せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ジュズダマ

2010-08-13 | 日記

運動公園裏の観察池周辺には昔懐かしいイネ科ジュズダマが群生している。葉腋に数個の花序がつく。雄小穂と雌小穂があり、苞葉が変形した陶器質のつぼ型の苞鞘に納まった雌小穂群と苞鞘から突き出した雄小穂群で1つの花序ができている。この苞鞘で数珠を作ったことがジュズダマの名前の由来。

 
茎には白い粉?がいっぱいついているけど、何なのかわからない。

先月まで数ヶ月間右肩の痛みで苦しんだ。特に夜間の痛みがつらかったから眠れるようになった今、普通でいられることがどんなに幸せかを感じる。痛みがひどかった時に和漢診療科の教授に薏苡仁湯(よくいにんとう)の服用を勧められた。その中の薏苡仁はハトムギの種子を日干しにしたもので消炎、利尿、鎮痛に利用される。ハトムギはジュズダマと似ているが、苞鞘は柔らかく手でむくことができるらしい。

アサマイチモンジとクサコアカソ

2010-08-13 | 日記

イチモンジチョウ?と思ったけどどうも違うようだ。前翅の白紋の柄を写真でじっと見て、アサマイチモンジであることがわかった。アサマイチモンジとイチモンジチョウは非常によく似ていている。

このチョウがとまっているクサコアカソはイラクサ科 ( カラムシ属 )の多年草でコアカソと似ているから紛らわしい。茎も葉柄も赤いけれどコアカソは低木である点と葉の鋸歯の数が少ない点が違う。

コナラとクヌギ

2010-08-13 | 日記
この辺では雑木林に入ると、コナラとクヌギがどこにでも見られる。樹皮の違いで一目了然。樹木を勉強し始めたころはその違いが分からなくて歯痒かった。知らないということは、見えているのに見えないということだ。


コナラの樹皮は特徴的で、縦に不規則な裂け目があり、その裂け目の間に白い樹皮が残っているからすぐにわかる。


一方クヌギは樹皮が黒っぽくて、コナラのような白い樹皮が残っておらず、不規則に深く割れる。


コナラの果実。大仏の頭の様な殻斗がかぶっている。


クヌギの果実。まだ鱗片の付いた殻斗に包まれていて堅果がみえない。

最近の樹木の果実

2010-08-13 | 日記
糖尿病の患者の一人が自分の食欲について説明してくれた。彼は歯科技工士で独立して仕事をしている。仕事が忙しくて睡眠もとれないときにはストレスがたまり、唯一の楽しみは食事となり過食になる。しかし夏の暑い今の時期は仕事が暇で自分の好きなことをする時間がとれて食事を忘れることもあるという。精神の安定を保つためには緊張とリラックスがバランスよく必要であって、食事は時間のないときの最後の心の楽しみになっている。そんな状態にあるときに食事を制限せよということは精神状態を悪化させるかもしれない。食事に最後の救いを求めることの理由が少し理解できるような気がした。


クリ

畑の片隅に植えてあるクリ。果実がだんだん大きくなってきた。


ヤマボウシ

公園ではヤマボウシが面白い形の果実上向きにたくさん並んでいた。

ヤマボウシの果実。


ウワミズサクラ

ウワミズサクラの赤い果実もなんかおいしそう。

食べてみたらまず~い、美味しくないからやめた方がいい。


クロモジ

クロモジの黒い果実。地味で玄人好みの感じ。

葉の裏には毛がある。


ヤブデマリ

ヤブデマリはもう赤くて山の中では目立つなあ。

ガマズミと似ているけど葉が違う。


ヤマウルシ
 
ヤマウルシの果実はシマシマの模様が美しい。右は冬芽。

葉はハゼノキと同じく羽状複葉。小葉の形が少し違う。