかからない。
冷たく冷やした麦茶の、透き通るような味わいが気持ちいい。

・おろしたてのシャツ
昨シーズンも、その前のシーズンも買わなかった夏用のシャツを、1枚買った。
僕の服の買い方は、ある時期に集中して似たような種類のを一通りそろえて、
その後しばらく買わなくなる、というパターンが多く、
今回のように、1枚だけ買い足すというやり方はあまりしてこなかった。
でも、見慣れた(見飽きた)ラインナップの中に1枚でも新しいのが入ると、
それだけで、くたびれたワードローブが少し生き返るようだ。

・冷蔵庫の中のプラム
八百屋で籠盛りで売られていた真っ赤なプラム。食べても食べてもなくならない。
数は数えなかったが、もしかすると20個くらいあったのかも知れない。
包丁で皮を剥いたり割ったりする必要もなく、洗ってそのまま食べられる。
冷蔵庫からあの赤くつぶらな実を取り出して齧ることが、風呂上がりの楽しみ。
ほのかな酸味もいい。

・財布の中の映画館チケット
新聞屋がくれた映画館のチケット。指定された上映館であれば観る作品は自由に選べる。
1枚はもう使ったが、財布に挟んだままになっていた残りの1枚を昨日使った。
これでいつでも好きな映画を観られるのだ…と思える楽しみはずっととっておきたかったのだが、
あいにくチケットの有効期限が迫ってきていたので、昨日、観る映画を決めた。
マーク・ウォールバーグ主演の『ハード・ラッシュ』
全編にわたり緊張感を途絶えさせない快作。
「日曜洋画劇場」とかでテレビ放送するといい。きっとまた観ると思う。
入場口でなぜか「レッドブル」のサンプルを2缶もらった。
「レッドブル」、飲んだことないけど、「オロナミンC」とか「リアルゴールド」みたいなものなんだろうか?
苦手だな。町で配っているのを目にした時も寄りつかなかった。
昨日は不意打ちだったので成り行きで受け取っちゃったけど。
鞄にしまってわざわざ家まで持ち帰ってきたけど。
エナジードリンクと言うのなら、くたびれて何もやる気が起きない時にでも飲んでみよう。

・日本庭園の本
図書館でふと思い立って、「日本庭園の見方」「日本庭園写真集」のような本をまとめて借りてきた。
緑が濡れてしっとりする梅雨の時期は、景色を美しく眺めたいという思いが自然と湧いてくるのかも知れない。
写真のページをめくると、「目がなじむ」感じがする。
灯篭の形状を分類したイラスト、寝殿造・書院造といった建築様式を解説する図面などを見るのも楽しい。
中学か高校の頃か、社会科の副読本にもやっぱりこんなのが載っていて、
授業中、先生の話など聞かずにそれを眺めているのが楽しかったっけな…。そんなことも思い出した。

村上春樹言うところの「小確幸」のコレクションだな。
いじましさを嗤うなかれ。

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センスないよなあ

2013-06-24 22:35:44 | 雑感
とあるユニクロのシャツ売場で。
天井まで届きそうな棚があり、シャツが並べられている。
見ると、「S」サイズが上の棚にあり、棚を下がるにつれて「M」「L」「XL」の順に置かれている。
小柄な人が背伸びをして、上の棚にあるSのシャツを無理に引っ張り出そうとする。
すると、重なっているシャツが1段分全部引きずられて落っこちる。
どうもどのシャツも、サイズの小さい順に上から置かれているようだ。
「小さいサイズを選ぶのは小柄な人。大きいサイズを選ぶのは背の高い人」。当然のことだよね?
つまり、サイズが大きいものほど上に、小さいものほど下に置いた方が理に適うんじゃない?
ちょっとでも考えればわかりそうなことなのに、品出しも、乱れた棚の整理も毎日やっていることだろうに、
この簡単な法則に気づけないのだろうか?
センスないよなあ。

とあるバス停で。
そのバス停にはいろいろな系統のバスが通っているが、標識は1箇所しかない。
(バスターミナルでもない限り、必ずしも乗り場は分散されていないものだ)
つまり、その標識のもとに並んでいる人の行き先はみんなバラバラ。
バスが来る。標識の前でドアが開く。
列の一番前に並んでいた人が、「私は乗りません」の意味なのだろう、運転士に向かって顔の前で手を振る。
すると運転士は、このバス停からこのバスに乗る客はいないのだろうと判断し、ドアを閉める。
閉めた途端、列の後ろから慌てて人が出てきて、「私乗ります!」とばかりに、閉まったドアを叩く。
…列の一番前のあなた。勝手に列を「代表」して意思表示しちゃダメでしょ。
あなたが乗らないのなら、脇によけて、乗るかも知れない後ろの客のために通路を開ければいいだけ。
自分のことだけ考えて余計な「サイン」を送ったら運転士も誤解するでしょう。
センスないよなあ。

とあるカフェテリア方式の食堂で。
盛りの量が「S」「M」「L」と分けられている。
厨房で「M」のカレーを注文して受け取り、レジに持って行くと、「L」の値段を請求される。
自分が頼んだのは「M」だというと、レジ係は僕の皿を指して、
福神漬けとラッキョウが乗っているのは「L」の目印なのだ、という。
いや、自分が厨房で頼んだのはMだ、と譲らずにいると、レジ係も「厨房係が聞き間違えたのでしょう」と、
Mの金額に修正した。
しかし考えてみれば、「エス・エム・エル」、どれも1字しか違わないし、2文字目の母音も「U」で共通。
騒がしい厨房で口頭の注文となれば、いかにも聞き間違えが起こりやすそう。
「大」「中」「小」なんて呼び方じゃオシャレじゃない…とでも思ったのかも知れないが、
わざわざトラブルの種を蒔いている。
センスないよなあ。

とある地下鉄。
「時間調整」とやらで、駅で何分か停まる。やがて出発すると、車掌のアナウンスが入る。
「時間調整にご協力いただきましてありがとうございました」。
「協力」? 協力ってのは、「ある目的に向かって力を合わせること」で、「ご協力ありがとう」というのも、
「自発的に力を貸してくれた相手」に対して用いるんだと思うよ。
乗客が自らの意思で電車の出発の遅れに力を貸したのならともかく、
電車が止まって動かないから「仕方なくつきあわされている」この状況に、
「協力」という言葉は合わないと思うけど。
言葉選び、センスないよなあ。
(かと言って、「遅れまして申し訳ありません」といちいち謝るアナウンスも鬱陶しいが)。

最後に、「センスない」で一番強烈に思い出したこと。

(またファストファッションで、頭のユニクロとかぶるけど)とあるGAPで。
コートを試着して、(レジでタグなどをはずしてもらう必要があるという意味で)
「これ、着て帰りたいんですが…」と言ったら、
「お金を払っていただければ構いませんよ」と真顔で言った店員がいた。
もう10年くらい前になるけど、あの「センスのない」一言は今でも忘れられない。

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料理本をボロボロにしてやるの決意

2013-06-22 23:04:40 | 今日の出来事
図書館に行き、服を買いに行き、家の植物の手入れはしたものの、曖昧な今日の天気の様子そのままに、これと言ってスペシャルなことはなかった1日。せめて晩飯くらい頑張って作ってみようと思った。料理の本がピカピカなまま本棚に置きっ放しになっていたので、一通りページを捲って、自分は今何が食べたいか、探してみる。
ゴーヤーチャンプルーに惹かれた。今が旬のゴーヤー(沖縄では「ヤー」を伸ばすのが正しいらしいのでそれに倣う)の爽やかな苦味が好きだし、豚肉・豆腐・玉子の取り合わせもいい。なにより、うちには砂糖・酢・味噌・みりん・酒…といった調味料がないので、塩と醤油だけで作れるのがいい。それらの食材に、昨日のキムチ鍋で使い切らなかったエリンギも入れてみた。最後にかつお節をふりかけて。それに小松菜のおひたし、茹でたブロッコリー、トマト。納豆ご飯。インスタント味噌汁(賞味期限が切れそうなのがいっぱいあるので使っちゃわないと。これを使い切ったら、今度は味噌汁もいろいろな具で自分で作ろうと思う)。
ゴーヤーを初めて買い、初めて切った。中の種とワタ(漢字で書くと「絮」)はこういう風になってるんだね…。なかなか美味しくできた。ゴーヤーもしっかり苦味があっていい。多く作ったのであと1食分あるけど、明日も楽しみに食べられそうだ。
自炊を避けてきた自分も、いよいよ「料理本を見ながら料理を作る」ステージにまで来た。今までは「ルーの箱の説明書きを読みながらカレーを作る」程度だった。ボロボロになるまでこの本を使い倒してやろう。

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