tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

今月読んだ本と観た映画(2015年5月)

2015-05-31 23:00:00 | 今日の出来事
気に入ったものはリンクあり。


<今月読んだ本> 8冊

1(金) ■ゆるりまい 『なんにもない部屋の暮らしかた』

7(木) ■渡辺雄三 『自己実現と心理療法:夢による〈私〉の探求』

11(月) ■佐藤正午 『鳩の撃退法(上)』

15(金) ■佐藤正午 『鳩の撃退法(下)』

17(日) ■内田樹 高橋源一郎 『嘘みたいな本当の話』

20(水) ■高橋洋一 『【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で「21世紀の資本」は読める!』

     ■田中慎弥 『田中慎弥の掌劇場』

24(日) ■奥田英朗 『マドンナ』


<今月観た映画> 9本

6(水) ●渥美清 十朱幸代 『男はつらいよ 寅次郎子守唄』

     ●渥美清 浅丘ルリ子 『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』

9(土) ●市川実日子 小林克也 『レンタネコ』

19(火) ●ジーン・セバーグ デボラ・カー 『悲しみよこんにちは』

20(水) ●渥美清 樫山文枝 『男はつらいよ 葛飾立志篇』

21(木) ●渥美清 太地喜和子 『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』

23(土) ●パトリック・スウェイジ ランディ・トラビス 『ブラック・ドッグ』

28(木) ●渥美清 京マチ子 『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』

31(日) ●マイケル・パレ ダイアン・レイン 『ストリート・オブ・ファイヤー』

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京急「みさきまぐろきっぷ」で三浦一日散歩

2015-05-30 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
京急の「みさきまぐろきっぷ」で三浦を一日散歩。デジカメ忘れ。

「みさきまぐろきっぷ」
・三崎口までの京急線往復乗車
・三浦エリアのバス一日乗車
・まぐろ料理の食事
・レジャー施設利用
がセットになったきっぷ。
僕は横浜から乗った(2960円)が、品川から乗っても100円しか変わらない(3060円)。

【横浜9:15―(京急線快特)→10:04三崎口】
三崎口駅前のバスターミナルは混雑していた。
一本前の電車に乗って来た人も並んで待っていたような状況。
まずは「三崎港」へ向かいたかったのだが、先に来た「城ケ島」行きのバスは、満員で乗れず。
次の「三崎東岡」行きのバスが空いていたので、それに乗る。
「三崎東岡」から「三崎港」まではバス停1つ分しか違わないので、その間は歩いてしまうことにしたのだ。

【三崎口駅10:14―(京急バス)→10:27三崎東岡】
三崎東岡から、まぐろ専門店などが立ち並ぶゆるやかな坂道を港へ下っていくと、
徐々に海の匂いがしてきた。

「まぐろきっぷ」が使えるレジャーメニューのひとつである、
水中観光船「にじいろさかな号」に乗ることに。
きっぷを窓口で乗船券に引き換え、出港の11:00まで、港の産直センター「うらり」で海産物を見て回る。

【三崎港「にじいろさかな号」(40分)】
「うらり」前の岸壁を出発し、城ケ島大橋の下をくぐり、魚の見物ポイントへ。
船のデッキを吹き渡る風が気持ちよかった。
「そんなに魚が見えるの…?」と半信半疑だったのだが、
アナウンスに従って船底に下りてみれば、窓の外の海中には、魚がいっぱい。
デッキから餌を撒いて集めているのはもちろんなのだが、
この周辺の海域はこの観光船のために禁漁区に設定されていると説明があり、
それもこれだけ魚がいる理由なんだろう。
船上からは(ちびっ子だけでなく大人も)無料で餌を撒くことができる。
魚たちは激しく波を立てて餌に群がる。

三崎港で下船すると正午少し前。
僕も同行者も朝ごはんを食べてこなかったので、早めの昼食。
窓から港が眺められる店で、「まぐろきっぷ」を使い、
まぐろの「カマトロステーキ」と刺身の定食を食べる。

【三崎港12:24―(京急バス)→12:31城ケ島大橋】
バスで城ケ島へ渡るつもりだったのだが、「橋を歩いて渡ろうか」と、
急遽、城ケ島大橋の手前のバス停で下車。
今日はこのあたりのエリアで、「みちくさウルトラマラソン」なるマラソン大会が行われているらしい。
ランナーが僕らを追い抜いていく。
ゼッケンを見ると「60km」とか「100㎞」とか書いてある。そんなに走るのか!
今日の陽射しはかなり強い。

橋を渡ると、島の東部の城ケ島公園に入り、突端の安房崎灯台まで歩く。
その名の通り房総半島がよく見えた。東京湾を行き来する船は多かった。
このあたりの浜辺は、砂ではなく、貝殻が堆積していたのが面白かった。
同行者はお気に入りの貝殻を探してしばらくしゃがみ込んでいた。
岩場に流れ込んでくる海水はとても澄んでいる。

島の南側を、断崖絶壁の「ウミウ展望台」、
輪っか状に岩場がくり抜かれた「馬ノ背洞門」と歩き、島の西部、城ケ島灯台へ。

【城ケ島15:24―(京急バス)→15:47引橋】
島を出るバスは満員で発車した。
棄権なのかショートカットなのか、マラソン大会のランナーも乗客に混じっていた。
道路は帰途につく車で渋滞し、バスの他の乗客ももう帰宅モードのようだけど、
僕らはもうひとつイベントをこなそうとしている。

「小網代の森」の散策だ。
開発計画をなんとか免れた森で、中を源流から湿地、河口の干潟、そして海まで、
1kmの川が流れている。
「源流から海までの生態系が自然のまま残された首都圏で唯一の森」だそうだ。
立派な木道や階段がずっと続いており、過保護なまでに歩きやすい。
コース整備のNPOなのかボランティアなのか、丸太棒を担いだ人たちとすれ違う。
歩いている道をカニが横切る。

森を抜け、干潟を抜けると、小網代湾に出る。
マンションやマリーナのある海辺のリゾート「シーボニア」のクラブハウスレストランへ。
傾いてきた陽に輝く沖合を眺めながら、美味しいレモネード、ジンジャーエール。
BOSEのスピーカーから流れていたジャズピアノが心地よかった。

店を出るとだいぶ涼しくなっていた。最後に、油壺の「荒井浜」へ。
昼間に流鏑馬でも行われていたのだろうか、浜沿いにロープでコースが作られていた。
海の家の前に置かれたソファーで勝手に休憩。
風が強くなってきて、海の家の中で、壁際の酒瓶か何かが落ちる。ひと気はない。
砂浜にせり出すような波打ち際への近さで、民宿も建っていた。
この時期、宿泊客はいるのだろうか。
冬ではないけれど寂寥感が漂ってきた。バス停へ。

【油壺18:21―(京急バス)→18:34三崎口駅】
【三崎口18:37―(京急線快特)→19:24横浜】

クロスシートの電車でゆったり帰ることができた。
首都圏で、料金不要でこれだけ立派なクロスシートの車両を走らせている鉄道は、ほかにない。
これからも守り抜いてほしい。

横浜のルミネで食事をしていたところで、大きな地震に見舞われた。
山手線など鉄道各線が軒並み止まったというが、不思議と僕は支障なく帰れた。

※ちなみに今日の行程を「まぐろきっぷ」を使わずにまわるとこうなる。
・京急線 横浜―三崎口往復(565×2)1130円
・京急バス 乗車4回(247、186、350、268)1051円
・水中観光船 1200円
・昼食(推定) 1200円
合計4581円

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都電散歩

2015-05-04 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
11:35 新宿からバスでやって来た。早稲田。都営地下鉄、都バス、都電荒川線、日暮里・舎人ライナーに乗れる一日乗車券「都営まるごときっぷ」(700円)で、都電沿線散歩。類似企画はすでに3回くらいやったことがあるような気もするのだが、好きなんだろうな、都電が。ひとりで行くのもいいけれど、人を案内するのも楽しい。いろいろな意味で「鉄板」のコース。馬場下町バス停で下車して、早稲田大学の“城下町”をぶらぶら歩いて、都電早稲田駅へ。

11:47 鬼子母神前駅で下車し、新緑の美しい欅並木の参道を抜けて、鬼子母神へ。参拝客は意外と多かった。
再び都電に乗ると、左側の車窓に、上層部にマンションを載せ、下層部に階段状に屋上緑化を施していることで話題の、豊島区役所新庁舎が見えた。独特なデザインで、それとすぐにわかった。

庚申塚駅で下車。「とげぬき地蔵」の最寄駅のため、ホーム上に乗車待ちの列が往復でできあがるほど大混雑。ホームに面している「焼きそばとおはぎ」の店でお昼ごはん。この店の訪問ももう3度目か4度目になるけれど、店名をいまだに認識していない。「都電のホームにある“あの”店」で僕の中で完結してしまっている。焼きそばとおはぎのセットが出てくるのを待ちながら、「お店やるなら、こういうお店がいいんだよね…」などと同行者と話していると、前に座っておはぎを食べていたおばさん(82歳と言っていたがとてもそうは見えなかった)が、「ご商売を始めるの?商売をなさるなら“飽きない”ことをしないとね。“商い”は“飽きない”だから」などと話しかけてきた。都電が行き来するのを眺めているのはいつまでも飽きませんよ…。別の席には、リアルな赤ん坊の人形を隣席に置いて、それに話しかけている老婆がいた。同行者は「ちょっと切ない…」と言っていたけど、高齢化する日本、その時代の先を行く町・ここ巣鴨では、ありうべき光景だろうなと思えた。
12:49 店を出て腹ごなしに撮った1枚。

地蔵通り商店街は混んでいた。今日が「四の日」、縁日と知る。風が強く、服を売っている屋台はハンガーラックごと飛ばされていた。通りがかる客が次々と路上に散乱する服やら帽子やらを拾い上げる。店の主は「今日はもうダメだ~」と天を仰いで弱音を吐いていた。
14:11 今日が無料入園の日と何かで見知っていたので、六義園まで足を伸ばす。

園内に数多く植えられているツツジの見頃は、少し過ぎていたみたい。

だいぶ歩き疲れたので、六義園からは都バス2本をちょこちょこと乗り継いで、新庚申塚駅へ。再び都電に戻る。
15:31 飛鳥山で下車。ここから王子駅前駅までは路上を行く都電。

子供たちでいっぱいの飛鳥山公園を歩き、「アスカルゴ」ことモノレールで山を下り、
15:54 王子駅前駅へ。

熊野前駅で、「一日乗車券で乗れるなら」と、日暮里・舎人ライナーに乗り換え。終点の見沼代親水公園まで行き、帰りは先頭の席、すなわち無人運転の運転席に陣取り、ぼーっと景色を眺める。そうやって足を休めながら、終点の日暮里で下りて谷中を歩いてみようか、ということになる。正直、そんなに充実した商店街とは思えないけど、谷中は「ブランド化」に成功したみたい。日の暮れかけたこの時間でも、「何かイベントでもあったの?」と思うほど人出があった。持ち帰りのコロッケ屋と焼き鳥屋には大行列。カメラを構える人だかりがあって何があるかと思えば寝そべる1匹の野良猫。
17:42 そんな賑わいを抜けると、静かな路地があった。谷中の墓地を通り、日暮里から舎人ライナーに乗り(今度は最後部座席に陣取る)、熊野前で再び都電へ。

18:31 終点・三ノ輪橋。バラに囲まれた駅。駅から続く「ジョイフル三ノ輪」商店街で夕食を食べようと思うも、シャッターが下りた店が多く、飲食店もほとんどない。商店街の出口にある、1つ先の荒川一中前駅からまた都電に乗って、町屋駅前駅で下りる。「焼肉食べたいな」と呟いていたら、駅前のビルの4階に焼肉店の看板を見つけ、そちらへ。タン、カルビ、ハラミ、ザブトン、カルビクッパ、冷麺などを食す。居眠りをしつつ都電を早稲田まで乗り、バスを2本乗り継いで新宿へ戻る。

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三浦アルプス

2015-05-02 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
11:07 横須賀市の京急田浦駅。今日はここから、「三浦アルプス」を歩く。京浜急行発行のマップによると、東京湾側のここ京急田浦駅から、相模湾側の葉山町の国道134号線まで、8.9km、累積標高差482mのコース。

どの家も庭がよく手入れされている、環境の良い住宅街を緩やかな坂道で抜け、山にぶつかると、階段を登る。登りきったところで振り返る。海上自衛隊の施設や自動車工場に囲まれた長浦湾が見える。

山登り、という感じはない。木立ちの中をひたすら抜けていく。開けた場所に出たと思ったら、送電鉄塔の作業用のモノレールが現れた。

不思議ないでたちの花が。

12:30 乳頭山。長浦湾、その向こうにランドマークタワーなど横浜市街を望む。山腹を横浜横須賀道路の高架橋が横切り、麓から廃品回収車のアナウンスも聞こえてくるので、人里離れた自然、という感じはあまりない。同行者は「安心する」と言っていたが。

座るのにちょうどいい場所がなかなか見つからなかったが、「芽塚」という名の標高212mの地点に出ると、送電鉄塔の作業場が現れ、金網で櫓が組まれていたので、その上に上がり込んで昼食を取ることにする。僕はいつも通りおにぎり、同行者はリュックサックに入れるお弁当としてふさわしくなさそうな、地元のベーカリーで買ってきたというグラタン状の具が載ったパン。互いのものを分け合って、お腹を満たす。食べ物の匂いが誘うのか、虻がブンブン飛んできて、僕らの上空でホバリングする。大胆に距離を詰めてくるので、飛びながら摺り足をしているディテールまで見える。刺激しない程度にさっと手で追い払う。お尻に金網の跡が付かないうちに再び立ち上がり、歩き出す。ここまでは南へ向かって歩いてきたが、ここからは西へ方向を変える。
14:16 相模湾、そして江の島が見えてきた。今日の山歩きのもうひとつのテーマは「東京湾から相模湾まで歩く」だ。三浦半島を横断する、という実感。

尾根伝いにきれいに並木道ができている。同行者を写真に収めようと「なんかポーズをとってよ」と言うと、少し体を横に倒しながらバンザイをした。…なにそれ?ああ、この木のポーズか。キュートな写真が撮れた。

山の下にある葉山中学校のグラウンドから聞こえてくるオーイ、オーイ、という掛け声を聞きながら(なぜ中学校の運動部はやたらと声を出させるのだろう)、尾根を歩き続け、
15:44 仙元山へ。相模湾を見渡す。

山の中腹にあるのが寺や神社じゃなくて教会なのが葉山らしいね…などと話しながら葉山教会の脇を抜け、山を下りていく。夏のように陽射しの強い今日、持参した1L分の飲み物は結構前に飲み干していた。山を下りたら何が飲みたい?俺は酸味と炭酸の効いたレモンスカッシュかなあ。ああ、レモンスカッシュが飲みたい!レスカッ!レスカッ!などと叫びながら歩いていたら、果たして、山を下りた道沿いに、500ml100円でレモンスカッシュの缶を置いている自販機が。あっという間に飲み干す。

16:15 さらにコンビニでアイスを買い、舐めながら森戸海水浴場に出る。同行者が水に入りたいと言い出す。濡れて砂まみれになるだろう足を、はたいて、拭いて、乾かして、靴下履いて、靴履いて…という手間を考えると億劫にも思えたのだが、近くで中学生グループがパンツ一丁で本格的に海に飛び込んでいる(まだ5月なのにね)のにも誘われ、裸足になってズボンの裾をまくり、海に入った。とても気持ちよかった。今日は「山」の日だと思ってたけど、海に来て良かったね…と言い合った。

足湯に浸した後のように足に力が戻った。海水のミネラル、波と砂の足裏マッサージが効いたに違いない。
17:16 浜の端、海に突き出すように参道が伸びる森戸神社をお参りする。

新逗子駅を目指して、車で渋滞する国道134号線を歩く。道沿いの、あの建物は海辺っぽいデザインだね、あの建物はそうでもないね…などと喋りながら。
18:07 夕日を見ようか、と、逗子の浜に出る。シルエットが絵になるので、他愛ない写真を何枚か取り合った。京浜急行の新逗子駅まで歩いてゴール。歩いたのは全部で13.5km。

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