tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

辞書を食べる(あけっぱなし~あせばむ)

2013-11-07 18:37:13 | 辞書を食べる
「辞書を食べる」とは…

気が向いたときに、気が向いた分だけ、辞書を頭から順に読み進める。
通常は目的の語の説明だけしか齧らないところを、
端から端まですべて余すところなく噛み砕き、飲み込むため、「食べる」と名づけた。
心に引っかかった語はその都度書き留める。
語彙や知識を増やすことはもちろん、
今までは気に留めていなかった語に、自分の人生に関わる新しい意味を見出すことを目的とする。

使用辞書:旺文社国語辞典(1986年改訂版) P9「あ【亜】」からP1318「んず」まで、全1310ページ。


あこぎ【阿漕】
貪欲で無慈悲なさま。ずうずうしいさま。もと、「阿漕の浦(三重県津市の海浜)」の略。「逢ふことを阿漕の島に引く網のたび重ならば人も知りなむ」<古今六帖>の歌により、たび重なり、しつこいことをいう。

「阿漕の浦」はどんな眺めなんだろうか。
地図を見ると、津市の郊外で、道路が碁盤目状に細かく区画されていることから、
住宅街に面しているようにも見える。JRに「阿漕駅」もある。
こんな散々な意味を付与されてしまいながらも、地名はしっかり生き続けているようだ。

あさぎ【浅葱】
緑がかったうすいあい色。水色。そら色。

「浅黄色」すなわち「うすい黄色」とは違うのか。
「浅い葱の色」なら緑色に近そうだが、それとも違う。
ちなみに同じ漢字で「あさつき」と読めば、山地に自生するユリ科の多年草。

あさじがやど【浅茅が宿】
庭にちがや(=イネ科の多年草)がはえ、荒れはてた住居。

荒れてはいるんだろうけど、なんか風流だな。
「浅茅生(あさじう)」は「ちがやがはえているところ」。この呼び名もなんか風流。

あしずり【足摺り】
怒りや悲しみのため、じだんだを踏むこと。

あの「足摺岬」も、こんな切ない意味を含んでいるのだろうか。

あすなろ【翌檜・羅漢柏】
ヒノキ科の常緑高木で日本特産種。葉はひのきに似て大きい。山地に自生。観賞用庭樹にもなる。材は建築用。[語源]「あすはひのきになろう」の意から。

別に、明日は別の種にならなくたって、「自分は自分」でいいじゃないか。
じゃあいったい、「今日」は何なんだ?

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辞書を食べる(あかぬけ~あげちょう)

2013-04-11 18:38:53 | 辞書を食べる
「辞書を食べる」とは

あかびかり【垢光〔り〕〕
衣類の襟や袖などが、あかなどで汚れて光ること。

汚れているのに光る。なんだか奇妙だけど、確かにある。それを指し示す言葉もあるとは。

あきつしま【秋津島・秋津洲】
「日本」の古称。あきつしまね。

「日本」にこんな呼び方があるとは知らなかった。
西武線の「秋津」駅は何か関係があるんだろうか。
それにしても、今、秋津駅を地図で見てみたら、なかなかすごい場所にある。
清瀬市と東村山市の市境を跨いでいるばかりか(ちなみに武蔵野線の「新秋津」は東村山市)、
埼玉県所沢市の市域も犬歯のようにホーム中ほどに食い込んでいる。
その結果、南口に降りると東京都、北口に降りると埼玉県となり、
埼玉県側に降りても、左右どちらかに歩み出せばすぐにまた東京都へ出ることになっている。

あくせく【齷齪】
(1)小さなことにこせこせするさま。(2)仕事に熱心でせかせかしているさま

擬態語のようなものかと思ったら、こんな大層な漢字まであるのね。

あくだま【悪玉】
悪人。江戸時代の絵双紙などで、悪人の顔を丸に「悪」の字を入れて表したことからいう。

このあたりは「悪××」続きで、確かに字面からも悪い相が滲み出ているが、それがずばり顔の表情そのものだったとは。

あくどい
(1)色や味などがしつこい。くどい。(2)たちが悪い。ひどい。

「悪××」つづきの只中だけど、これは漢字で「悪どい」じゃないんだよね。
むしろ「くどい」に通ずるらしい。

あげく【揚句・挙句】
(1)連歌・俳諧(連句)で最後の七・七の句。←→発句。

「あげる」句だから頭のほうかと思えば、尻のほう。「揚句の果て」は「結局、とどのつまり」だもんな。

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辞書を食べる(あおだけ~あかなす)

2013-04-06 12:43:42 | 辞書を食べる
「辞書を食べる」とは

あおだたみ【青畳】
新しくて表の青い畳。波のない静かな海面や、一面青々とした田畑を比喩的にいうこともある。
子どものころ、畳のへりを道路に見立ててミニカーで遊んでいて、
田んぼの中の一直線道路を走ってるみたいだな、と思ったことがあったけど、
あの連想はその通りだったんだな。

あおみ【青み】
(2)吸い物・刺身・焼きざかななどに添える緑色の野菜。
あの植物たちにもちゃんと役割の名前があるんだね。だてじゃない。
「焼きざかな」の「さかな」が平仮名なのは、「魚」だけでなく「肴」も含むからと思われます。

閼伽【あか】
仏前に供える水や花。また、それを入れる器。
寺にお参りしたときに目にしていたはずの漢字だけど、読めないし意味も知らなかった。
「あか」でちゃんと一発で変換されるんだからすごい。

あかぎれ【皸・皹】
寒さで手足の皮膚のさけた症状。
漢字が物々しい。「赤切れ」かと思っていたら。

あかでんしゃ【赤電車】
めじるしに赤い電灯をつけることから、その日の最終電車。終電車。
編集者の念頭にある「電車」とは路面電車のことだと思うけど、地下鉄なんかでもやればいいのにな。
行先表示に「最終」って赤く出すとか。路線バスでは見たことがある。
それとも地下鉄でもやってるのかな?終電車はあまり乗らないもので。

あかなす【赤茄子】
「トマト」の別称。
「赤茄子」って、茄子の品種でありそうだもんな…。まさかトマトとは。
これは恥をかかないために覚えておいていい。

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辞書を食べる(あいご~あおだいしょう)

2013-04-06 00:42:14 | 辞書を食べる
「辞書を食べる」とは

このあたりは「愛××」と「哀××」という言葉が交互に出てくるのが面白い。
ほっとしたり悲観したり。

アイビースタイル<ivy style>
上着は3つボタン、ズボンは細めの直線的な服装。アイビールック。フットボールなどのアイビーリーグを結成している米国東部8校の大学男子学生の着る背広スタイルによる。
この言葉の指す服装の意味は意外とシンプルなんだな。もっと細かい定義があるのかと思った。

あいまいや【曖昧屋】
旅館や商家などに見せかけて実際は売春婦を置いている店。
「曖昧」という言葉で曖昧にしてしまう。これは接頭語として使えそうだ。
「曖昧時間」で、物事に要する時間の不明確さを表わすとか、
「曖昧用事」で、「大した用件じゃないんだけど、なんとなく」という感じを出すとか。

あいもち【相持ち】
(1)たがいに荷物などを持ち合うこと。(2)費用を平等に負担すること。わりかん。
「わりかん」の代わりにたまに使ってみよう。「ここは“相持ち”ということで…」

あえか
いかにも弱々しいさま。はかなげである。
「あえか」という発音からして、どことなく心もとない。

あおさ【石蓴】
浅海の岩につく緑藻類の海藻。あおのりの代用として食用になる。
漢字遣いに驚き。「青」は入ってないのね。あおのりは「青海苔」なのに。

あおだいしょう【青大将】
日本産のへびの一種。暗緑色で背に4本の縦線があり、日本最大のへびで無毒。人家の近くにすみ、ねずみ・鶏卵などを食う。体長1-2メートル。時に2.5メートルをこえる。
うちの前にもへびが出たことあったな。あれは青大将だったのかしら。「人家の近くにすむ」とあるし。
今度見かけたら、背に4本の縦線があるか、確かめよう。

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新企画スタート 辞書を食べる(あ~あいこ)

2013-04-04 22:31:45 | 辞書を食べる
「辞書を食べる」とは…

気が向いたときに、気が向いた分だけ、辞書を頭から順に読み進める。
通常は目的の語の説明だけしか齧らないところを、
端から端まですべて余すところなく噛み砕き、飲み込むため、「食べる」と名づけた。
心に引っかかった語はその都度書き留める。
語彙や知識を増やすことはもちろん、
今までは気に留めていなかった語に、自分の人生に関わる新しい意味を見出すことを目的とする。

使用辞書:旺文社国語辞典(1986年改訂版) P9「あ【亜】」からP1318「んず」まで、全1310ページ。


アーメン <ヘブライ amen まことに たしかに>
祈りの終わりに唱えることば。

そうか。あれは「まことに」「たしかに」と言っていたのか。
「深く納得しました」「腑に落ちました」ということなんだな。
心に平穏が訪れたわけだ。

アールエイチいんし【Rh因子】
人の血液型因子の1つ。インドのあかげざるの血球中に見出された抗原で、血球中にRhを有する型Rh(+)と欠く型Rh(-)がある。Rhはあかげざるの英名rhesusによる。

まさかあかげざるがそこにいたとは。
「あかげざる」とはすぐに会えるだろう…とページをめくってみたが、載っていなかった。

あい【相】
(3)語調を整えたり語勢を添えたりする語。手紙文などで改まった言い方として用いる。「さわやかな季節に―成りました」

あの「あい」は調子・勢いをつけるためにくっつけていたのか。
エンジンの空ぶかしみたいなものか。

あい【藍】
(2)あい(1)の葉からとる青い染料。現在はコールタールから合成する。

始めの1ページから驚きの連続だ。自然の色そのものと思っていた藍色が、今や人工合成色だったとは。

あいくち【合口】
(1)つばのない短刀。さやの口とつかの口が直接に合うところからいう。どす。九寸五分。匕首とも書く。

口があうから「あいくち」か。九寸五分はそのものの長さ(約30cm)を指すのだそう。

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