tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

使えるモニターサイト、使えないモニターサイト

2024-04-26 15:55:28 | 雑感
ネットでできる小遣い稼ぎの定番、「アンケートモニターサイト」。
有象無象の数あるサイトの中で、お勧めと、そうでないのを紹介。

※ご注意
あくまで僕の主観的な評価に過ぎない。
特に「ワースト」の方は、僕が退会した時点での状況。
現在は劇的に改善されているのかも知れない…が、それは関知せぬ。

<ベスト>
【第1位】 マクロミル
文句なしのベスト1。僕の利用歴は10年以上で、もちろんポイント交換額もトップ。
ここは、他のアンケートモニターサイトで往々にして見られがちな、
「低ポイントのくせに膨大な量の設問」というような常識はずれのアンケートもない。

【第2位】 infoQ
こちらもよいと思うが、ポイント交換額ではマクロミルの方が断然上。

【第3位】 キューモニター
結局、良いサイトというのは、アンケートが頻繁で、ポイントがどんどん溜まるサイト。
そういうサイトは自然と名前を覚える。今ぱっと名前が浮かんだのは上記3つ。
他にも数え上げたら、僕は全部で10数個登録していたけど、あとのは名前がぱっと浮かんでこない…。

<ワースト> いずれもすでに退会済み。
【第1位】 Toluna
入会すると連日アンケートが届き、
中には長々と映像を見させられたりして手間のかかるものも多かったが、
散々回答させた挙げ句に「あなたは調査対象者に該当しませんでした」
と一方的にアンケートを打ち切られたりして(…唖然)、
1ヶ月間続けたが、その間のポイント付与は、なんと「ゼロ」。
外資系企業のようだが、設問に奇怪な日本語が踊ることもたびたび。
ダントツのワースト1。

【第2位】 楽天リサーチ
獲得したポイントは楽天でしか使えない。しかもポイント有効期間はわずか6ヶ月。
どれだけしみったれてるんだ…。
楽天で買い物をしない人にとっては、全く価値なし。

【第3位】 dimsdrive
ポイント付与ではなく、「抽選で○名様に○円分のギフトカードをプレゼント」という方式。
だいぶ前はそこそこ当選していたので悪くなかったが、登録末期は全く当たらなかった。
想像するに、会員母数・回答母数が増えたのに、当選者は増やさないからではないか。
小額でも確実に報酬が溜まる方が僕の好みなので退会。

もちろん、「ワースト」については、
そもそも登録しようとすら思わせない怪しげなサイトだってあるから、
これより酷いものも世の中にはいくらでもあると思う。


そこは蛍光灯じゃないだろう

2017-11-29 16:59:24 | 雑感
最寄駅近くに「ガールズバー」と札の下がっている店があった。

それまで定食屋があったはずの場所で、へえ、ガールズバーに変わったのか、と思いながら通り過ぎた。
ちらっと見えた限りでは、定食屋そのままの内装を居抜きで使っているようだった。

後日再び同じ場所を通ると、また定食屋に戻っていた。
あれ、ガールズバーは?と思ったが、あまり気にかけずに通り過ぎた。

後日また同じ場所を通ると、再びガールズバーになっていた。
よく見ると定食屋の看板も壁際に残されている。
それでわかった。同じ店を昼は定食屋として使い、夜はガールズバーとして使っているのだ。

定食屋は年配の女性がひとりでやっていた。入ったことは1回しかない。
焼き魚定食を頼んだが、味噌汁の具が豆腐なのに隣に冷奴の小鉢が置かれていて、
なんともセンスのない店だなあと思い、味も相応にパッとしない感じだし、
値段も安いわけではないので、それ以後足は遠のいていた。

ガールズバーは店の前に客引きの女の子が立っていたことがあるが、
素人っぽさが抜けない、というより、素人そのものとしか思えない子だった。
もしかしたら定食屋の老婆の孫娘とかかも知れなかった。
ヒマを持て余した孫娘が手っ取り早く小遣いを稼ごうと思い立って、
祖母の営む定食屋店舗の「夜の空き時間」に目をつけた…みたいな。

全体に素人のママゴトのような仕事がありありと見え、
僕はこの手の店には行ったことがないので「1時間飲み放題3000円」というのが
割安なのかどうかもわからないが、
(いや、きっと割安なんだろう。でも、酒は出てもまともな肴は出ない気がする)
こんな店に入る物好きな客がいるのだろうかと、通りがかるたびに店の中を覗き込む。
(考えてみると、ガラス扉・ガラス窓で外から様子が窺えてしまうのも
ガールズバーのありようとして望ましくないだろう)
パイプ椅子同然の簡略な椅子、天板が薄くて脚も細い、いかにも軽そうなテーブルなど、
安普請な家具が見える。「寛げるラウンジ」の雰囲気は皆無。

しかし何より「違うだろ」と思うのは、室内が蛍光灯で照らされていることである。
蛍光灯の灯りというのは、なぜだろう、特に冬の寒い時期は、空間の貧相さを際立たせる。
ヨーロッパが照明に蛍光灯を嫌うのもよくわかる。
思えば、僕が1回だけここで定食を食べた時も、決して裕福とは言えない家庭の
古ぼけたダイニングに紛れ込んだような、居心地の悪さをおぼえたものだ。

流行らない定食屋の「居抜き」を使い回そうという「手抜き」は、いかにも浅知恵だ。
せめて「照明だけでも換えてみようかな?」と気づけるちょっとした知恵が欲しいところだ。
なんとも“残念な”ガールズバーだが、ある意味、目が離せない。

  

村上春樹 上下巻に生まれた差は

2017-11-29 13:32:32 | 雑感
図書館で予約していた村上春樹の『騎士団長殺し』

上下巻の2巻構成で、今年2月の発売時期にリクエストをして100人以上待ち、
上巻は8月終わりに受け取れていたのだが、下巻がようやく今受け取れた。
上巻から遅れること3か月だ。

予約した時期が同じなのに受け取りの時期にこれだけ差が生まれるのはなぜなのか?
理由は簡単に推測できる。

上巻は、読むのに途中で挫折して、さっさと返却した人が多かったのだろう。
自分も正直なところ、読んでいてさほど面白いとは思わなかった。
身も蓋もないことを言ってしまえば、「ファッションだから読んでいる」のである。
でも、ファッションの読み方だから間違っているとも言えない。
僕は村上春樹は初期の作品の方が瑞々しいと思うし、文章に才気も感じた。
比喩表現なども今より圧倒的に光っていたと思う。
近年の作品はそれに比べると退屈なわけだが、「退屈を愛でる」空気も、
それはそれで贅沢なのである。
ともかく、読んでみて合わないと感じた人は上巻途中で早々に離脱するだろうが、
下巻まで手を伸ばそうとする人は、最後まで読破しようとするだろう。
だから下巻は返却に時間がかかり、順番も回ってこない。

3か月も間が開いたから上巻の内容はかなり忘れてしまっている。
でも、図書館で借りる以上、文句は言えまい。

常々、図書館は市民の「本を読みたい」という欲求には応えるべきだと思うが、
「本を“早く”読みたい」という欲求には闇雲に応える必要はないと思っている。
所詮は「タダ読み」なんだから、謙虚さは必要。
「売れて」こそ保たれる出版文化、ってのはあるわけだし。

  

こんな物にも呼び名はあるのだな…「コンディメント」

2017-11-29 11:44:20 | 雑感
「すかいらーく」が「かつや」に類似した店舗を出店させているとして、
「かつや」側が「すかいらーく」を提訴した、というニュース記事を読んでいた。

すかいらーくの運営店舗(「とんから亭」と言うらしい。見たことない)は、
建物形状やメニュー、商品名、割引チケット、そして「コンディメント」の割り干し大根も、
ことごとくかつやを模倣しているという。

かつやの卓上に置かれているあの大根を「割り干し大根」と呼ぶことも初めて知ったが、
それよりも「コンディメント」である。

condiment:調味料、薬味

調味料と薬味は本来性質が微妙に異なる物だけど、
それを「卓上に常備されているもの」として(しかも横文字で)総称しているところが、
いかにも「業界用語」風だなあ、と思う。

「コンディメントの補充ルール」とか「コンディメントの配置ルール」みたいな言い回しで、
飲食店のマニュアルにきっと載っているんだろうと想像する。

何にでももっともらしい「呼び名」はあるのだなあと思った次第。

  

絶対眠くなる、寝られる映画ベスト3

2017-11-28 14:51:11 | 雑感
※個人の感想であり、効果には個人差があります(けど自信をもってお奨めできますが)。
 人によっては感動を呼ぶ(したがってきっと眠気も吹っ飛ぶであろう)「名作」らしいです。

どれも、何度見始めても寝入ってしまう、1回で最大5~10分程度しか見られない映画なので、
内容は断片的にしか覚えてない。

【第3位】『夢』(黒澤明監督)

 仮装した人間がたくさんいた…ような気がする。
 キッチュな虚仮威しの印象が強く、あまりいい「夢」は見られません。

【第2位】『ノスタルジア』(アンドレイ・タルコフスキー監督)

 霧か暗闇の中を人が歩いていた…ような気がする。
 正直なところ、2位と1位の作品は、どちらが1位になってもおかしくない。
 (と言うか、どうでもいい)

【第1位】『エレニの旅』(テオ・アンゲロプロス監督)

 これも霧か暗闇の中を人が歩いていた…ような気がする。
 世の中にはこういう映画について延々と語れる人もいるようだが、別に羨ましくはない。
 本作の上映時間は2時間50分もあるのだが、同監督の『旅芸人の記録』に至っては、
 3時間51分もある。不眠の人は「一家に一枚」これらのブルーレイがあるといいかも知れない。