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tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

ビートたけしにおべんちゃら

2017-06-29 10:26:33 | 今日の出来事
控室にビートたけしが座っている。
テーブルの上には、たけし監督の新作映画のものだろうか、
脚本の草稿のようなものが広げられている。
監督はそれを練っている最中らしい。

どうやら今日はこれからビートたけしの「握手会」が開催されるようで、
自分はその主催者で、たけしをアテンドするためにこの控室にいるようだ。

「今日はたけし監督との『握手会』というより、みなさんでたけし監督の栄誉を讃える
『拍手会』のようですね…」
と、自分は実に下手糞な、しょうもないおべんちゃらを並べている。

しかし、たけし監督は新作の脚本を練ることに夢中なようで、
僕の言うことなどまるで聞いていない。
あごを撫でながら、ぼんやり宙を見つめているだけである。 

2日連続、夢にタレントが出てきた。

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香取慎吾からの電話

2017-06-28 10:59:11 | 今日の出来事
2階に上がると、妹がラジオを聞いていた。
ラジオから香取慎吾の声が聞こえてくる。「さあ、つながるかな…?どうでしょうか…?」

部屋の床に落ちていた僕の携帯が震えだした。
妹がラジオと僕の携帯を交互に指差す。咄嗟に意味が分かった。
ラジオ番組のプレゼント企画で、香取慎吾が聴取者に電話をかけ、
つながった相手にクイズを出題し、それに見事正解すると5万円がもらえる、
というあれである。

「もしもし」。僕は電話に出る。応答がない。
「もしもし」。もう一度喋ると、自分の声が少し遅れてラジオから聞こえてきた。
やはり。ラジオ局からの電話だ。

「もしもし」。と香取慎吾が言う。
「もしもし」。と僕。
「良かった。つながりましたね。ではクイズを出題します。
先ほど番組で紹介した店の名前を教えてください」

僕は妹に目で助けを求める。
妹は口を開こうとするが、僕は「紙に書いて」とジェスチャーで示す。
妹が手近な紙にペンで走り書きをする。
「自転車屋台の焼きそば屋さん」僕はその通りに読み上げる。
「ん…?それで全部ですか?」と香取慎吾が納得いかない様子で言う。
妹が紙に何かを書き加える。
「銀座 自転車屋台の焼きそば屋さん」と僕はそのまま読み上げる。
「それが答えですか?」と香取慎吾が言う。
妹が頷くので、僕は「はい」と言う。
「残念…肝心なワードが抜けてしまっていますね…不正解です」

そこで目が覚めた。

自分が見る夢なんだから、少しは自分に都合のいい展開になれよ…腹が立った。

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那須一泊旅行 2日目

2017-06-25 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
9:52 ホテルをチェックアウトしようとエレベーターホールへ。この窓の「緑の切り取り方」が気に入った。

那須というのはなかなか俗化した観光地で、一番の目的である山にさえ登ってしまえば(そして温泉旅館で風呂と食事とごろ寝を堪能してしまえば)、あとは僕の行きたくなるようなスポットはあまりない。遊園地、アウトレットショッピングモール、サファリパーク、ステンドグラスやらトリックアートやらの美術館、オルゴールやらガラス細工やらの工芸品店…いずれも日常の消費社会がそのまま持ち込まれているようで、まったく食指が動かない。唯一行ってみてもいいと思ったのは牧場。
10:15 南ヶ丘牧場へ。檻の中のやる気のなさそうなうさぎ。「うさぎに触れます」という有料のコーナーがあるのだが、そことは別に、ここに入れられている。かなり年寄りのうさぎで、人間どものお相手はもう免除されているのかも知れない。

牧場だからのびのびとした草原があるかと期待していたが、小学校のグランド程度の広さだった。売店で搾り立ての牛乳を飲み、ソフトクリームを舐めて(こうしてやっぱり消費社会に毒されていく)、牧場を後にする。1軒だけ個人経営の雑貨店に立ち寄り(でも何も買わず)、昨日と同じく、道の駅・那須高原友愛の森へ。地元産の野菜を買い込む。昨日食べて美味しかった大福も。昼前には那須を後にし、下道をのんびり矢板までドライブし、高速に乗って早めの帰宅。

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那須一泊旅行 1日目

2017-06-24 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
11:44 那須ロープウェイ。那須岳に登るのは2度目。前回は麓の駐車場から歩いて登ったが、今回は妻が一緒なのでロープウェイで標高1684mの9合目までショートカット。乗車時間は4分弱。ゴンドラは111人乗りとあって、かなり大きい。

見える頂上までの高低差はここから230m。負担感は少ない。リュックを背負わず手ぶらの軽装の人も多い。ごろごろとした岩場を登っていく。

12:20 歩き出して30分ほどで茶臼岳頂上(1915m)へ。

ロープウェイまで来る途中で立ち寄った道の駅・那須高原友愛の森のお弁当。製造者名として地元のお母さんの名前が書かれた手作り。唐揚げ、煮物、ポテトサラダ、玉子焼き、スパゲティなど。値段が手ごろだった。空腹時は甘い物から先に食べたくなる僕は、これも道の駅で買った大福を、まずはパクリ。

食事を終えると、茶臼岳の火口を右に見ながら下っていく。

切り立った岩場の崖の下に、目指す峰の茶屋の赤い屋根が。

霧が抜けた。前方に朝日岳、三本槍岳が連なる。前回はそちらまで足を伸ばした。歩きたい欲はあるのだが、今回は妻合わせの「ほどほどトレッキング」。

13:35 峰の茶屋からは、茶臼岳の山腹を反時計回りに半周する。無間地獄。噴煙が上がっている。

噴気孔が登山道のすぐ傍らにも口を開けている。妻が不用意に手をかざし、熱すぎて火傷のようになったと言っている。那須岳の噴火警戒レベルは1(「活火山であることに留意」)。箱根と同じ。

南月山への尾根道を分ける牛ヶ首が見えてきた。

14:12 ロープウェイ駅まで戻ってきた。

14:48 歩きとしてはちょっと物足りないし、宿にチェックインするのも少し早いので、車で那須平成の森へ移動。那須御用邸用地のおよそ半分、約560haが宮内庁から環境省へ移管され開園。

森の中を歩く。那須岳からはかなり山を下りてきているので暑い。

森を抜けたところに滝がある。駒止の滝。徒歩でしかたどり着けない山中の密やかな滝と思いきや、どこからかアクセス路がつながり、駐車場まであるので拍子抜けする。森の中の道を入口のビジターセンターまで戻る。

16:09 車でさらに山を下り、温泉街に近づく。殺生石。火山ガスが噴出する岩場。

殺生石の横の山に神社がある。温泉神社。読みは「おんせん」にあらず、「ゆぜん」。参道の緑が美しく、ちょうど妻の羽織っていたカーディガンがこれに近い色をしていたので、これをバックに写真を撮る。さて、宿へ向かいますか。

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大岳山・御岳山・日の出山

2017-06-20 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
8:12 青梅線の終点、奥多摩駅。朝、運良く早く起きられたので、そのまま迅速に家を出てきた。平日というのに青梅線は登山客が大勢乗っているので驚いた。「梅雨の合間の貴重な晴天」ゆえか。しかも、みな御岳で降りるのだろうと思いきや、奥多摩まで乗り通していた。駅を出た乗客の大半は、駅前に停まっていた日原鍾乳洞行きのバスに呑み込まれていった。

多摩川を高い橋で渡る。以前にも来たことのあるこのコース、勘と記憶を頼りに歩き出し、別の橋を誤って渡っていたが、途中で様子が違うと気付き、スマホの地図を見て軌道修正した。だから多摩川を渡るのは2度目。

山道に入ってしばらくすると、なかなか長い石段が現れる。愛宕神社の参道。

8:40 石段を登りきると、五重塔が現れる。裏手に回ると、林道がこの山上まで通じている。キツい階段のお蔭で、すでに駅から150mほど高度を上げている。

南東方向、目指す大岳山が頭を覗かせる。大岳山の頂は肩を傾いだような独特な姿をしているので、遠くからでも見つけやすい。

鎖場が現れる。しかしまあ、岩場を伝う木の根っこの伸びようのすごいこと。

若葉の輝きが綺麗。

コアジサイは今が咲き頃みたいだ。

苔の生えた岩。ミニチュアの岩山の尾根を俯瞰しているようにも見える。

10:38 鋸山頂(1109m)。眺望はきかない。

尾根を歩く。植林の杉林ではない、広葉樹の雑木林が気持ち良く感じられる場所に出ると、そこには必ずエゾハルゼミの鳴き声が響いている。人間に気持ち良く感じられる木立ちは、セミにとっても居心地のいい木立ちなんだろう。

12:01 大岳山頂(1266m)。人が結構いる。自分と同じルートを歩いているのは2人しか見かけなかったから、他はアクセスしやすい御岳山から来ているのだろう。

西側、御前山方面を望む。ひとり静かに食事をしたいので、このまま歩き続けることにする。少し下ったところの岩場でおにぎり(梅・シーチキンマヨネーズ・鮭)を。

13:16 御嶽神社奥ノ院。大岳山から御岳山へは、渓谷沿いを歩く「ロックガーデン」のコースもあるが、これはかなり標高を下げた後、再び登り返さないといけないので、行程の長い今日は、高低差の少ないこの尾根伝いのコースを選んでいる。

日の出山が見える。御岳山は左側の木々に隠れているが、もう近い。

13:52 御嶽神社拝殿前。登ってきた階段を振り返ると、正面に日の出山。

拝殿前でなんとなく御岳山を「登頂」した気分になってしまうのだが(事実、そこで引き返したこともあるが)、山頂(929m)は拝殿の奥を進み、石段をあと数段登ったところにある。社の左手に山頂を示す石柱がある。

御岳山頂の方が大岳山頂より人は少なかった。参道の石段を下り、門前の茶店街を抜ける。宿坊の門の前に老犬。

日の出山に向かっている。山の斜面に畑が開かれている。山上の住人がここから野菜を調達しているんだろうか。

14:42 日の出山頂(902m)。ひと気はない。山頂を独占。靴も靴下も脱いで東屋の下のベンチに寝転び、30分ほど目を瞑る。静かで、そよ風が気持ちいい。東屋の向こうが都心方向だが、視界の抜けは良くない。

吉野梅郷方面へ、長い尾根道をひたすら下りていく。
16:02 送電線の鉄塔の立つ梅の木峠を過ぎ、振り返る。一番奥に頂の半分だけ見えているのが大岳山だろう。

16:27 山上に社がある琴平神社。車の走る音など、だいぶ麓の「里」の気配が濃くなってきた。

道標に従って下りてきたはずだが、登山道が変更されたのか、それとも、自分の見落としなのか、いつもとは明らかに違うルートで来てしまった。見慣れぬ俯瞰風景。無心に歩き続けているのと、高度を下げているのとで、暑くなってきた。

いつもとは違う地点(天満宮)で吉野の里に下り、多摩川を渡る。

宮ノ平駅17:26発の電車で帰途につく。

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