tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

今月読んだ本と観た映画(2013年8月)

2013-08-31 23:00:00 | 今日の出来事
気に入ったものはリンクあり。


<今月読んだ本> 6冊 

7(水) ■星野源 『そして生活はつづく』

13(火) ■池谷裕二 『脳には妙なクセがある』

16(金) ■道尾秀介 『笑うハーレキン』

20(火) ■春日武彦 埜崎健治 『「職場うつ」からの再生』

22(木) ■佐藤可士和 『聞き上手 話し上手 38の可士和談議』

23(金) ■宮脇檀 『日曜日の住居学』


<今月観た映画> 8本

3(土) ●サラ・ポーリー ティム・ロビンス 『あなたになら言える秘密のこと』

17(土) ●高倉健 丹波哲郎 『網走番外地』

     ●ルーク・ウィルソン オーウェン・ウィルソン 『アンソニーのハッピー・モーテル』

     ●アンソニー・ホプキンス デミ・ムーア 『ボビー』

18(日) ●ジュリア・シュタインホフ ヘンドリック・デュラン 『グッド・ガール バッド・ガール』

24(土) ●ヴァンサン・ランドン ダイアン・クルーガー 『すべて彼女のために』

25(日) ●高倉健 田中裕子 『あなたへ』

31(土) ●カート・ラッセル ヴァネッサ・フェルリト 『デス・プルーフ in グラインドハウス』

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明日はテレビ東京「ローカル路線バスの旅」ですよ

2013-08-30 23:42:29 | 雑感
今、最も期待し、応援したくなる番組、テレビ東京の「ローカル路線バスの旅」。
第15弾の放送は明日夜6時30分から。

番組の魅力については前にも書いたとおり

今回は山形県の南端・米沢から、青森県の北端・大間崎まで。
「横浜~富山」とか、「日本橋~京都」、「出雲~枕崎」、「四国一周」などがあった
過去のルートに比べると、山形・秋田・青森の3県(ないしは山形・宮城・岩手・青森の4県)で、
一見短そうに思えるけれど、そこはこの番組のこと、
今回もまた絶妙なハラハラドキドキぶりを見せてくれるのだろう。

マドンナはさとう珠緒。

明日の同時間帯の他局の番組を見ると、
「炎の体育会TV」(TBS)と「女子バレーボールワールドグランプリ」(フジ)が
スポーツ物で食い合い、
「世界一受けたい授業」(日テレ)と「お願い!ランキング ファミレス総選挙」(テレ朝)が
ファミリー物で食い合い、
テレ東にはぜひ、その間隙を縫って高視聴率を叩き出して欲しいものだ。

間違っても「シリア軍事介入 緊急報道特番」などやらないように。

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路上で「時計さしあげます」という謎の男

2013-08-26 23:57:59 | 今日の出来事
夜、最寄り駅からの帰り道。

後ろから来た車が僕の近くで止まり、男が窓から顔を出して「すみません」と声をかけてきた。
大方、道でも訊きたいんだろうと思い、振り返る。
前にも書いたが、僕は「道を訊かれがちな」人種である)。

車は結構僕の後ろの方にいるので、僕に用があるなら僕の真横まで車を前に出せばいいものを、
動こうとしない。この時点で少しイラッとする。
わざわざ僕の方から近寄ってやる必要もないと思い、距離を保ったまま、
「何か?」という表情で相手を見返す。
モゴモゴ…。男は何か言うが、よく聞こえない。
「えっ?」と聞き返す。
聞き返しているんだから、言い直すにも少し声を張ればいいものを、同じ声量で繰り返す。
(この時点でさらにイラッとする)
「道を訊きたいわけではないんですけど…」
と言って男は、化粧箱をパカッと開いて、
(気づいたら出てたんだよな、これが。前もって手に持っていたんだろう)
中のシルバーのペアウォッチを見せる。
「これ、余ってしまったんですけど、会社に持って帰れないんで、よかったらさしあげます」

…「瞬殺」、というのが僕の反応だった。

つまり、男に何も尋ね返すこともなく、「要りません」と断りを入れることすらなく、
ただ黙って踵を返して歩き出したのだ。問答無用、即座にシャットアウト。
もはや「反応」というより「反射」だな。考えるより先に体が動き出したもん。

車は発進し、僕を追い抜いていった。
そのまま歩き続けていくと、男は今度はママチャリのおばちゃんを路肩に寄せて話しかけていた。
僕は歩みを止めずに通り過ぎたので、その後どのような展開があったのかは知らない。

…なんなんだよ、見知らぬ他人に「時計あげます」って。胡散臭さ満載だな。
本当に誰かに役立てて欲しいのなら、「タイガーマスク」にでもなって、福祉施設に置いてくればいい。
わざわざ車を走らせ受け取ってくれる人を探し回るという行動の意味がわからない。
「会社に持って帰れない」という理屈も全く意味不明。

で、帰宅後、「時計あげます 車」と検索してみると、
ネットというのはまあ、実に便利な“集合知”だねえ。
僕と同じ目に遭った人の体験談が続々ヒットし、そいつの正体がたちどころに浮き彫りになるわけだ。

「時計あげます詐欺」というのがそれ。
「(発注ミスなどの理由により)時計が余ってしまったが、会社に持って帰ると怒られるのであげます」
と車の中から声をかけられる。
もらいますと言うと、「かわりに飲み代をカンパしてください」といって1万円ほど請求されるらしい。
時計が二束三文の価値しかない代物であることは言うまでもない。

ちなみに
・足立ナンバーの白いセダン
・30代くらいの坊主頭、ヒゲ、小太り、メガネの男
という書き込み情報も僕と全く同じだった。
巷で流行っている詐欺というわけではなくて、このひとりの男があちこちで頑張っているのか。

しかし、我ながら実に瞬時に鮮やかなる“黙殺”を繰り出せた。
自分の反射神経も捨てたもんじゃない。

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南会津・南越後の山 3日目(会津駒ヶ岳)

2013-08-12 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
今日登る会津駒ケ岳は、檜枝岐の民宿街からも直接登れる。車で山道を行ける所まで上がり、終点の駐車スペースがすでにいっぱいだったので、途中のカーブの駐車帯まで引き返して停める。身支度をして歩き出す。
6:00 登山口。村の朝は早い。「♪夏が来れば思い出す…」とスピーカーから全村に音楽が響き渡る。本来僕は今日、6時起床の予定だったのだが、駒ヶ岳登山のために4時過ぎに出発した同宿の客がおり、防音などない木造家屋のこと、人の動きが騒がしくて目覚めてしまった。仕方なく、宿の女将・若女将(発つ客にお弁当を持たせたり、別の客を登山口まで車で送っていったり、この時間でもうすでにひと仕事こなしているというのがすごい)に無理を言って、5時に朝食を用意してもらい、5時台のうちにチェックアウトした。予定より早い歩き出しなので、この分だと昼には下山しちゃうかも、と思う。とはいえ、今日は東京まで運転して帰る日。余裕があるに越したことはない。ガイドブックによれば、歩程は14km、8時間。駐車地点と頂上との高低差はおよそ1040m。

6:30 爽やかなブナ林を歩いていると、麓の村のスピーカーから、今度は高らかにラジオ体操の曲が。しかも「第2」までばっちり。明け方から当たり前のように活発に動き回る宿の人には敬服させられたけど、「早起き」は紛れもないこの村の文化なんだろう。

7:42 「山頂を目前に望む」とガイドブックには記されている休憩スペースだが、あいにく何も見えず。

コバイケイソウの花が両脇に迎えてくれる道も、先は靄で煙って見えない。

8:01 駒ノ大池。その向こうに駒ノ小屋。

8:14 会津駒ヶ岳山頂(2133m)。「先っちょまで登り詰めた末のピーク」というより、「広がる丘の最高地点を便宜的に山頂としました」といった感じのなだらかな頂き。靄で視界は利かない。

中門岳まで足を伸ばそうと思う。平坦な道ゆえ汗もかかず、腕時計の温度を見たら20℃。涼しいはずだよ。横を見たら雪まで残ってるもの。

この涼しさのためだろうか。田代山や平ヶ岳では花が終わり実が「風車=稚児車」になっていたチングルマも、ここではまだ花をつけている。

ハクサンコザクラのお花畑。

駒ヶ岳より先は訪れる人もまばら。とても静かな道。

8:44 中門池。

さらに進むと、はっきりとしたピークのない中門岳の山頂一帯に広がる湿原が。座って菓子パンを食べる。チョコチップのまぶされたスティック状のパン。行動しながらでも食べやすく、山にはいいかも知れない。

休んでいるうちに陽が出てきた。

道を引き返す。先ほどは薄暗かった中門池も、今は水面に青空を映し出している。

コバイケイソウの群落。

気持ちの良い木道が続く。
ところで、トレッキングポールを持つ人で、木道の両脇の地面に突き立てながら歩く人がいる。木道は植生を踏み荒らさないためにある。踏んではいけないのなら、トレッキングポールを突き刺すのだってダメだろう。意味を理解してもらいたいものだ。

9:37 再び会津駒ヶ岳山頂。先ほどは見えなかった駒ノ大池、駒ノ小屋が見えるが、遠方の山までは見渡せない。

大池の横を過ぎ、下っていく。振り返ると、丘の上に立つ可愛らしい駒ノ小屋が、ハイジの家のようだ。

9:58 先ほどは靄に包まれていた展望休憩スペースからの山頂の眺めはこうだったんだね。駒(馬)の背のような、どっしりとした、頼りがいのある山容。

登山道は工事中。木枠を組み、下にフェルトを敷き…

岩で埋める。

南の方角にひとつだけ飛び出して見える山は日光白根山だろうか。日が高くなり、照りつけも厳しくなってきた。

ブナの林に入ると陽射しもやわらぐ。

11:25 最後の木の階段を下り、登山口へ戻る。日本百名山、48座目を踏破。
時間に余裕があるのでひとっ風呂浴びようと思う。入浴後に眠くなってしまったら昼寝もまたよし。泊まった民宿に戻り、檜枝岐温泉の立ち寄り湯に入れるパスを借りる。立ち寄り湯は2つあり、それぞれ泉質が異なるのだが、せっかくなので宿(アルカリ性単純温泉)とは別の方の「燧の湯」(単純硫黄温泉)に出向いた。広々とした露天風呂は実に爽快だったが、なぜか「飛んで湯にいる夏の虫」、蜂が水面をブンブン飛び回っており(勢いで入水自殺するもの多数)、刺されやしないかと気がかりにさせる野趣満点の風呂だった。
檜枝岐からは、窓を開け風を受けながら、持参したCD(自分の車なら本当になんでも積める)をかけながらの会津山中の爽快なドライブ。「耻風(はじかぜ)」というなんとも印象的な名前の集落も通り過ぎた。やがて栃木県へ。入ったのは日光市だが、市町村合併で拡大した市域、「日光市街まで50km」の標識に面食らう。東京駅から八王子を越えちゃう辺りまでが同じ市内ってことなんだからな(ちなみに日光市の面積は全国の市町村で3位の大きさ)。塩原、那須野とひた走り、宇都宮の手前(「さくら市」というなんとも愚かしい合併市名)のあたりで大粒の雨が降り出し、途中のスーパーで惣菜(タコの磯辺揚げ。美味かった)を買い食いしたりしながら気楽に下道を走り続け、宇都宮からは国道4号バイパスの高速道路並みの高規格ぶりに驚かされびゅんびゅん飛ばし、埼玉の実家に寄って晩飯にあずかった後、帰宅。

<旅の会計> 23558
連日ひたすら山に登るだけ、ドリンクは自宅から粉末のスポーツドリンクを持参、意外に出費はなかった。

ガソリン 6000(およそ40リッター)
民宿(2泊) 15000

■1日目 2194
菓子パン3種 294
東北道 1900

■2日目 0

■3日目 364
たこ磯辺揚げ、アイス 364

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南会津・南越後の山 2日目(平ヶ岳)

2013-08-11 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
朝4時過ぎに目覚め、民宿の若女将が作ってくれた朝昼兼用のおにぎり弁当を携え5時前に出発、朝靄の中、27kmの峠越えのドライブ。
5:49 平ヶ岳の登山口。ここは県境を少しだけ越えて新潟県。この早朝でも駐車場には結構多くの車が停まっている(昨日から山に入っている登山者の車もあるだろう)。山頂への単純往復だけでも歩程20km、10時間。なかなかの長丁場。ここと頂上との高低差は1300m。

ヤセ尾根を登る。本当にやせた尾根。歩くスペースがごくわずかしかなく、しかも乾いた土肌で滑りやすく、両脇がすぐに落ち込んでいる所もある。さんざん歩いて疲労困憊のはずの下山時は要注意だな。

登ってきた尾根を振り返る。下の方から徐々に靄が出てきた。

天然のブルーベリーが。ここからちょうど道は急な下りに。「ブルーベリーポイント」と名づけたここ、帰り道(今度は急な登り)でもすぐにわかった。

7:38 ヤセ尾根を登り切り、下台倉山(1604m)。

下台倉山からはこれまでの西から南へ方向を変え、比較的平坦な鷹ノ巣尾根を行く。

右手に平ヶ岳が姿を現し始めた。

再び西に方向転換して鷹ノ巣尾根から下り、平ヶ岳を正面にして向かう。

8:31 台倉清水。崖を降りたところに水場がある。今回持参したのは2リットルのスポーツドリンク。まだ給水は必要ない(帰り道ではここで0.5リットルほど水を足した。水量は「ちょろちょろ」といった程度だった)。

樹林帯を抜けると、前方に池ノ岳が見えてきた。

高度を上げていくと、池ノ岳から左に連なる平ヶ岳が見えてきた。

黄色い花でも、昨日田代山で見たキンコウカとはまた別。キオン。

池ノ岳の頂上が近づいてきた。

オオシラビソの黒い松ぼっくり。遠目には梢に止まっている鳥のようにも見える。

10:07 池ノ岳頂上。池塘が広がっている。向こうに見えるのが平ヶ岳。

池のほとりに張り出したデッキに座り、しばし「天上の楽園」の静けさを楽しむ。

平ヶ岳を目指して再び歩き出す。

キンコウカの花畑

平ヶ岳頂上へ続く緩やかな木道を行く。

チングルマ。花の後、花柱が綿状になり、やがて風車のような実をつける。チングルマの名はこの「稚児車」から来ているという。

10:40 平ヶ岳頂上(2141m)。穏やかな晴天、あいにく遠くの山などは見えない。

周囲に何人かいる登山者の話し声の中で食事をすることもないかなと、またすぐに歩き出す。前方は池ノ岳。

少し余裕がありそうなので、まっすぐ帰路をたどらず、奇勝「玉子石」を目指してみようと思う。谷間のコバイケイソウの群落。この下の水場で0.5リットルほど水を補給。

玉子石へと続く稜線の木道を行く。

爽やかな草原の花畑。

11:20 玉子石。池塘を見下ろす、岩の上に載った真ん丸の岩。民宿で持たせてもらったおにぎり、ゆで玉子、魚肉ソーセージのお弁当を広げる。誰もいない静かな昼食。

池ノ岳に続く丘を歩く。タテヤマリンドウ。

池を赤く縁取るのは…

食虫植物、モウセンゴケ。赤い葉に粘液をまとい、虫を捕まえるのだという。

右手に平ヶ岳の大らかな山容を望みながら歩く。

草原と青空。

12:00 再び池ノ岳の山頂へ。美しい眺めを名残惜しむ。

この尾根を下っていき、向こうの山の稜線(台倉山~下台倉山の鷹ノ巣尾根)に取り付いたら左へ行く。

台倉山の頂上手前、右側(南東側)に双耳峰の燧ヶ岳が見える。

鷹ノ巣尾根を行く。午前中にはなかった強い陽射しが照りつけている。

平ヶ岳、池ノ岳を振り返る最後の場所。

下台倉山で鷹ノ巣尾根とは別れ、ヤセ尾根を下る。上から見下ろしてもなかなか急だ。

尾根上で遮る物がないために容赦なく照りつける強い陽射し、幅が狭く滑りやすい足元、そして、早朝から10時間の歩き…腕時計の高度計測を数分おきに眺め、その数値が下がっていく(標高が下がっていく)ことだけを心の拠り所にしながら、ついに尾根を下り切る。
15:50 下台倉沢の水辺で休憩。

エピローグ、緑が明るいブナ林の中を行き…

15:59 登山口へ戻る。日本百名山、47座目を踏破。シャツを着替え、長ズボンをショートパンツに履き替え、登山靴をサンダルに履き替える。自分の車で来るとこの荷物の多さを気にしなくてよいのがいい。朝来た峠道をのんびり小1時間走り、今日も檜枝岐温泉泊。

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