せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

うどんげ(優曇華)の花

2010-10-17 | 日記

モミジアオイ(アオイ科)は2010/8/31に観察したように夏の花だと思っていたら畑の脇にまだ咲いていた。少し見ていたら、その葉の裏にたくさんの小さな粒々が糸で葉裏にしっかりとついているのに気付いた。


ああこれこそ昆虫クサカゲロウの卵塊、別名うどんげ(優曇華)の花だ。クサカゲロウも弱々しいけど卵も弱々しいなあ。初めて「うどんげ」という言葉をきいたのは高校時代に源氏物語を読んだ時のことだった。すっかり忘れていたけど2年前位に枯れ木についた奇妙なものを調べてみると、これをうどんげの花と呼ぶと知ってその懐かしい響きが気にいっている。

ヤマハッカ

2010-10-17 | 日記

紫の小さな花をたくさん付けた草を見つけた、一瞬アキノタムラソウかな?と思ったけどもよく見ると花も葉も違う。

 
花は小さいけど上唇には紫の斑点が縦に4列ほど並んでいる。雄しべと雌しべは下唇に包まれる感じで前に突き出ている。右は2009/10/3撮影したシソ科ヤマハッカの花。


見る場所とか時間とかで随分感じが違う。これは2009/10/3に撮影したヤマハッカ。


これは2009/10/3にアキノタムラソウとヤマハッカを比較したもの。左のアキノタムラソウの花は右のヤマハッカとは逆に下唇に模様があり雄しべと雌しべは上唇に包まれる感じで前に突き出る。花柄が長いのがヤマハッカでアキノタムラソウは花柄は短い。アキノタムラソウは学名Salvia japonicaというからサルビアの仲間でしかもキバナアキギリSalvia nipponicaととても似た名前がついている。どちらもニホンサルビア?

 
ヤマハッカの葉には翼があるのが特徴。右のアキノタムラソウの葉は羽状複葉。

キバナアキギリ

2010-10-17 | 日記

昨日(10/16)は午後に近くの公民館で講演。そのあと地区住民の人たちの出し物を少し見せてもらった。フラダンスの会の人たちによる踊りは素人っぽくて面白可笑しかった。その後夕方になってきたけれど職場のすぐ近くの林とその林縁にある野原を少し歩いたら黄色や紫の花があちこちに咲いていた。

 
黄色の花はシソ科キバナアキギリ。学名はSalvia nipponicaとついているから、サルビアの仲間で日本産なのだろう。葉は対生し長い柄があり矛形なのが面白い特徴。

 
正面から見ると赤い葯が見える。葉の両面特に脈上には毛が多い。

ノコンギク

2010-10-17 | 日記

縄文貝塚の野原でも職場近くの林の横の野原でも今野菊がたくさん咲いている。10/16の朝は曇っていたけど6時半から1時間ほど散歩した。ノギクの区別は難しいから自信ないなあ。


葉も両面に短毛が生え触るとざらつく。葉は3脈が目立ち縁にはまばらに鋸歯がある。総苞片は緑色で先端は紫色を帯び3列に並ぶ。などなどの特徴があったから多分ノコンギク?

 
よく似たシロヨメナの総苞は筒状で全体に緑色をしていて、総苞片の先端はとがっており反り返ることはないらしい。

 
さらに確認するために一つの花をほぐしてみて冠毛の長さを調べてみると比較的長い冠毛があった。ノコンギクは筒状花にも舌状花にも長い冠毛があるので大丈夫だろう、ホッ。