tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

センスないよなあ

2013-06-24 22:35:44 | 雑感
とあるユニクロのシャツ売場で。
天井まで届きそうな棚があり、シャツが並べられている。
見ると、「S」サイズが上の棚にあり、棚を下がるにつれて「M」「L」「XL」の順に置かれている。
小柄な人が背伸びをして、上の棚にあるSのシャツを無理に引っ張り出そうとする。
すると、重なっているシャツが1段分全部引きずられて落っこちる。
どうもどのシャツも、サイズの小さい順に上から置かれているようだ。
「小さいサイズを選ぶのは小柄な人。大きいサイズを選ぶのは背の高い人」。当然のことだよね?
つまり、サイズが大きいものほど上に、小さいものほど下に置いた方が理に適うんじゃない?
ちょっとでも考えればわかりそうなことなのに、品出しも、乱れた棚の整理も毎日やっていることだろうに、
この簡単な法則に気づけないのだろうか?
センスないよなあ。

とあるバス停で。
そのバス停にはいろいろな系統のバスが通っているが、標識は1箇所しかない。
(バスターミナルでもない限り、必ずしも乗り場は分散されていないものだ)
つまり、その標識のもとに並んでいる人の行き先はみんなバラバラ。
バスが来る。標識の前でドアが開く。
列の一番前に並んでいた人が、「私は乗りません」の意味なのだろう、運転士に向かって顔の前で手を振る。
すると運転士は、このバス停からこのバスに乗る客はいないのだろうと判断し、ドアを閉める。
閉めた途端、列の後ろから慌てて人が出てきて、「私乗ります!」とばかりに、閉まったドアを叩く。
…列の一番前のあなた。勝手に列を「代表」して意思表示しちゃダメでしょ。
あなたが乗らないのなら、脇によけて、乗るかも知れない後ろの客のために通路を開ければいいだけ。
自分のことだけ考えて余計な「サイン」を送ったら運転士も誤解するでしょう。
センスないよなあ。

とあるカフェテリア方式の食堂で。
盛りの量が「S」「M」「L」と分けられている。
厨房で「M」のカレーを注文して受け取り、レジに持って行くと、「L」の値段を請求される。
自分が頼んだのは「M」だというと、レジ係は僕の皿を指して、
福神漬けとラッキョウが乗っているのは「L」の目印なのだ、という。
いや、自分が厨房で頼んだのはMだ、と譲らずにいると、レジ係も「厨房係が聞き間違えたのでしょう」と、
Mの金額に修正した。
しかし考えてみれば、「エス・エム・エル」、どれも1字しか違わないし、2文字目の母音も「U」で共通。
騒がしい厨房で口頭の注文となれば、いかにも聞き間違えが起こりやすそう。
「大」「中」「小」なんて呼び方じゃオシャレじゃない…とでも思ったのかも知れないが、
わざわざトラブルの種を蒔いている。
センスないよなあ。

とある地下鉄。
「時間調整」とやらで、駅で何分か停まる。やがて出発すると、車掌のアナウンスが入る。
「時間調整にご協力いただきましてありがとうございました」。
「協力」? 協力ってのは、「ある目的に向かって力を合わせること」で、「ご協力ありがとう」というのも、
「自発的に力を貸してくれた相手」に対して用いるんだと思うよ。
乗客が自らの意思で電車の出発の遅れに力を貸したのならともかく、
電車が止まって動かないから「仕方なくつきあわされている」この状況に、
「協力」という言葉は合わないと思うけど。
言葉選び、センスないよなあ。
(かと言って、「遅れまして申し訳ありません」といちいち謝るアナウンスも鬱陶しいが)。

最後に、「センスない」で一番強烈に思い出したこと。

(またファストファッションで、頭のユニクロとかぶるけど)とあるGAPで。
コートを試着して、(レジでタグなどをはずしてもらう必要があるという意味で)
「これ、着て帰りたいんですが…」と言ったら、
「お金を払っていただければ構いませんよ」と真顔で言った店員がいた。
もう10年くらい前になるけど、あの「センスのない」一言は今でも忘れられない。

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