せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ホトトギス

2010-10-25 | 日記

10/23は久しぶりでいい天気だった。青空は澄んですがすがしい。道路脇に近くの人が植えたと思われる紫色の斑点を持つ花、ホトトギスを見つけた。ホトトギスはユリ科の多年草。ホトトギスの伝説では、弟を殺した兄はそれを悔やんでホトトギスという鳥になり泣き叫ぶとき喉から血が飛び散って胸の毛に紫の斑点がついたという。そしてその斑点の付いた毛が落ちてホトトギスの花になった。この話を聞いてオトギリソウの伝説を思い出した。そうオトギリソウの花や葉に見られる黒点も兄が弟を切った時に飛び散った血しぶきだった。

 
花弁が6枚あるように見える。ユリ科なので実際には3枚が花弁(内花被)で3枚ががく片の変形した外花被。花の基部に3つの距がある。


これは2009/10/12近所の畑の横で撮影したもの。腰の高さくらいまでなる。

スダジイとドングリ

2010-10-25 | 日記
奄美大島では記録的豪雨により死者3人を出したと報じている。突然襲いかかる天変地異や災難の前に無力な者はただ為すすべもなすく悲しみを募らせるのみ。ある熟練看護師が嘔吐患者の吐物を処理しながら「便臭は慣れたけどこの吐物の匂いだけは何年たってもだめ」とつぶやくのを聞いてふと子どものある出来事を思い出した。小学校4年の夏、九州から北海道に転校したその直後のことだった。午後の授業の最中に真後ろに座っていた子が突然嘔吐しその吐物をすべて頭から浴びせられて吐物まみれになてしまった。顔は洗って髪は拭いても臭いは残るし吐物は下着までしみ込んでいる。授業が終わり下校。汚れた服のまま帰る途中ただ悲しくて悲しくて涙が流れた。自分の力ではどうしようもないと知ったときに悲しみがくる。


10/23は朝から気持ちがいい天気なので大学近くの児童公園を歩いた。まぶしい朝日に照らされてブナ科スダジイが果実をつけている。堅果は円錐状卵形で殻斗は堅果全体を包み成熟すると3裂する。

 
葉は全縁または上半部に波状の鋸歯があるり、裏が銀色の光沢があるのが特徴。

ドングリとはブナ科の木の実を総称したものなのでスダジイの果実もドングリの一つ。いろんなドングリを拾ってみたい。
 
殻斗に横縞があるものの代表はシラカシ。殻斗がうろこ状のものの代表はコナラ。大仏の頭のようだ。