せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

スダジイとドングリ

2010-10-25 | 日記
奄美大島では記録的豪雨により死者3人を出したと報じている。突然襲いかかる天変地異や災難の前に無力な者はただ為すすべもなすく悲しみを募らせるのみ。ある熟練看護師が嘔吐患者の吐物を処理しながら「便臭は慣れたけどこの吐物の匂いだけは何年たってもだめ」とつぶやくのを聞いてふと子どものある出来事を思い出した。小学校4年の夏、九州から北海道に転校したその直後のことだった。午後の授業の最中に真後ろに座っていた子が突然嘔吐しその吐物をすべて頭から浴びせられて吐物まみれになてしまった。顔は洗って髪は拭いても臭いは残るし吐物は下着までしみ込んでいる。授業が終わり下校。汚れた服のまま帰る途中ただ悲しくて悲しくて涙が流れた。自分の力ではどうしようもないと知ったときに悲しみがくる。


10/23は朝から気持ちがいい天気なので大学近くの児童公園を歩いた。まぶしい朝日に照らされてブナ科スダジイが果実をつけている。堅果は円錐状卵形で殻斗は堅果全体を包み成熟すると3裂する。

 
葉は全縁または上半部に波状の鋸歯があるり、裏が銀色の光沢があるのが特徴。

ドングリとはブナ科の木の実を総称したものなのでスダジイの果実もドングリの一つ。いろんなドングリを拾ってみたい。
 
殻斗に横縞があるものの代表はシラカシ。殻斗がうろこ状のものの代表はコナラ。大仏の頭のようだ。

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