tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

物を捨てるのは好き。物を捨てるのは嫌い。

2013-06-22 11:54:58 | 雑感
物を捨てるのは好きだ。
自分にとって無用なもの、無関係なもの、あまつさえ、目にすると不愉快にさせられるようなものと
おさらばできるのはせいせいする。
「自分は今、無駄な物に囲まれていない」という実感は、
「自分の生活をきちんとコントロールできている」という実感につながり、すがすがしい。

でも、単に「捨てる」だけじゃ、やっぱりダメなんだよな。

会社で、オフィスのレイアウトを変更することになり、ロッカーの整理を部員総出で行うことになった。
このロッカー、まったくと言っていいほど誰にも管理されていなくて、
すでに他部署へ異動した連中が残していった物が雑然と詰め込まれている。
だからやることの実態といえば、「整理」というより「処分」で、
ゴミ袋に次々と物を放り込んでいくこの作業は、やっていくうちに拍車がかかりがちなものだから、
最初のうちこそ、ファイルなら綴じられた中身を、ディスクなら1枚1枚のラベルをチェックしていたのに、
しまいには棚からごそっと抱えられるだけ抱え出して、そのままゴミ袋に直行、ってことになる。
確かに、ここ1,2年は使われた形跡のない物ばかりで、おそらく今後も使われることはまずないだろうから、
思い切って捨ててしまうというのは正しい判断であるんだけど、なんだかやりきれない。

「『保存』と『保管』は違う」と言った人がいて、これはなかなかの名言だと思う。

保存:そのままの状態でとっておくこと。
保管:物品を預かって、傷つけたり失ったりしないように保存・管理すること。


物をただあるがままに置いておくのが「保存」、物を系統立てて管理して置いておくのが「保管」、
といったところか。
その伝でいくと、このロッカーの中身は「保存」されてはいたが「保管」されてはいなかった、と言える。

物をしまう最初のところから、「保存」と「保管」の分かれ目は決まる。
その時すでに不要な物ならそこに入れるべきでないし、
必要なものなら、いつでもわかりやすく参照できるよう、しまい方に秩序を与えねばならない。
しかし、何も、物のファイル仕分けに時間をかけろとか、分類のラベル貼りに精を出せとか、
まるで「仕事のための仕事」のような特段の作業に励むまでもなく、それを実現することは可能だと思う。
つまるところ、「しまう時の記憶」と、「引き出す時の記憶喚起」が一致さえすればいい。
「あれはどこにしまったんだっけ…?」と記憶がなくなってしまうところから
ロッカーの「スラム化」は始まるのだから、しまった時の記憶を鮮明に保つことができるか、
その記憶を容易に引っ張り出すことさえできればいいのだ。
そのためには、簡便でわかりやすいルールを作り、そのルールに則って片付ける。これが一番。
赤・青・黄のボールがあれば、「色別にしまう」という簡単なルールを作って保管すればいいところを、
一緒くたにしてしまい込んでしまうものだから、後になってごちゃまぜになった塊を見てうんざりし、
「全部ゴミ箱へ直行」となっちゃうわけだ。

考えてみると、「整理法」とか「収納術」という言葉が独立して存在することが不思議だ。
それは職場なら「仕事」と、家庭なら「家事」と密接に紐付いているはず。
「効率よく仕事・家事をするために整理法・収納術を会得する」って発想はそもそもおかしくて、
「効率よい仕事・家事に努めれば物・事はおのずと整理されるはず」というのが真実だろう。

物を捨てるには、それを「最後の最後まで使い切った」という満足感も必要だと思う。
今回のロッカー整理で、中身さえ抜けばまだ充分使えるファイルやバインダーなどの文具類、
使うべき時期に使い切るべきだったノベルティー類なんかが大量に処分となり、心が痛んだ。

「物を捨てるのは好き」と言っても、「浪費好き」とはやっぱり違う。
我が家を見てみれば、家電のほぼすべてが、ずっと使い続けて買い替えていない「一代目」だし、
自転車も16年、車も14年乗り続けている。高校時代のジャージもいまだに着てるしね。
もうおさらばする物についても、ペットボトルや食品トレーや牛乳パックはリサイクルに回すし、
紙類やプラスチック類は分別する。「捨てられる身」にとって「最善の最期」を気に留めているように思う。

「物を捨てるのは好き」と言っても、捨てるべき物が身の回りに存在している状態は嫌い。
そういう意味では、「物を捨てるのは嫌い」なのかも知れない。

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財布を忘れて…

2013-06-19 23:30:46 | 今日の出来事
帰り道、駅ビルの中の魚屋に行った。
マグロのサクがタイムセールで半額で売られており、かなりのお買い得金額。
その魚屋は今まで来たことがなかったけれど、これはなかなかいいじゃないと思い、
レジでいざ支払いをしようとすると、鞄の中に財布がないことに気づく。

いつも会社に着くと鞄はデスク上に立てかけておく。
財布をその中に入れっ放しにしておくのは無用心な気がして引き出しにしまうんだけど、
どうやら帰り際にその引き出しから鞄に戻すのを忘れたみたいだ。
鞄の中に本や貰い物のタオルや都議会議員選挙の期日前投票券などあれこれ入れているうちに、
それだけで満足してしまい、財布は見逃したのだろう。

レジでは「すみません、財布が見当たらなくて…商品は元に戻します」とすぐさま引っ込んだんだけど、
店を出てからふと、クレジットカード付きのパスモがあるじゃないかと思い出し、
(パスモは胸のポケットに入れている。他のカードと干渉しあうのか自動改札の利きが悪くなるので、
財布には入れないのだ)
レジに引き返してクレジットカードは使えますかと尋ねると「使えます」というので、
お目当てのマグロを無事買って帰る。現金がなきゃカードで済むわけじゃないか!そうだそうだ。

夕食は、残りご飯の上にこのマグロの切り身を敷き詰め、それに納豆、ネギ、刻んだオクラを載せた丼。
ナスとピーマンが余っていたので残りのオクラと一緒に茹でて、かつお節を振りかけてぽん酢をかけた一皿。
小松菜のおひたし。インスタント味噌汁。
写真を撮らなかったのは、いろいろ食材を合わせただけで、「料理」とは呼べないな…と思ったから。
健康診断の結果を受けて、自分でも意外なほど食事に気を使い始めている。だから肉はなし。

「財布忘れ」で、昔あったことを思い出した。
会社帰りに、やはり今日と同じように会社に財布を忘れてきてしまったことに気づかずに、
当時住んでいた家の近所の中華料理屋でご飯を食べてしまったことがある。
食べ終わって財布がないことに気づき、仕方がないので店のおばさんに正直に事情を打ち明け、
お金は明日持って来ますので…私はこういう者です、と名刺を出すと、名刺を見やるまでもなく、
意外なほどあっさりと「いいですよ」と言ってくれた。
ああ…馬鹿やっちゃった…と思いながら帰宅すると、換気扇のフードの縁に、
当時発行されたばかりで珍しかった(今の方がもっと珍しいか)「2千円札」が差してあるのを見つけた。
ピン札で手に入れたので「使わずに取っておこうかな」とでも思い、そこに何となくひっかけておいたんだろう。
それを持ってすぐに中華料理屋へ引き返した。
店のおばさんは「あら!明日でよかったのに…」と言っていた。
その後も1回、別の食堂に「財布なし」の状態で入ったことがあるけど、
その時は水が運ばれてくる前に財布がないことに気づき、慌てて店を出た。

考えてみると、他人が「財布忘れちゃって…」とレジで右往左往しているところなど、見たことがない。
みんなちゃんとしてるよね。…いや、それが当たり前か。

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「噂の!東京マガジン」世田谷ナンバーに是非?

2013-06-16 15:50:45 | 物申す
「噂の!東京マガジン」で、世田谷区が「ご当地ナンバー」として「世田谷」を申請しようとしていることに
区民の間で論争が起きている、とやっていた。

「ご当地ナンバー」、やりたいと思うところはやればいいじゃない、と思う。
ナンバーに地名が載ってその車があちこちを走り回れば「宣伝」効果があるのは間違いないし、
(小学生の時の下校中、「走り去る車のナンバーを次々に読み上げる」なんて他愛ない遊びをしたものだ。
それで例えば「足立」は「アシダテ」ではなく「アダチ」と読むのだ、などと学んだ。
これだけでも立派な成果と言えよう)
「自分の住んでいる土地のナンバーを車につければ愛郷心・愛車心が高まる」と素朴に思える人もおり、
ナンバーの字を変えるだけでそれだけの効果が出せるのなら、実に安上がりなものじゃないかと思う。

ところが番組を見ていても、今ひとつ論点がはっきりわからなかった。
特に、「世田谷ナンバー反対派」がどこに一番の動機を置いて「反対」と唱えているのかが腑に落ちない。
「区民の0.2%からしかアンケートを取っていない」と言うが、アンケートとはそういうものだし、
逆に、99%の区民から意見を聞いたら全く異なる結果になる、とも思えない。
「在住歴10年以上の区民の回答ばかりで偏っている」とも言うが、
在住歴が長い人ほど自分の住む土地・地名に対する思い入れも深いだろうし、
区政の方向性に対しても関心が高いだろうから、
このアンケートにも積極的に回答しようとするのは当たり前な話で、
「どっちだっていい」とか「興味ない」とか「どうせここに長くは住まないし」と思って回答しなかった人が、
イコール「反対派」になるわけでもないだろう。
無論、アンケートを実施した区が回答者を恣意的に選んでいるのなら問題だろうが、
「無作為抽出」、世論操作の形跡も見られない。
他にも、反対派の主張「世田谷区在住であることをやっかまれる」というのも、それこそ自意識過剰であって、
番組で足立区民のおじさんが言っていた「新宿より向こうはみんな同じ田舎」というのは、
多分それが大方の実感であって、別に僻みでもないだろう。
9年間世田谷区民であった僕も、「成城」や「玉川」のような世田谷区内のある特定の地名に
人から羨ましがられるような「ブランドイメージ」があることを認めつつも、「世田谷」にそれがあるとは思わない。
むしろ僕は「世田谷」と聞くと、チンチン電車の「世田谷線」や「世田谷ボロ市」を思い出して、
そこはかとない「庶民派」の装いをイメージする。「柴又」に近いものがある。
ともあれ、ハイソにしろ庶民派にしろ、人にいろいろなイメージを呼び起こす「世田谷」の地名を売り出して
地域振興に結びつけようと考える町の人がいるのは自然なことで、
「世田谷ナンバーであることを妬まれて車にイタズラされるかも」という反対派の主張も、
「妬まれるとすればナンバーより車のステイタスでは?」という
区役所担当者の反論の方に分があるように思うし、
「世田谷区在住者であることが特定される」という、あたかもストーカー相手のような心配も、
人口85万人、面積も23区で2番目に大きい区の住民であることが特定されて、それが何か問題でも…?
という感じがする。
「地場産業や観光資源もないのに世田谷ナンバーで何を売り込もうというのか?」という意見についても、
先行するご当地ナンバーの「富士山」や「那須」ならいざ知らず、
「柏」や「高崎」にそのような大義名分があったとも思えない。
つまり、地場産業や観光資源の有無は「ご当地ナンバー」実施の必須条件とは言えない、ということだ。

…いや、僕は別に「ご当地ナンバー」をどうしても推したいわけでもない。
でも、番組に出ていた「反対派」の意見に、どうも「反対のための反対」の空気を感じて、首を傾げたのだ。
手続きの瑕疵をつついてみたり、結構無理のある反対理由を挙げてみたり、
「本当のところ、反対する理由は何なんですか?」と問い質してみたくなる。
この番組は大概、投稿してきた側に切実で腑に落ちる「闘う理由」があるものだが、今回はそれがなかった。
番組に投稿してきたからといって、「無辜の市民」であるとも限らない。
何かしらのバックボーンを抱えている人なのかも知れないし、
何らかのパワーゲームの当事者なのかも知れない。もっとも、それを詮索することに興味はないが。

ただひとつ言えるのは、ナンバーの根本的な存在理由に立ち返れば、
轢き逃げなどのシチュエーションを想像した時、
現場の目撃証言から加害車両を特定するのに有用であることは間違いなく、
おそらくは日本屈指の台数であろう「品川」ナンバーから、
一定台数が別のナンバーに分離することには意味があるだろう。
「品川ナンバーの黒いワゴン」より、数が絞り込める「世田谷ナンバーの黒いワゴン」の方が
特定しやすいということだ。
だから車のナンバーって、小学生でも一目で読み取れ、記憶できるような簡略さが大事だと思う。
その意味で、「尾張小牧」って酷いナンバーだな。なんで「尾張」か「小牧」じゃダメだったんだろう?

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休日くらいは朝食を念入りに

2013-06-16 13:05:31 | 今日の出来事
普段はとらない朝食だけど、遅く起きた休日くらいは「ブランチ」に少しだけ気合いを入れてみる。ポテトサラダを作る。ポテトサラダは大好きだ。近所のスーパーで「カレーセット」として売られているじゃがいも2個、にんじん・たまねぎ各1個のセットに、じゃがいもをもう1個加えて茹でる。きゅうりも加える。この皿に盛られている倍くらいの量を作る。チーズをのせたトースト、目玉焼き、ベーコン、トマト、牛乳。ごくごくありふれた内容だけど、これすら普段はやっていないからな…。

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××はじめました

2013-06-15 22:15:08 | 今日の出来事
「冷やし中華はじめました」…外ではもう今シーズン1回食べているんだけど、今日も食べたくなって自分で作った。前はゴマだれだったけど今日は醤油だれで。ハムよりこっちの方が気分かなと、カニカマボコをのせて。事前のかき混ぜが足りなかったんだろう、薄焼き玉子が黄身と白身で分離気味なのと、玉子の量が多くて厚めになってしまったのはご愛嬌。デザートはハネージュメロン。健康診断でエラーが出てから、ゼリーやプリンには手を出さなくなった。代わりにフルーツを冷蔵庫に常備しておこう。

「扇風機はじめました」…ロフトから扇風機を下ろす。この時期はまだ「熱風」ではなくちゃんと涼しい風が吹き寄せるので気持ちいい。

「シャワー設定温度35℃はじめました」…家中に掃除機をかけたら汗だくになってしまい、夜まで待たずに1回シャワーを浴びる。シャワーは冬場からずっと設定温度を38~39℃で使っているけど、35℃まで下げる。真夏はさらに32℃(これが設定できる最低温度)まで下げる。「お湯」というより「ぬるい水」になるけど、それくらいでちょうどいい。

「ござマットはじめました」…座卓(冬場はコタツとして使うやつ)の下にござマットを敷いた。フローリングだけだと殺風景だったのが、見た目にも夏らしいアクセントができた。

あとは、婚活も、「(再び)はじめました」にしないとなあ…

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